冬の乾燥が気になる季節、象印のスチーム式加湿器は「フィルター不要で手入れが楽」「清潔な蒸気で安心」と人気を集めています。
一方で、購入を検討する方の多くが気にするのが電気代の問題です。
象印の加湿器はスチーム式のため、水を沸騰させる仕組み上、気化式や超音波式に比べて消費電力が大きくなります。
立ち上げの沸騰時は約985W、安定稼働時は約305〜450Wを消費するとの報告があり、1ヶ月の電気代はモデルによって大きく異なります。
この記事では、象印の各モデルの電気代を具体的な数値で比較するとともに、他の加湿方式との違いも整理します。
さらに、電気代を賢く抑えながら使いこなすための節約術も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 象印スチーム式加湿器の電気代は1時間あたり約5.9〜15.3円で、モデルによって2倍以上の差がある
- 気化式・超音波式と比べると電気代は高めだが、加湿力の高さと衛生面に大きなメリットがある
- お湯給水・タイマー活用・ひかえめモードなど、今日から実践できる節約術がある
- 部屋の広さに合ったモデル選びが、最も効果的な電気代対策になる
象印の加湿器の電気代はいくら?モデル別に比較
- モデル別の消費電力と1ヶ月の電気代
- 象印公式FAQで公表されている型番別の電気代
- 他の加湿方式との電気代比較(気化式・超音波式・ハイブリッド式)
モデル別の消費電力と1ヶ月の電気代

象印スチーム式加湿器の電気代は、モデルによって大きな差があります。以下は電気料金単価31円/kWhを基準に算出した、主要モデルの1時間・1日(8時間)・1ヶ月(30日)の電気代の目安です。
最もコンパクトなEE-MA20は消費電力190Wで、1時間あたり約5.9円、1日約47.2円、1ヶ月約1,416円となっています。一方、大容量のEE-TA60は消費電力495Wで、1時間あたり約15.3円、1日約122.4円、1ヶ月約3,672円との報告があります。
中間クラスでは、EE-DE35・EE-RT35が消費電力305Wで1ヶ月約2,280円、EE-DE50・EE-RT50が消費電力410Wで1ヶ月約3,048円という試算が確認されています。また、EE-DD50(4.0L/13畳対応)の1ヶ月電気代は約3,048円、EE-DD35(3.0L/10畳対応)は約2,280円との報告があります。
CLASの比較データでは、EE-RU35-WAが約3,390円/月、EE-RU50-WAが約4,590円/月、EE-TB60が約5,760円/月という数値が確認されているとのことです。EE-TB60は4.0L・最大17畳対応の大容量・高出力モデルです。
品番の違いで電気代が2.6倍近く変わる可能性があるため、購入時には適用畳数と消費電力をしっかり確認することが推奨されています。なお、これらの数値はあくまで「強モードでの目安」であり、弱モードやタイマー活用で実際の電気代は変わってきます。
象印公式FAQで公表されている型番別の電気代

象印の公式FAQでは、スチーム式加湿器の電気代について「機種やサイズにより異なる」と説明しており、型番系統ごとに詳細なデータを公表しています。算出基準は新電力料金目安単価31円/kWh(税込)です。
EE-D型の場合、加湿時(強運転)の電気代は35サイズが1時間あたり約9.1円、50サイズが約11.9円となっています。湯沸かし時(水温20℃・満水状態)は35サイズ約15.3円、50サイズ約17.8円と、加湿時より大きくなることが公式データで確認されています。
EE-M型(20サイズ)は標準運転(加湿時)で1時間あたり約5.5円、湯沸かし時は約10.1円です。EE-R型は強運転(加湿時)で35サイズ約8.8円・50サイズ約11.9円、湯沸かし時は35サイズ約10.2円・50サイズ約12.7円とのことです。EE-T型(60サイズ)は強運転(加湿時)で約14.3円、湯沸かし時は約17.8円となっています。
また、「湯沸かし音セーブ」と通常の「運転モード」で電気代に違いはないとFAQで回答されています。湯沸かし音セーブはヒーターを制御して運転音を抑える機能ですが、消費電力自体は変わらないとのことです。
立ち上げの沸騰時(最大時)は約985Wと消費電力が最も高くなります。安定稼働時は約305〜450Wの範囲に落ち着くとの報告があり、給水直後の湯沸かし時間を短縮することが節約の鍵となります。
他の加湿方式との電気代比較(気化式・超音波式・ハイブリッド式)

加湿方式によって、電気代には大きな差があります。各方式の月額電気代の目安を比較すると、違いが明確になります。
スチーム式(象印)の月額電気代は約2,000〜3,500円程度との報告があります。水を沸騰させて蒸気を出す方式のため、消費電力が大きくなります。ただし、象印スチーム式(410W)と一般的なスチーム式加湿器(405W)の消費電力はほぼ同等との報告があります。
気化式の月額電気代は約200〜700円程度で、4方式の中で最も安い方式との報告があります。水を含んだフィルターに風を当てて加湿する仕組みで、ヒーターを使わないため消費電力が小さく(例:9.5W)、スチーム式との差は非常に大きいと考えられます。ただし、冷風で加湿するため室温によって加湿力が変わりやすい特性があります。
超音波式の月額電気代は約150〜300円程度で、スチーム式の約18分の1との報告があります。ヒーターを使わず超音波で水を霧状にして放出する仕組みで、デザイン性が高いモデルが多くコンパクトで設置しやすいとのことです。ただし広い部屋の加湿には向かない可能性があります。
ハイブリッド式の月額電気代は約300〜800円程度とのことです。スチーム式と気化式を組み合わせた方式で、気化式よりも加湿スピードが速く、スチーム式よりも省エネなため、電気代とパワーのバランスを求める場合に適すると考えられます。
象印の加湿器の電気代を抑えながら使いこなすコツ
- 象印スチーム式加湿器の主なメリット(電気代以外の価値)
- 電気代を節約する具体的な方法
- 部屋の広さ別・おすすめモデルの選び方
象印スチーム式加湿器の主なメリット(電気代以外の価値)

電気代が他方式より高めになる象印スチーム式加湿器ですが、それ以上の価値があるとされる点が複数確認されています。
まず最大のメリットは衛生面です。水を100℃まで沸騰させてから蒸気にするため、雑菌が死滅した清潔な蒸気を出せるとの報告があります。出てくるのは清潔な蒸気だけで、赤ちゃんやペットがいる環境でも安心して使用できるとのことです。
次に手入れのしやすさも大きな特長です。フィルターがないため、普段のお手入れは給水時に残った水を捨てるだけで完了するとのことです。月1〜2回の定期洗浄も、クエン酸(または純正ピカポット)を入れて洗浄ボタンを押すだけで完了する仕組みとなっています。電気ポットのような広口構造で給水も湯捨ても楽との報告があります。
安全設計の面では、吹き出し口からの蒸気温度が独自の冷却構造で約65℃まで冷まして放出される設計が採用されています。さらに、チャイルドロック・ふた開閉ロック・転倒湯漏れ防止構造のトリプル安心設計を採用しているとのことです。
加湿力と安定性の点では、スチーム式は水を沸騰させる仕組みのため室温に左右されず安定的に加湿できることが確認されています。また、センサーで室内湿度を感知して自動コントロールしてくれる自動運転モードを搭載しているとのことで、操作もシンプルで水を入れてスイッチを押すだけで使えます。加湿によって湿度が上がると体感温度が上昇し、暖房の設定温度を下げてトータルで節電できる可能性もあります。
電気代を節約する具体的な方法

象印スチーム式加湿器の電気代を抑えるために、今日から実践できる具体的な節約術が複数確認されています。
お湯給水で湯沸かし時間を短縮する方法が効果的との報告があります。給水時に冷たい水道水ではなく40℃程度のぬるま湯を入れると、湯沸かし時間を短縮できるとのことです。実測では冷水より湯沸かし時間を約5分短縮でき、1回の湯沸かしで約0.8円の節約になるとの報告があります。
タイマーをダブル活用する方法も有効です。「入・切タイマー」を使って必要な時間だけ稼働させることで、不要な電力消費を防げます。特に就寝時や外出時に自動でオフになるよう設定しておくと効果的と考えられます。
運転モードの工夫も重要です。自動運転モードを「ひかえめ」設定にすると消費電力を抑えられるとのことです。また、最初は強設定にして湿度が十分になったら弱設定に変更すると効率よく使えるとの報告があります。適切な湿度は50〜60%が目安との報告があり、60%を超えるとカビ・ダニが繁殖しやすくなるため、過剰な加湿は避けることが推奨されています。
設置場所の工夫も節約につながります。加湿器はエアコンの風が当たらない場所に設置することで、センサーの誤作動を防げるとのことです。また、部屋の中央やエアコンの吸気口付近に置くと加湿された空気が効率よく循環するとの報告があります。
さらに、定期的なクエン酸洗浄で内部のカルキ付着を防ぐと熱効率が維持され節電になるとのことです。加湿で体感温度が上がるとエアコンの設定温度を1〜2℃下げられる場合があり、エアコンの設定温度を1℃下げると消費電力を約10%節約できるといわれていることから、トータルの電気代を抑えられる可能性があります。
部屋の広さ別・おすすめモデルの選び方

部屋の広さに合ったモデルを選ぶことが、最も基本的な電気代節約の第一歩との報告があります。オーバースペックなモデルを選ぶと余分な電気代がかかり、逆に能力不足のモデルを選ぶと常にフル稼働になってしまいます。
3〜6畳の狭い部屋向けにはEE-MA20が最適とのことです。象印の中で最も電気代が安く(1ヶ月約1,416円)、標準モードで8時間の連続加湿が可能なため寝室での使用に向くとの報告があります。
6〜10畳の寝室・子供部屋向けにはEE-DD35(3.0L)が適しているとの報告があります。木造和室〜6畳・プレハブ洋室〜10畳対応で、1ヶ月電気代は約2,280円です。寝室や子供部屋など6〜10畳程度のパーソナルな空間に最適とのことです。
10〜13畳のリビング向けにはEE-DD50(4.0L)がおすすめとの報告があります。木造和室〜8畳・プレハブ洋室〜13畳対応で、1ヶ月電気代は約3,048円です。広いリビングでもしっかり加湿でき、給水回数が少なくて済む大容量モデルとのことです。
14畳以上の大きな部屋向けにはEE-TA60(消費電力495W、1ヶ月約3,672円)やEE-TB60(4.0L・最大17畳対応)が対応しています。また、象印のSTAN.シリーズ(EE-FA50)は4.0Lで13畳対応のスタイリッシュなデザインモデルとの報告があります。
なお、EE-DEシリーズ(DE35・DE50)は最大32時間の長時間加湿が可能で、給水頻度を減らしたい方に向くとの報告があります。旧型(EE-RS、EE-DC)は現行モデルと消費電力・加湿性能がほぼ同等で価格が安い場合があるため、コスト重視の方は検討してみるとよいかもしれません。
象印加湿器の電気代と節約術まとめ
この記事のまとめです。
- 象印スチーム式加湿器の電気代は1時間あたり約5.9〜15.3円(31円/kWh基準)
- 1ヶ月(1日8時間・30日)の電気代は最安EE-MA20で約1,416円、最大EE-TA60で約3,672円
- 立ち上げの沸騰時は約985Wと消費電力が大きくなるため、湯沸かし時間の短縮が節約につながる
- 安定稼働時の消費電力は約305〜450Wで、モデルと運転モードによって異なる
- スチーム式の電気代は月数百円程度の気化式・超音波式より高い傾向にある
- ただし、象印のスチーム式は一般的なスチーム式とほぼ同じ電気代との報告がある
- フィルター不要のポット構造のため、お手入れは水を捨てて拭くだけで完了する
- 水を沸騰させるため雑菌が死滅した清潔な蒸気を出せ、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心との報告がある
- 吹き出し口の蒸気温度は約65℃まで冷やして放出するため、やけどリスクが低いとの報告がある
- 節約術1:給水時に40℃程度のぬるま湯を使うと湯沸かし時間を短縮でき1回約0.8円の節約になる
- 節約術2:入・切タイマーを活用して必要な時間だけ稼働させる
- 節約術3:自動運転の「ひかえめ」モードを活用して無駄な電力を抑える
- 節約術4:エアコンの風が当たらない場所に設置してセンサーの誤作動を防ぐ
- 節約術5:部屋の広さに合ったモデルを選ぶことが最大の節電対策
- 加湿で体感温度が上がるとエアコンの設定温度を下げられ、トータルの電気代を抑えられる可能性がある
