カブアンドの電気代は安い?高くなる条件と株引換券の還元を比較

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カブアンドの電気代は安い?高くなる条件と株引換券の還元を比較

カブアンドにすると電気代は安くなるのか、それとも株がもらえる分だけ高いのか。家計目線では、まず毎月支払う電気料金を比べ、その後に株引換券の還元を考えると判断しやすくなります。

KABU&でんきは地域の電力会社とほぼ同水準の料金を案内していますが、燃料費調整の上限や現在の割引によっては、乗り換え後に高くなる場合があります。

僕なら「株がもらえるからお得」と決めず、今のプラン名と利用明細を並べて検討します。この記事では2026年9月17日時点の公式案内をもとに、料金の比較条件、オール電化の選び方、還元と会員費の関係を整理します。

この記事のポイント
  • 基本単価だけでなく燃料費調整を含めた総額比較
  • オール電化の既存割引とプラン変更条件
  • 株引換券の還元対象と有料会員費の区別
  • 請求の利用期間と乗り換え手続きの確認
目次

カブアンドの電気代は安い?料金と高くなる条件

地域の電力会社とほぼ同水準でも、今の契約より安いとは限らない

地域の電力会社とほぼ同水準でも、今の契約より安いとは限らない

KABU&でんきは、電気料金の大幅な値下げを前提に選ぶサービスではありません。公式の比較条件では、地域の電力会社の従量電灯プランと基本料金が同じで、電力量料金は1kWhあたり1銭以上安いとされています。ただし、これは比較対象を定めた説明です。

現在利用している別の料金プランまで、必ず下回るという意味ではありません。

特に大切なのは、基本料金と電力量料金だけで結論を出さないことです。公式にも、燃料費調整単価の上限の違いや、オール電化向けプランの割引によって高くなるケースが示されています。「単価が少し安い」という利点と、「請求総額が安い」という結果は分けて考える必要があります。

現在の契約・希望比較で重視すること判断の方向性
地域の電力会社の従量電灯基本料金・電力量料金に加え、燃料費調整額単価差だけでなく総額を比べる
割引のあるオール電化プラン時間帯別料金と現在の割引割引を失う影響を含める
新規受付が終了したオール電化プラン現在の契約条件と乗り換え後の料金高くなる可能性を先に検討する
株引換券を貯めたい電気料金と還元の利用方法支払額に納得できるかを先に決める

電気代の節約が第一なら、還元を差し引かない支払額が判断の出発点です。その金額に納得できて、株引換券も貯めたい人には検討の余地があります。一方、今の割引を含めると支払いが増える人は、株への期待だけで乗り換えを決めないほうが家計の見通しを立てやすいでしょう。

料金は地域・契約容量・使用量をそろえて比較する

電気料金を比べるときは、お住まいの電力エリアと契約内容をそろえましょう。KABU&でんきの単価はエリアごとに異なります。公式の計算方法には、契約メニューに応じた基本料金または最低料金、使用量に応じた電力量料金、燃料費調整、再生可能エネルギー発電促進賦課金が示されています。

最低料金には一定の電力量料金が含まれます。

一般家庭向けプランは、北海道・東北・東京・中部・北陸・九州電力エリアでは従量電灯B相当、関西・中国・四国電力エリアでは従量電灯A相当です。6kVA以上プランは、前者のエリアでは従量電灯C相当、後者では従量電灯B相当となります。

同じ「従量電灯B」という名前でもエリアで位置づけが異なるため、プラン名だけで比較しないのがポイントです。

比較に使う明細からは、電力エリア、契約アンペアや容量、使用量、料金の対象期間を拾います。その条件に対応する公式料金ページで、基本料金と電力量料金を照合する流れです。燃料費調整額も同じ対象月でそろえれば、使用量の違いと料金条件の違いを混同しにくくなります。

なお、KABU&でんきとKABU&ガスのセットプランはありません。「電気とガスをまとめればセット料金になる」という前提では見積もらないようにしましょう。また、電気を使わない場合も料金が発生するため、使用量が少ない月ほど、使用量にかかわらずかかる部分も比較に残す必要があります。

燃料費調整単価に上限がなく、高騰時は割高になる場合がある

燃料費調整単価に上限がなく、高騰時は割高になる場合がある

KABU&でんきの料金で外せないのが、燃料費調整単価に上限がないという条件です。燃料費調整制度は、発電に必要な原油・LNG・石炭の仕入れ価格や為替の変動などを電気料金に反映する仕組みです。電力量料金の単価表とは別に、比較する必要があります。

公式が比較対象としている地域の電力会社の従量電灯には、燃料費調整単価の上限があります。燃料価格が高騰し、その上限に達した場合には、上限のないKABU&でんきの電気料金のほうが高くなると案内されています。基本料金が同じで電力量料金が少し安くても、それだけでは割高になる可能性を打ち消せません。

ただし、「上限がないからいつでも高い」と決めつけるのも適切ではありません。公式が示しているのは、燃料価格が高騰して比較先の上限に達した場合の条件です。検討する月の金額は、地域と対象月を合わせて見る必要があります。

公式ページにある「2025年12月時点の関西電力エリア」の注意書きも、2026年9月の状況をそのまま示すものではありません。

月ごとの確認先は公式の燃料費調整等の案内にまとまっています。東京電力エリアと、それ以外のエリアでは案内先が分かれています。僕なら乗り換え時の総額に加え、比較先には上限があるのかも判断材料にします。目先の差額だけでなく、料金が上がる局面の条件まで把握しておきたいからです。

オール電化向けプランはあるが、既存の割引を失うと高くなる

オール電化住宅でも、KABU&でんきのオール電化向けプランを検討できます。公式FAQでは、深夜の時間帯の電力量料金単価が安価なプランとして案内されています。そのため、「カブアンドにはオール電化向けプランがない」という情報を前提に判断する必要はありません。

ただし、専用プランがあることと、今より安くなることは別です。公式は、関西電力・四国電力のオール電化向けプランで割引を適用中の場合、KABU&でんきへ切り替えると高くなることがあると説明しています。

また、新規受付が終了している地域の電力会社のオール電化向けプラン等からの乗り換えも、高くなる場合があります。

比較では、昼夜などの時間帯別料金と、現在適用されている割引を一緒に並べるのが大切です。月間の総使用量だけでなく、現在のプランがどの時間帯を安く設定しているかも見比べます。割引のある契約を使っているなら、その割引込みの支払額が比較の基準です。

すでにKABU&でんきを使っている場合、プラン変更はマイページの「各種手続き」から行えます。ただし、プラン変更の公式FAQでは、一度変更すると1年間は変更できないとされています。手続き完了には1週間ほどかかり、完了後の初回検針日から適用されます。

検針日をまたぐと翌月の検針日からになるため、翌日から料金が変わるつもりで申し込まないようにしましょう。

カブアンドの電気代と株引換券を分けて、乗り換えを判断する

株引換券は1〜4%還元でも、請求総額の自動値引きではない

KABU&でんきの株引換券の還元率は、通常会員が1%、プラス会員が2%、プレミアム会員が4%です。ただし、計算対象は請求総額そのものではありません。政府補助金などを適用した後の利用料金から、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いた金額が対象になります。

株引換券は、株を受け取るための電子チケットのようなもので、公式では1枚1円の価値があると説明されています。株に交換するには別途手続きが必要です。各サービス料金の割引に使える割引券へ交換する選択肢もありますが、株引換券が付くことを、その月の電気料金が自動で1〜4%下がることと同じには扱えません。

また、受け取る株は未公開株です。公式では原則として売却できず、例外的な売却には所定の手続きが必要とされています。上場も確約されていません。発行価格は将来の売却価格を保証するものではないため、「株引換券の相当額だけ現金が戻る」と家計に織り込むのは避けたいところです。

表示されている株数にも時点の条件があります。第3期募集の発行価格は1株8円でしたが、その株引換の申し込みは2026年5月29日に終了しています。今後も同じ枚数で同じ株数を受け取れるとは限りません。

家計比較では、まず対象金額と還元率で株引換券の規模を捉え、株数や将来価値は確定した節約額と分けて考えるのがよいでしょう。

有料会員は還元率より「追加でもらえる分」と会員費を比べる

有料会員は還元率より「追加でもらえる分」と会員費を比べる

電気の還元を増やすためだけに有料会員を選ぶなら、通常会員でもらえる分を除いた「追加分」と会員費を比べましょう。KABU&プラスは月額500円(税込)、KABU&PREMIUMは月額プランが2,500円(税込)、年間プランが30,000円(税込)です。

還元率が高くても、そのための支出が増える点は見逃せません。

会員区分でんきの株引換券還元率有料プランの会員費(税込)通常会員から増える還元率
通常会員1%
プラス会員2%月額500円1ポイント
プレミアム会員4%月額2,500円、または年額30,000円3ポイント

例えば、政府補助金等の適用後で再エネ賦課金を除いた還元対象額を、月10,000円と仮定します。株引換券の相当額は通常会員100円分、プラス会員200円分、プレミアム会員400円分です。通常会員に対する追加分は、それぞれ100円分と300円分。

この例では、電気の追加還元だけでは各月額会員費に届きません。

有料会員にはアンケート回答による株引換券などの特典もあり、電気の還元だけが目的とは限りません。それでも、電気代の節約が目的なら、まず電気だけで増える還元と会員費を比較するのが出発点です。他のサービスや特典にも価値を感じる場合に、その分を別に検討すると判断がぶれにくくなります。

上の例も株引換券の相当額の比較であり、現金収益の試算ではありません。

電気代が高いと感じたら、利用期間と料金の内訳を分けて見る

乗り換え後の請求が高いと感じても、引き落とされた月の金額だけでは原因を判断できません。KABU&でんきは当月利用分が翌月または翌々月に請求されます。まず、マイページの「利用料金」で、どの期間に使った電気の請求なのかをそろえることが先です。

料金は毎月15日頃にマイページへ表示され、確定後にメールで案内されます。クレジットカードは通知当月の20日が請求日で、実際の引き落とし日はカード会社によって異なります。口座振替は通知翌月の27日で、土日祝日に当たる場合は翌営業日です。

銀行やカードの明細の日付と、電気を使った期間を取り違えないようにしましょう。

  1. 今回と比較対象の料金算定期間をそろえる
  2. 契約プラン・契約容量と使用量を比べる
  3. 基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金を分ける
  4. オール電化では、時間帯別料金と以前の割引条件も比べる

この順に見ると、使用量の差なのか、料金条件の差なのかを整理できます。プランが生活の使い方に合っていなければ変更を検討し、燃料費調整や以前の割引との差が大きければ、その条件を含めて他社との比較に戻ります。「高かった」という総額の印象だけで、燃料費調整が原因だと決めつけないことが大切です。

乗り換え・解約の費用と、引っ越し時の手続きを区別する

乗り換え・解約の費用と、引っ越し時の手続きを区別する

料金条件に納得できたら、供給対象と手続きを確認します。KABU&でんきは、沖縄電力エリア全域、離島、マンション一括受電が供給対象外です。対象の住まいでも、株引換券だけで決めず、前の節までの総額比較を終えてから申し込むと判断しやすくなります。

KABU&でんき側には、申し込み時と解約時の手数料はありません。乗り換えの申し込みには、現在の電力会社の検針票またはマイページを用意し、お客様番号(契約番号)と供給地点特定番号を使います。公式の切り替えガイドでは、WEB申し込み後、手続きが完了すると供給開始予定日がメールで案内される流れです。

将来KABU&でんきから別の電力会社へ切り替える場合は、現住所のままか、引っ越すかで手続きが異なります。現住所で他社に切り替えるなら、新しい電力会社への申し込みで解約手続きが行われるため、KABU&でんきへの解約連絡は不要です。

一方、引っ越し先で他社を使うなら、KABU&でんきの解約手続きが必要になります。

引っ越し先でも継続利用する場合も、マイページの各種手続きから申し込みます。現住所の利用停止は全エリアで5営業日前まで、新住所の利用開始は東京電力エリアで5営業日前まで、その他のエリアでは7営業日前までが案内されています。

「他社への切り替えなら解約連絡不要」という説明を、引っ越しによる利用停止にまで当てはめないようにしましょう。

カブアンドの電気代と乗り換え判断のまとめ

この記事のまとめです。

  • KABU&でんきは地域の電力会社とほぼ同水準の料金でも、今の契約より安いとは限らない
  • 電力エリア・契約容量・使用量・対象月をそろえて総額を比較する
  • 燃料費調整単価に上限がなく、比較先の従量電灯が上限に達すると割高になる場合がある
  • オール電化向けプランはあるが、既存の割引や受付終了プランからの乗り換えでは高くなる場合がある
  • KABU&でんきのプランを一度変更すると、1年間は変更できない
  • 株引換券は通常1%、プラス2%、プレミアム4%で、政府補助金等の適用後・再エネ賦課金を除いた利用料金が対象
  • 株引換券は自動値引きではなく、未公開株の将来の売却額も保証されない
  • 有料会員は通常会員に対する追加還元と会員費を比べる
  • 高い請求は、引き落とし月だけでなく利用期間と料金の内訳から確認する
  • KABU&でんき側の申込・解約手数料はなく、他社への切り替えと引っ越しでは解約手続きが異なる
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