扇風機をつけっぱなしにすると電気代はいくら?24時間・1か月の目安と節約方法

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扇風機をつけっぱなしにすると電気代はいくら?24時間・1か月の目安と節約方法

扇風機をつけっぱなしにした電気代は、消費電力30Wなら24時間で約22円、毎日24時間を30日続けると約670円です。これは電気料金単価を31円/kWhとして、30Wで一定運転した場合の試算。どの扇風機でも同じ金額になるわけではありません。

僕が家計目線でまず見たいのは、「何時間使うか」と「その風量で何W使うか」の2つです。電気代だけを理由に暑さを我慢せず、自宅の条件に近い金額をつかんで、不要な運転を減らすところから考えましょう。就寝中の使い方や、古い扇風機の点検もあわせて説明します。

この記事のポイント
  • 30W・31円/kWhなら24時間で約22円の試算
  • 風量・使用時間・単価による電気代の違い
  • DC機への買い替え費用と使用時間の比較
  • 就寝中の室温管理と古い扇風機の点検
目次

扇風機をつけっぱなしにした電気代の目安と計算方法

一晩・24時間・1か月でいくらかかる?

一晩・24時間・1か月でいくらかかる?

まずは時間別の目安です。下の表は、消費電力を仮に10W・20W・30W・40Wと置いた計算例で、特定製品の実測値や、扇風機全体の最小・最大を示したものではありません。単価は31円/kWh、1か月は30日として計算しています。

仮定した消費電力1時間一晩8時間24時間毎日8時間×30日毎日24時間×30日
10W0.31円2.48円7.44円74.40円223.20円
20W0.62円4.96円14.88円148.80円446.40円
30W0.93円7.44円22.32円223.20円669.60円
40W1.24円9.92円29.76円297.60円892.80円

30Wの例なら、一晩8時間だけ使う場合は約7円です。それを30日続けた約223円と、朝も昼も含めて24時間運転した約670円では、同じ「1か月つけっぱなし」でも差があります。月額を見るときは、1日当たりの運転時間までセットで読むのが大切です。

なお、24時間の欄は費用を比較するための計算です。どの機種でも24時間の連続運転ができる、または安全に使えるという保証ではありません。電気代の計算とは別に、使用中の異常や長期使用による劣化にも目を向ける必要があります。

自宅の扇風機の電気代を計算する方法

計算に使う消費電力は、機器を動かすときに使う電力で、単位はW(ワット)です。カタログや取扱説明書の「消費電力」を見て、使いたい運転条件に対応する数値を探します。1kWは1,000Wなので、Wの数値を1,000で割ってから使用時間と単価を掛けます。

電気代の目安=消費電力(W)÷1,000×使用時間(時間)×電気料金単価(円/kWh)

30Wで24時間、単価31円/kWhなら、30÷1,000×24×31=22.32円です。毎日同じ使い方をする場合は、さらに使用日数を掛けます。

本記事の31円/kWh(税込)は、全国家庭電気製品公正取引協議会が2022年7月22日に改定した電力料金の目安単価です。2026年9月の同協議会の案内でも、この単価が示されています。全国の家庭に一律で適用される契約料金ではなく、家電の電気代を比べるための目安と考えてください。

家電公取協のFAQで説明されています。

自宅に近い試算をしたい場合は、契約している電力会社・料金メニューの単価に置き換えます。ただし、電力量料金単価だけで計算した金額と請求額全体は同じではありません。関西電力の計算例でも、電力量料金の試算には最低料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まないと明記されています。

弱・強で電気代は変わる?最小消費電力の読み方

弱・強で電気代は変わる?最小消費電力の読み方

扇風機は風量が強くなるほど消費電力が増えるため、必要以上に強くしなければ電気代を抑えられます。ただし、「弱なら何W、強なら何W」という共通の数値は置けません。中部電力ミライズの解説でも弱運転が節電方法として挙げられていますが、自宅の金額を出すには、その機種の運転条件に合う消費電力が必要です。

例えば、パナソニックの省エネ家電特集には、F-C339Cが1.5W、F-C324Cが21Wという数値があります。条件はどちらも最小風量運転時・首振りオフで、使用条件などによって変わる場合があるとの注記付きです。

1.5Wという数字だけを取り出して、強風や首振り運転でも同じ電気代とは考えないようにしましょう。

同ページの「ワンシーズン約45円」も、F-C339Cを最小風量・首振りオフで1日8時間、120日間使い、31円/kWhで計算した条件付きの金額です。夏の間ずっと24時間使った場合の料金ではありません。安さを示す数字ほど、風量・首振り・1日の時間・日数の4点を一緒に見ると読み違いを防げます。

AC・DCの違いと、買い替えで元が取れるかの考え方

ACとDCは、扇風機に搭載するモーターの種類です。中部電力ミライズの説明では、ACは交流、DCは直流で動く方式。AC機は本体価格が比較的手頃で、DC機は消費電力を抑えやすく、細かな風量調整ができる一方、本体価格は高い傾向があります。

電気代の差を見る例として、先ほどのメーカー記載値を同じ時間で計算してみます。これは各機種の最小風量・首振りオフという条件での比較で、同じ風の強さや同じ涼しさを保証する比較ではありません。

メーカー記載の対象機種・条件消費電力毎日8時間×30日毎日24時間×30日
F-C339C/最小風量・首振りオフ1.5W11.16円33.48円
F-C324C/最小風量・首振りオフ21W156.24円468.72円
上記条件での電気代の差145.08円435.24円

単価31円/kWh、各消費電力が一定として試算。使用条件などにより変わる場合があります。

長時間使うほど、消費電力の差が料金に表れます。一方、毎日8時間の例では30日間の差は約145円。本体価格が高い機種へ買い替える費用を、短期間で回収できるとは限りません。「購入価格の差÷同じ期間の電気代の差」で必要な使用期間を考え、夏だけ使うなら年間を通して使う前提にしないことが大切です。

僕なら、電気代に加えて、細かく風量を選びたいか、本体の購入費をどこまで出せるかも見ます。今の機種を短時間しか使わないなら、まず不要な運転を減らす方法があります。買い替え時期ならDC機も候補になりますが、「DCだから必ず総額で得」とは決めつけず、実際に使う風量と時間で比べたいところです。

扇風機のつけっぱなしで電気代を抑える使い方と注意点

節約は不要な運転時間を減らすところから

本体を買い替えずにできるのは、使う必要がない時間を減らすことです。中部電力ミライズも、不要なときの電源オフや、状況に合わせたタイマーの活用を紹介しています。毎日何時間も使う家庭では、風量だけでなく、部屋を離れた後も回し続けていないかを見直す余地があります。

例えば、30Wの扇風機で不要な運転を1日4時間減らすと、単価31円/kWhで1日3.72円、30日では111.60円の差です。大きな金額ではなくても、新しい家電を買わずに減らせる分。ただし、この試算は同じ30Wでの運転時間だけを減らす場合で、必要な暑さ対策までやめる提案ではありません。

タイマーを使うかどうかは、停止した後もその部屋で涼しさが必要かで考えます。「電気代が気になるから就寝後は必ず切る」と一律に決めるのは避けましょう。夜間は冷房のタイマーが切れた後に室温が非常に高くなる場合もあり、使用時間の短縮と室温管理は分けて考える必要があります。

エアコンとの併用は、合計の電気代で考える

エアコンとの併用は、合計の電気代で考える

扇風機の料金が小さくても、それだけでエアコンを使わなくてよいとは判断できません。アイリスオーヤマは、風によって肌の汗の蒸発が促され、体の熱が奪われることを、涼しく感じる理由の一つとして説明しています。体感の涼しさだけで室内の暑さ対策が十分かを決めず、室温も見ることが大切です。

エアコンを使う部屋では、扇風機で空気を循環させる使い方があります。東京都の熱中症対策ポータルは、冷たい空気は下、暖かい空気は上に行くため、空気を循環させると効率的に部屋全体が涼しくなり、省エネ効果が期待できるとしています。また、併用すると同じ温度でもより涼しく感じられると案内しています。

家計として見るべきなのは、扇風機単体の安さではなく、エアコンと合わせた金額です。扇風機を追加した分の電気代はかかるので、それ以上にエアコン側の消費電力を減らせた場合に、合計の節約になります。併用しただけで必ず安くなる、毎月決まった額が浮く、とは言い切れません。

風を足すことで快適に過ごせるなら、冷房を必要以上に低い設定にしない方向で調整します。パナソニックも、扇風機との併用で体感温度を下げる使い方を紹介しています。設定温度だけを節約の目標にせず、実際の室温と体調を見ながら使うのが基本です。

寝るときは電気代より室温と風の当たり方を優先

就寝中に使う場合も、一晩の電気代だけで運転・停止を決めないようにしましょう。厚生労働省は、屋内での熱中症予防としてエアコン等による温度調節と、こまめな室温確認を挙げています。東京都も夜間のエアコン停止後に室温が非常に高くなる場合があると注意しています。

暑い夜に、節約のため扇風機だけで我慢することは勧められません。

風が同じ場所に当たり続けることにも注意します。アイリスオーヤマは、首振りやリズム風を活用して、長時間同じ場所に風が当たらないよう案内しています。風が気になる場合には、東京都が紹介する、壁や天井に向けて跳ね返った気流を利用する方法もあります。

電気代を比べるための「首振りオフ」の条件を、そのまま就寝時の推奨設定にしないでください。

特に子どもや高齢者のいる家庭では、本人の「暑くない」という感覚だけに頼らない配慮が必要です。厚生労働省は、子どもは体温調節能力が十分に発達していないこと、高齢者は暑さや水分不足への感覚機能などが低下していることを説明しています。温湿度計で室内の状態を確かめ、涼しい環境を保つことを優先しましょう。

古い扇風機は異音・異臭・発熱を見逃さない

古い扇風機は異音・異臭・発熱を見逃さない

長時間使う前には、本体の状態も点検したいところです。NITEは2026年6月の注意喚起で、長期使用による部品の劣化や内部配線の断線などから、扇風機の火災に至ったと考えられる事例を紹介しています。「電気代が安い」「羽根がまだ回る」ことだけでは、使い続ける判断はできません。

  • スイッチを入れても羽根が回らない
  • 電源コードに触れると急に回転したり止まったりする
  • 羽根の回転が異常に遅い、または安定しない
  • 回転中に異音や振動がある
  • 首振りの動作が不規則、または異音がする
  • モーター部分が異常に熱い、焦げ臭いにおいがする

これらはNITEが挙げる点検項目です。異常がある場合は直ちに使用を中止し、電源を切ってプラグを抜き、購入店または製造・輸入事業者の修理窓口へ相談してください。風量を下げたり、短時間だけ使ったりして様子を見るのではなく、使用を止めることが案内されています。

2009年4月以降に製造または輸入された扇風機には、設計上の標準使用期間が表示されており、NITEは買い替えの目安とするよう呼びかけています。特に古い扇風機は、使用しないときに電源プラグを抜くことも大切です。

省エネ目的の買い替えは費用差で考えられますが、異常がある機器を使い続けるかどうかは、節約額とは別の判断になります。NITEの点検案内も参考にしてください。

扇風機をつけっぱなしにした電気代と使い方のまとめ

この記事のまとめです。

  • 30W・31円/kWhなら一晩8時間で7.44円、24時間で22.32円の試算です。
  • 同じ30Wでも、30日間の電気代は毎日8時間で223.20円、毎日24時間で669.60円です。
  • 電気代の目安は「W÷1,000×使用時間×電気料金単価」で計算できます。
  • 31円/kWhは目安単価であり、実際の料金は契約先や料金メニューなどで異なります。
  • 最小消費電力の表示は、風量や首振りなどの条件も一緒に読む必要があります。
  • DC機への買い替えは、使う風量・時間による電気代の差と本体価格の差で判断します。
  • 不要な30Wの運転を1日4時間減らすと、31円/kWhで30日間111.60円の差になります。
  • エアコンとの併用は省エネ効果が期待できますが、合計の電気代が必ず下がるとは限りません。
  • 就寝中は電気代だけで停止を決めず、室温管理と風が同じ場所に当たり続けない配慮を優先します。
  • 異音・異臭・異常な発熱などがあれば使用を止め、電源を切ってプラグを抜き、修理窓口へ相談します。
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この記事を書いた人

太陽光発電付きのオール電化の戸建住宅を購入し、光熱費ほぼ0円を実現しました。

日々の暮らしで実践したこと、調べてたことをみなさんと共有します。

料理とお酒が大好きな40代。

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