3人家族の電気代は平均いくら?月2万円の見方と無理なく見直す方法

当ページのリンクには広告が含まれています。
3人家族の電気代は平均いくら?月2万円の見方と無理なく見直す方法

3人家族の電気代の目安は、2025年の平均で月13,915円です。総務省の家計調査を参考に集計した新電力ネットでは、2025年7月〜2026年6月の12か月平均を月13,313円としています。「平均はいくら?」への答えは、どの期間を比べるかで少し変わります。

月2万円の請求なら、この平均より高い金額です。ただし、冬の暖房やオール電化まで含めて考えると、金額だけで使いすぎとは判断できません。僕が家計の見直しでまず押さえたいのは、平均との差に加えて、使った電気の量と契約の中身。

ここでは比較の条件をそろえてから、冷暖房・冷蔵庫・料金プランの順に見直し方を説明します。

この記事のポイント
  • 2025年の3人家族の平均は月13,915円
  • 月2万円を判断するための季節・住宅・使用量の比較
  • オール電化で必要な光熱費全体の比較
  • 冷暖房・冷蔵庫・契約の具体的な見直し方
目次

3人家族の電気代はいくら?平均と高いかどうかの判断

2025年の平均は月13,915円、比較する期間をそろえる

2025年の平均は月13,915円、比較する期間をそろえる

新電力ネットの3人家族向け集計では、2025年の月平均電気代は13,915円です。2026年8月25日更新の同ページに掲載された、家計調査を参考に集計・計算した値になります。家計簿の予算を考える際には、まずこの金額を年間を通した比較の目安にできます。

集計期間3人家族の月平均電気代比較するときの位置づけ
2025年1〜12月13,915円2025年の年間を通した目安
2025年7月〜2026年6月13,313円掲載されている直近12か月の目安

出典:新電力ネット。どちらも1か月当たりの平均額です。

この2つは集計期間が重なる数字なので、別々の年の成績のようには比べません。また、13,313円を「2026年の年間平均」と読むのも違います。自宅の2025年の支出を振り返るなら2025年平均、最近の支出感覚をつかむなら掲載された12か月平均、という使い方が自然です。

平均額を毎月の上限にする必要もありません。同じ集計には月ごとの上下があります。予算を一律に置くとしても、請求額を評価するときは「年間ではどうか」「その月としてどうか」を分けましょう。冬の1か月だけを取り出して、年間平均との差をすべて節約できる金額と考えないことが大切です。

月2万円は平均より高め。ただし夏冬は同じ時期と比べる

月2万円は、2025年平均だけでなく、下表の各月の平均も上回ります。それでも、冬と冷暖房の使用が少ない時期では、平均との差の受け止め方が変わります。新電力ネットの2025年7月〜2026年6月の集計では、2月・3月が高く、6月は低い金額です。

年月3人家族の平均電気代
2025年7月11,319円
2025年8月12,936円
2025年9月14,398円
2025年10月14,201円
2025年11月11,831円
2025年12月11,680円
2026年1月14,897円
2026年2月16,443円
2026年3月15,997円
2026年4月13,599円
2026年5月11,265円
2026年6月10,588円

出典:新電力ネットの月別集計。

たとえば2月に2万円だった家庭と、6月に2万円だった家庭では、比べる平均額が異なります。まず該当する月を見て、そのうえで自宅の過去の同じ時期の使用量も並べてみましょう。金額が高かった月だけでなく、電気を多く使った月がいつなのかを確かめるのが次の一歩です。

電気使用量の目安は、住宅の種類と季節で異なる

電気使用量の目安は、住宅の種類と季節で異なる

請求額と一緒に見たいのが、検針票などに載る使用量の「kWh」です。キロワットアワーと読み、使った電気の量を表します。料金そのものではないので、「いくら払ったか」と「どれだけ使ったか」を分けて見られます。

3人世帯の住宅区分5月・中間期8月・冷房期1月・暖房期
戸建住宅314kWh430kWh530kWh
集合住宅261kWh369kWh402kWh

出典:関西電力「一般家庭の電気使用量」。掲載表では調査年が示されていないため、2025年・2026年の最新全国平均としては扱わず、住宅・季節による違いの参考値とします。

この表の3人世帯では、戸建住宅の値が集合住宅より大きくなっています。同じ3人暮らしでも「毎月このkWhに収める」という基準を一つに決めるより、住宅区分と時期を合わせて比較するほうが妥当です。表の使用量に達したから使いすぎ、という境界線ではありません。

暮らし方も振り返ってみてください。関西電力は、家族が別々の部屋で過ごすと、それぞれの照明・冷暖房・テレビを使うため消費電力が増えると説明しています。前年より個室を使う時間が増えたなら、その変化も比較に入れたいところ。人数が同じでも、同時に使う部屋や家電まで同じとは限りません。

オール電化は電気代だけでなく光熱費全体で比べる

オール電化で月2万円かかっている場合、ガス併用家庭の電気代だけとの比較では家計負担を判断できません。

ガスを使わないオール電化ではガス代がかからないため、併用家庭側の電気・ガス・その他の光熱費を含めた比較が必要です。

関西電力のオール電化世帯向け記事には、3人暮らしの電気料金として月14,835円が掲載されています。ただし、これは現在の全国平均ではありません。同社のオール電化プランを利用する「はぴeみる電」会員の2020〜2021年の年間使用量の平均値をもとに、「はぴeタイムR」の料金単価を適用した参考値です。

燃料・原料費調整額は含まれていません。

この14,835円と、先ほどの2025年平均13,915円は、時期も算出条件も違います。差額をオール電化にした場合の値上がり額や節約額に置き換えることはできません。今の住まいの負担を振り返るなら自宅の光熱費全体を、契約を変えるなら現在の使用量で試算した料金を比べましょう。

3人家族の電気代を見直す方法|使用量・家電・契約の順に確認

使用量が増えたのか、料金の条件が変わったのかを分ける

電気代が上がっても、すべてが使用量の増加によるものとは限りません。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bでは、基本料金と電力量料金に加え、燃料価格に応じた調整や再生可能エネルギー発電促進賦課金が料金に関わります。使用量が同じでも、燃料費調整の条件が変われば支払額は変わり得ます。

確認する項目東京電力・従量電灯Bでの見方
基本料金契約アンペアによって金額が異なる
電力量料金使用量を3段階に分け、それぞれの単価を適用する
燃料費調整額燃料価格の変動に応じて加算または差し引きする
再生可能エネルギー発電促進賦課金電気料金の算定時に加算する

これは従量電灯Bの料金構成です。契約先・プランが異なる場合は、その料金表で照合します。

従量電灯Bの電力量料金は、最初の120kWhまで、120kWhを超え300kWhまで、300kWhを超える部分の3段階です。使用量が300kWhを超えたからといって、使った全量に第3段階の単価を掛けるわけではありません。

料金を見直すときは、単価を一つだけ拾うより、使用量全体に対する料金で比較する必要があります。東京電力の料金表で区分と脚注を確認できます。

自宅の明細では、まず過去の同じ時期とkWhを並べ、次に料金内訳を見ます。使用量が増えていれば家電や部屋の使い方を振り返り、使用量があまり変わっていなければ料金単価や調整額に目を向ける、という順番です。両方が変わっている場合は、一方だけを原因に決めつけずに見ていきましょう。

冷暖房は窓まわりとフィルターから見直す

冷暖房は窓まわりとフィルターから見直す

冷暖房の使用量が気になるときは、まず窓からの日差しや空気の出入りを見直します。資源エネルギー庁は、冷房時にはカーテンやすだれなどで日差しを遮り、ドア・窓の開閉を少なくする工夫を紹介しています。暖房時には厚手で床まで届くカーテンを使い、扇風機で暖まった空気を循環させる方法を挙げています。

暖房時も適宜換気することが前提です。

あわせて、フィルターの汚れと室外機の吹出口を見ます。同庁の案内ではフィルター清掃は月1〜2回が目安。室外機の吹出口に物を置くと冷暖房の効果が下がるため、塞がないようにします。設定温度を変える前にも取り組める項目です。

冷房の温度調整は、無理のない範囲で行います。資源エネルギー庁の省エネ例は、外気温31℃、エアコン2.2kW、1日9時間使用という条件で、冷房設定を27℃から1℃上げる比較です。このように省エネ効果には機器・外気温・使用時間の条件があるため、「3人家族なら同じ金額が下がる」とは考えません。

自宅で冷やしすぎていないかを見るための参考にします。

なお、フィルター清掃とエアコン内部の洗浄は別の作業です。資源エネルギー庁は、十分な知識がない人による内部洗浄は故障の原因になることがあると注意しています。節電のために自己流で内部洗浄まで広げず、必要な場合は知識のある事業者への依頼を検討します。

詳しくは資源エネルギー庁の空調の省エネ案内にまとめられています。

冷蔵庫は詰め込み・開閉・温度設定を点検する

冷蔵庫で始めたいのは、詰め込みすぎを減らし、無駄な開閉やドアを開けたままの時間を短くすることです。資源エネルギー庁は、この3つをそれぞれ省エネ行動として紹介しています。家族で見直すなら、何を取り出すか決めてから開ける、といった取り組みから始められます。

次に温度設定です。「強」のままなら見直し候補ですが、食品の傷みに注意することが条件になります。同庁の比較例も、周囲温度22℃で設定を「強」から「中」にした場合。季節や食品の状態を無視して、いつでも弱い設定にすればよいという意味ではありません。

省エネ効果の数字を読むときは、比較の出発点にも注目したいところです。詰め込みの例は「詰め込んだ場合」と「半分にした場合」、ドアを開ける時間の例は20秒と10秒の比較です。すでに物が少なく、必要な物を短時間で取り出している家庭まで、同じ改善幅があるわけではありません。

僕なら、まず家族で続けられる開閉の工夫と庫内の整理を選び、温度設定は食品の状態も見ながら判断します。節約額を一律に目標にするより、自宅でまだできていない項目を選ぶ進め方です。資源エネルギー庁のキッチンの省エネ案内では、各対策の比較条件も読めます。

契約アンペアと料金プランは、人数より使い方で選ぶ

契約アンペアと料金プランは、人数より使い方で選ぶ

3人家族という人数だけで、適切な契約アンペアは決まりません。東京電力の説明では、契約アンペアの大きさは同時に使える電気の量を表します。夕食時や夏冬など、1年で最も多くの機器を同時に使う場面を想定するのが選び方のポイントです。毎月の使用量が少ないことと、同時使用に必要な契約の大きさは分けて考えます。

アンペアに応じて基本料金が決まる契約では、必要以上に大きくないかが見直しどころです。ただし東京電力は、アンペアを下げても使用状況によって電力量料金が変わらない場合や増える場合があり、合計額が必ず下がるとは限らないとしています。

また同社は季節的なアンペア変更を受け付けていません。春だけを基準に下げるのではなく、年間の使い方で判断しましょう。

料金プランは、使用量に加えて電気をよく使う時間帯も比較します。東京電力のプラン案内でも、時間帯を気にせず使う家庭と夜間の使用割合が高い家庭を分けています。昼間の在宅が多いのに夜間の安さだけで選ぶなど、生活と合わない比較は避けたいところです。

  • 自宅の使用量・使用時間帯を当てはめた料金と、燃料費調整などを含む算定方法
  • 割引の金額、適用条件、終了する時期
  • 契約期間、更新方法、途中解約の制約や手数料
  • オール電化などで現在のプランを離れる場合、元のプランへの再加入条件

資源エネルギー庁は、セット割をきっかけに切り替えたものの、夜間に多く使う家庭では以前の契約のほうが安く、元のプランにも再加入できなかった相談例を紹介しています。特にオール電化の家庭は、割引の名前だけで決めず、現在の契約と総額で比べることが大切です。

切替え契約時の確認事項を使い、差額と契約条件に納得できた候補を選びましょう。

3人家族の電気代と見直し方のまとめ

この記事のまとめです。

  • 新電力ネットの集計では、3人家族の2025年平均電気代は月13,915円。
  • 2025年7月〜2026年6月の平均は月13,313円。2026年の年間平均とは区別する。
  • 月2万円は掲載した月別平均より高いが、同じ時期の平均と自宅の使用量を合わせて判断する。
  • kWhは使った電気の量。住宅別・季節別の参考値と比べ、調査年不明の表を最新平均として扱わない。
  • オール電化は光熱費全体で比較。関西電力の月14,835円は過去の会員使用量に料金単価を適用した条件付きの参考値。
  • 使用量が同じでも燃料費調整などで支払額は変わり得るため、料金内訳も見る。
  • 冷暖房は窓まわり、フィルター、室外機の吹出口を見直し、冷房の温度調整は無理のない範囲で行う。
  • 冷蔵庫は詰め込みや無駄な開閉を減らす。温度設定の見直しでは食品の傷みに注意する。
  • 契約アンペアは年間で最も多くの機器を同時使用する場面を基準に考え、合計料金の減額を保証しない。
  • プラン変更は使用時間帯・総額・割引期間・解約条件を比較し、現在のプランへの再加入条件も確認する。
参考にした情報
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

太陽光発電付きのオール電化の戸建住宅を購入し、光熱費ほぼ0円を実現しました。

日々の暮らしで実践したこと、調べてたことをみなさんと共有します。

料理とお酒が大好きな40代。

目次