J:COMの電気から東京電力エナジーパートナーへ戻すには、東京電力に切り替えを申し込みます。最初に決めたいのは、戻す先の料金プラン。従量電灯B・Cなどの規制料金プランは電話申込み、スタンダードなどの自由料金プランはWeb申込みが可能です。
特に気をつけたいのが、J:COMへの解約連絡です。従量電灯へ切り替える場合は、東京電力から案内された切替日に合わせて、現在の電力会社に解約手続きを行う必要があります。自由料金プランへの切り替えとは手順が異なるので、「どのプランでも解約連絡は不要」と考えずに進めましょう。
この記事では、東京電力エリアでJ:COMの家庭用コースを個別に契約している方を中心に、2026年10月7日時点の公式案内に沿って説明します。僕も家計の負担は少しでも抑えたいところですが、戻せば必ず安くなるとは限りません。手続きと料金の判断を順番に見ていきます。
- 従量電灯と自由料金プランで異なる申込・解約手順
- J:COMのマイページで確認できる契約情報
- 電気の違約金と長期契約条件の区別
- 料金比較で押さえたい割引と燃料費調整額
jcom(J:COM)の電気を東京電力に戻す手順と申込先
戻す先が従量電灯か自由料金プランかで手続きが分かれる

「以前と同じ東京電力に戻したい」というときは、会社名だけでなく、希望するプラン名まで決めて申し込みます。東京電力の公式FAQでは、従量電灯・低圧電力などを規制料金プラン、スタンダード・プレミアム・スマートライフなどを自由料金プランとして、切り替え方法を分けて案内しています。
| 戻す先 | 東京電力への申込み | 現在の電力会社への解約連絡 |
|---|---|---|
| 従量電灯B・Cなどの規制料金プラン | 電話で申込み | 必要。東京電力が案内する切替日で解約手続き |
| スタンダードなどの自由料金プラン | Webで24時間手続き可能。Webでできない場合は電話 | 不要。東京電力の手続きだけで切替可能 |
以前の契約が従量電灯Bだったなら、電話で「他社から従量電灯Bへ切り替えたい」と伝えるのが具体的です。東京電力も、他社から規制料金プランを希望する場合は、オペレーターへその希望を申し出るよう案内しています。Webで手続きを済ませたい方も、まず希望プランに合う窓口を選びましょう。
J:COMの現在のお客さま番号と供給地点特定番号を用意する
申し込む前に、現在のJ:COM契約を確認します。東京電力が他社からの切り替えに必要としている情報は、次の4項目です。
以前の東京電力の契約書を探すより、いま契約している電力サービスの情報をそろえることから始めましょう。
- 現在の契約のお客さま番号
- 供給地点特定番号
- 契約名義
- 電気を使用している場所の住所
J:COM でんき/J:COM 電力の家庭用コースでは、契約内容・お客様番号・供給地点特定番号をマイページで確認できます。供給地点特定番号は、電気の契約場所を特定する22桁の数字です。紙の検針票は発行していないため、手元に紙がなくてもマイページから確認できます。
このとき、現在のプラン名と契約アンペアも一緒に控えておくと、戻す先の契約や料金を比較できます。J:COMの東京電力エリア向け「a従量B」は東京電力の従量電灯Bに相当するメニューとして案内され、契約アンペアは10A~60Aです。契約中のアンペアは使用明細で確認するよう案内されています。
「J:COM 提携電力」から移行した方は、現在の契約情報を確認しましょう。
2026年8月31日をもってサービス提供を終了すると案内されたのは「J:COM 提携電力」です。公式のお知らせでは「J:COM でんき」への切り替えも案内され、一定の条件に該当する利用者は2026年7月以降の検針日から順次切り替えるとされています。
以前のレターにある番号をそのまま使う前に、現在の契約先・契約情報を確かめてください。
従量電灯B・Cへ戻すなら電話で切替日を決めてから解約する
同じ住所でJ:COMから従量電灯B・Cへ戻す場合は、東京電力の規制料金プランの窓口へ電話します。公式FAQの連絡先は0120-995-001。受付時間は月曜日~土曜日の9時~17時で、休祝日は除きます。カスタマーセンターの案内では、年末年始も受付対象外です。
- J:COMの現在の契約情報を手元に用意する
- 東京電力へ電話し、希望する従量電灯B・Cへの切り替えを申し込む
- 申込み時に案内される「切替日」を控える
- 現在の電力会社へ連絡し、その切替日で解約手続きを行う
順序の要点は、東京電力の切替日を先に確認し、その日に合わせて解約することです。自分で先に解約日を決めるのではなく、東京電力の案内を受けてから現在の契約先へ伝えます。「J:COMを解約したので、あとは東京電力に戻るはず」と待つ手順ではありません。
従量電灯Bは、契約の大きさを原則10~60Aの範囲で決めるプランです。従量電灯Cは6kVA以上の契約として案内されています。いまの契約が容量の大きいコースなら、Bへ戻すと決めつけず、現在の容量と希望を窓口へ伝えましょう。詳しい申込み条件は、東京電力の規制料金プラン切替FAQで確認できます。
自由料金プランへ戻すならWebの「他社からTEPCOへの切替手続き」へ


スタンダードなどの自由料金プランを希望する場合は、東京電力の各種手続きページを開き、「他社からTEPCOへの切替手続き」を選びます。電気だけを戻すなら「電気契約の切替」。電気とガスをまとめて切り替える手続きとは入口が分かれています。
Webは24時間手続き可能です。現在の契約情報を用意して、希望するプランで申し込みます。東京電力の公式FAQによると、自由料金プランへの切り替えは東京電力の手続きだけで完了し、現在契約している電力会社への連絡は不要です。別にJ:COMの電気を先に解約する必要はありません。
Webで手続きできない場合はカスタマーセンターへ連絡します。自由料金プラン側の電話番号は0120-995-113で、受付は月曜日~土曜日の9時~17時、日曜・祝日・年末年始を除きます。インターネット申込みが難しい方にも、電話の相談先があります。
なお、同じ系列の名前でも新規受付状況は異なります。東京電力はスタンダードS/Lの新規申込みを受け付ける一方、スタンダードXの新規受付は停止しており、設備状況によってXを適用する場合があると案内しています。以前の名称だけで選ばず、実際に申し込むプランと適用条件を確かめてください。
jcom(J:COM)の電気を東京電力に戻す前に確認したい費用と注意点
電気の違約金とJ:COMの長期・セット契約の条件を分けて見る
J:COMの公式FAQでは、電気について契約期間の制約はなく、違約金なしでいつでも解約できると案内しています。ただし、他のJ:COMサービスを含む長期契約をしている場合は、個別の契約条件によります。電気の違約金がないことと、セット契約全体に費用や条件変更がないことは、分けて考える必要があります。
テレビやネットなどと一緒に長期契約をしている方は、J:COMへ「電気だけを東京電力へ切り替える場合」の条件を問い合わせましょう。他のサービスも解約する場合と、電気だけを切り替えて継続する場合では、確認する契約内容が異なります。電気のFAQだけで、他サービスの契約解除金まで無料とは判断できません。
東京電力側は、他社から東京電力エナジーパートナーへの切り替えについて、同社から手数料などの費用は発生しないと案内しています。これは東京電力側の切替費用の説明です。J:COM側の個別契約条件まで含めて、すべて無料とする意味ではありません。
切り替えに先立ってJ:COMでアンペアを下げる予定がある方は、容量変更の費用にも注意が必要です。J:COMは、電力開通日や所定の変更日から1年未満の減少変更に3,300円(税込)がかかる場合があると案内しています。サービス開始から1カ月以内の契約電流・容量の変更申出は無料という例外もあります。
この費用は解約違約金ではなく、契約容量を変更する場合の条件です。
戻せば安くなるとは限らない|割引と燃料費調整額を比較する
料金を理由に戻すなら、契約アンペア・使用量・比較する月をそろえて考えます。J:COMの東京電力エリア向けa従量Bには、使用量の段階ごとに電力量料金を割り引く仕組みがあります。従量電灯Bへ戻すと、そのJ:COMの割引はなくなるため、基本料金と電力量料金だけを見れば戻す方が安いとは言えません。
| 比較項目 | J:COM でんき 家庭用コース a従量B | 東京電力の従量電灯B |
|---|---|---|
| 30Aの基本料金 | 月935.25円 | 月935.25円 |
| 最初の120kWhまで | 29.80円/kWhを基準に、この部分を0.5%割引 | 29.80円/kWh |
| 120kWhを超え300kWhまで | 36.40円/kWhを基準に、この部分を1%割引 | 36.40円/kWh |
| 300kWhを超える分 | 40.49円/kWhを基準に、この部分を3%割引 | 40.49円/kWh |
| 燃料費調整額の上限 | 上限なし | 加算される変動単価に上限あり |
表の料金は2026年10月7日時点に公式ページで確認した税込の表示額です。燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を含む請求総額ではありません。また、J:COMの「最大3%割引」は300kWhを超える部分に適用される割引で、請求額全体が3%引きになるという意味ではありません。
判断が変わる要素が、燃料費調整額です。燃料価格に応じて毎月変動し、電気料金に加算または差し引きされる額を指します。J:COMは燃料費調整額に上限がなく、燃料費によっては旧一般電気事業者より割高になる場合があると説明しています。
一方、東京電力の従量電灯などの規制料金プランには、加算される変動単価の上限があります。
ただし、東京電力の自由料金プランにも燃料費調整額の上限はありません。「東京電力に戻す」という会社の選択だけでは、上限のある料金へ変わるとは限らないのです。上限を重視するなら従量電灯を候補にし、実際の料金差は同じ使用量で基本料金・電力量料金・当該月の調整額を含めて比べましょう。
切替日は申込み先で確認する|メーター交換があれば停電の場合も


東京電力へ戻す日を、申込日から一律に何日後と決めることはできません。資源エネルギー庁は、電力会社の具体的な切替日は個別の契約によると説明しています。従量電灯へ戻す場合は東京電力が申込み時に切替日を案内するため、その日付を基準にJ:COMの解約手続きを進めます。
一般的な目安として、資源エネルギー庁が示す標準的な期間は、スマートメーター交換が必要な場合がおよそ2週間、不要な場合がおよそ4日です。これは東京電力の各申込みに対する開通保証ではありません。希望の時期がある方は、申込み先で具体的な切替日を確認してください。
電力会社の切り替えに伴ってスマートメーターへの交換が必要な場合、交換時に停電が発生することがあります。資源エネルギー庁は、メーター交換時の停電の目安を1軒あたり約15分と説明しています。切替当日やメーター交換時の停電・立ち会いの有無は、切替先や地域の電力会社からの案内を確認しましょう。
メーター交換が必要な場合は、地域の電力会社から工事予定日の連絡が入ります。交換そのものは原則無料ですが、交換に伴う工事には費用がかかる場合があります。契約種別や容量も変更したい場合は、切替先に手続きや工事の有無を確認しましょう。工事の連絡が来た際に、停電・立ち会い・費用の条件を確認しましょう。
以前の電化上手や夜間プランへ戻れるとは限らない
東京電力との契約を再開することと、昔のプランに再加入することは別です。特に、以前オール電化向けの「電化上手」を契約していた方は注意してください。電化上手は2016年3月31日に新規加入受付を終了しています。東京電力は、他の料金プランへ変更した後や転居先では、再度加入できないと明示しています。
東京電力のプラン一覧では、「おトクなナイト8・10」「深夜電力」「ピークシフトプラン」なども、2016年3月31日に新規加入受付を終了したプランに含まれています。以前の請求書に名前が残っていても、それだけで現在の申込み先として選べるわけではありません。
オール電化住宅で戻すなら、現在申し込めるプランの設備条件を見ます。東京電力はスマートライフS/Lについて新規加入が可能と案内していますが、総容量(入力)1kVA以上の夜間蓄熱式機器、またはオフピーク蓄熱式電気温水器の使用などの加入条件があります。
設備状況によって適用プランが決まる場合もあるため、オール電化というだけで一つのプランに決めず、給湯設備と利用時間帯を伝えて相談しましょう。
引っ越し先で東京電力を使う場合は使用開始の手続きを選ぶ


住所も変わる場合は、同じ住所での「他社からの切替」と手続きを分けます。東京電力の公式ページには、引越しに伴う利用開始と、現在の住所で他社から切り替える手続きが別に設けられています。転居先で東京電力を使う方は、引越しのお手続きページから使用開始の手続きを選びます。
J:COMにも引越しの手続きが必要です。公式案内では、引越し後にJ:COMを利用するかどうかを問わず、Webの専用フォームから手続きするよう案内しています。東京電力で新居の電気を申し込んだことだけで、J:COM側の引越し手続きまで済んだとは考えず、旧居の電気の使用停止についても伝えましょう。
また、従量電灯Bの公式ページでも、「他社から規制料金プランへ切り替える場合」は電話、「引越し先で使用・契約開始」はインターネット申込みとして案内されています。従量電灯の申込みがすべて電話限定という意味ではありません。
住所が変わるのか、いまの住所で契約先だけを変えるのかを先に決めると、入口を取り違えずに進められます。
東京電力の引越し申込みは、内容により当日から31日先まで受け付けるとされています。具体的に選べる日は申込画面で確認できます。
旧居と新居の手続きでは住所と日付をそれぞれ確かめ、同じ住所での切替日に合わせる手順と混同しないようにしてください。
jcom(J:COM)の電気を東京電力に戻す方法のまとめ
この記事のまとめです。
- 東京電力へ戻すには、希望する料金プランで切り替えを申し込む
- 従量電灯B・Cへの切替は0120-995-001へ電話し、案内された切替日で現在の契約先に解約手続きを行う
- 自由料金プランはWebで24時間申込み可能で、現在の電力会社への解約連絡は不要
- 現在のお客さま番号・供給地点特定番号・契約名義・使用場所住所を用意し、J:COM家庭用コースの番号はマイページで確認する
- J:COMの電気は違約金なしの案内だが、他サービスを含む長期契約は個別条件による
- 東京電力側の他社からの切替手数料は発生しないが、現在の契約条件やメーター交換に伴う工事費とは分けて確認する
- J:COMの最大3%割引は300kWhを超える電力量料金の部分が対象で、請求額全体の割引ではない
- 東京電力の規制料金プランには燃料費調整額の加算単価に上限があるが、自由料金プランには上限がない
- 具体的な切替日は申込み先で確認する。メーター交換時には停電や交換に伴う工事の費用が生じる場合があるため、立ち会いの有無も含めて確認する
- 新規受付が終了した電化上手は、他の料金プランへ変更した後に再加入できない
- 引越し先で東京電力を使う場合は使用開始の入口を選び、J:COMにも引越し手続きを行う
参考にした情報
- よくある質問|J:COM でんき | J:COM
- 他社から東京電力の規制料金プランに電気の契約を切り替えたい
- 他社から東京電力エナジーパートナーに電気・ガスの契約を切り替えたい
- 従量メニュー(東京電力エリア) | J:COM でんき | J:COM
- カスタマーセンター|電気とガスの開通・各種お手続き・サポート|東京電力エナジーパートナー株式会社
- 契約内容、お客様番号、供給地点特定番号の確認<J:COM でんき/J:COM 電力 家庭用コース> | J:COM サポート
- 【J:COM 提携電力】サービス提供終了のお知らせ | あなたの街のJ:COM | Fun! J:COM
- 電化上手│電気料金プラン│東京電力エナジーパートナー
- 電力会社の切り替え方法|資源エネルギー庁
- ライフスタイル別料金プラン|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社
- 従量電灯B・C|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社
- 各種手続き|東京電力エナジーパートナー株式会社
- 「電化上手」にご加入のお客さまへ|東京電力エナジーパートナー株式会社
- 【J:COMご利用中の方へ】お引越し時のご案内
- 引越しのお手続き|家庭のお客さま|東京電力エナジーパートナー株式会社









