加湿器 象印 電気代の真実と月額目安・節約術丸わかりガイド

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象印のスチーム式加湿器は「清潔で手入れが楽」「加湿力が高い」と評判な一方で、「電気代が高そうで不安」という声もとても多い家電です。

本記事では、日本の一般家庭向け電気料金を前提に、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電力料金の目安単価31円/kWh(税込)を使って、象印加湿器の電気代を機種別・加湿方式別に分かりやすくシミュレーションします。

また、象印公式FAQに掲載されている「1時間あたりの電気代」をもとに、1日・1か月あたりの電気代の目安や、気化式・超音波式など他方式との違いも整理します。

さらに、設定や使い方を少し工夫するだけでできる節約術、部屋の条件に合ったモデルの選び方も紹介しますので、「象印の加湿器が気になるけれど、電気代が怖い」という方でも、安心して判断できるようになるはずです。

※本記事の内容は、2025年11月時点で公開されている公式情報・大手電力/家電サイトのデータに基づいています。最新の料金プランや電気料金単価は、ご自身の契約内容も必ずあわせて確認してください。

この記事のポイント
  • 日本の一般家庭向け電気料金と31円/kWhの目安単価を前提に象印加湿器の電気代を試算
  • 象印公式FAQに基づき代表的な機種別の1時間・1日・1か月の電気代目安を表で整理
  • スチーム式と気化式・超音波式など他方式の加湿器の電気代の差を具体的な数字で比較
  • 設定や運転時間の工夫で象印加湿器の電気代を抑える実践的な節約術を解説
目次

象印加湿器の電気代の目安

  • 日本家庭向け電気料金の前提
  • 象印スチーム式加湿器の特徴
  • 代表機種ごとの消費電力と電気代
  • ほかの加湿方式との電気代比較

日本家庭向け電気料金の前提

日本家庭向け電気料金の前提

まず前提となる「1kWhあたりの電気料金単価」を整理します。

家電のカタログなどで使われる「電力料金の目安単価」は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)が定めており、2024年度時点では1kWhあたり31円(税込)と示されています。

象印公式FAQでも、スチーム式加湿器の1時間あたりの電気代を計算する際に、この31円/kWhを前提に算出していると明記されています。

一方で、実際の電気料金単価は電力会社や料金プラン、使用量によって変動します。例えば、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bでは、2025年1月時点で120kWhまで29.80円/kWh、120〜300kWhは36.40円/kWh、300kWh超は40.49円/kWhというように段階的に単価が変化するメニューになっています。

つまり、

  • 家電の「電気代の目安」…31円/kWhで計算された概算値
  • 実際の請求…各家庭の契約・使用量に応じた単価(例:30〜40円台/kWh程度が多い)

という違いがあるということです。

本記事では、

  • 計算の基準となる「目安」として:31円/kWh
  • 「地域や契約で実際は前後する」ことを前提に、あくまで目安として解説

というスタンスで話を進めていきます。

象印スチーム式加湿器の特徴

象印スチーム式加湿器の特徴

象印の加湿器は、公式サイトや通販サイト、比較サイトを見ても、基本的に「スチーム式(沸騰式)」が中心です。

水を一度沸とうさせて約100℃の蒸気を作り、それを独自構造で約65℃まで冷まして部屋に放出する仕組みになっています。

この方式には、電気代以外の大きなメリットがいくつかあります。

  • 水を沸騰させるため、雑菌やカビが繁殖しにくく衛生的に使いやすい
  • フィルターが不要なポット型構造で、タンク内部のお手入れが比較的簡単
  • 高温の蒸気を出すため、わずかながら室温が上がり、体感的な暖かさにつながる

一方で、ヒーターで水を温め続けるため、気化式や超音波式に比べて消費電力が大きく、電気代が高くなりやすいという弱点もあります。Looopでんきや家電比較サイトの試算でも、スチーム式は4種類の加湿方式の中で最も電気代が高い傾向にあると整理されています。

加湿の「パワー」「清潔さ」「手入れのしやすさ」を優先するか、「電気代の安さ」を優先するかで、スチーム式が向いているかどうかが変わってきます。象印の加湿器はまさに「電気代はそれなりにかかるが、衛生面と加湿力で選ばれている」タイプだと考えてよいでしょう。

代表機種ごとの消費電力と電気代

代表機種ごとの消費電力と電気代

次に、象印公式FAQに掲載されている「1時間あたりの電気代」をもとに、代表的な機種の電気代目安を整理します。ここでは、

  • 家電公取協の目安単価:31円/kWh
  • 強運転または標準運転で1日8時間、1か月30日使う

という前提で、1日・1か月あたりの電気代の目安を試算します。1日・1か月の金額は、象印公式の「1時間あたりの電気代」をもとにしたシミュレーション値です。

まず、象印公式FAQに記載されている主な型番別の1時間あたりの電気代は次の通りです(いずれも水温20℃・満水状態からの湯沸かしを含まない「加湿時」の金額)。

  • EE-D型(スチーム式)
  • 35サイズ:強運転 約9.1円/h
  • 50サイズ:強運転 約11.9円/h
  • EE-M型
  • 20サイズ:標準運転 約5.5円/h
  • EE-R型
  • 35サイズ:強運転 約8.8円/h
  • 50サイズ:強運転 約11.9円/h
  • EE-T型
  • 60サイズ:強運転 約14.3円/h

これをもとに、1日8時間・1か月30日使用した場合の試算を表にすると、以下のようになります。

(前提:1時間あたりの金額×8時間×30日。目安単価31円/kWhにもとづいた「目安」であり、実際の請求額はご家庭の単価や使用状況で前後します。)

型番・サイズ運転モード1時間の電気代目安1日8時間の電気代目安1か月30日の電気代目安
EE-M20(20)標準約5.5円約44.0円約1,320円
EE-R35(35)約8.8円約70.4円約2,112円
EE-D35(35)約9.1円約72.8円約2,184円
EE-R50(50)約11.9円約95.2円約2,856円
EE-D50(50)約11.9円約95.2円約2,856円
EE-T60(60)約14.3円約114.4円約3,432円

小型のEE-M20クラスなら、1か月あたり1,000円台前半、大型のEE-T60クラスになると3,000円台半ばまで電気代が上がるイメージです。

なお、象印加湿器には「湯沸かし時」の電気代も別途示されています。湯沸かし時は1時間あたり10〜17円程度と、加湿運転時よりもやや高めですが、実際はタンクが満水から沸とうに達するまでの短い時間だけなので、トータルへの影響は「最初の数十分分が少し上乗せされる」イメージです。

ほかの加湿方式との電気代比較

ほかの加湿方式との電気代比較

「スチーム式は電気代が高い」とよく言われますが、数字で見るとどれくらい違うのでしょうか。

Looopでんきの家電コラムでは、象印のスチーム式加湿器「EE-TA60(消費電力495W)」を例に、1時間・1日・1か月あたりの電気代を31円/kWhで試算しています。結果は以下の通りです。

  • スチーム式(EE-TA60、495W)
  • 1時間:約15.35円
  • 1日(8時間):約122.8円
  • 1か月(30日):約3,684円

同じ記事では、代表的な加湿方式ごとの電気代を、同じ前提条件(1日8時間、30日、目安単価31円/kWh)で比較しています。

加湿方式1時間あたり1日8時間あたり1か月30日あたり
スチーム式約15.35円約122.8円約3,684円
気化式約0.12〜0.43円約0.96〜3.44円約28.8〜103.2円
超音波式約0.84円約6.72円約201.6円
ハイブリッド式約3.01円約24.08円約722.4円

この比較から、

  • スチーム式は気化式に比べて、1か月あたりの電気代が数十倍になることもある
  • 超音波式・ハイブリッド式と比べても、スチーム式が最も電気代が高い

という傾向がはっきり分かります。

一方で、象印EE-DC50を毎日8時間使った場合、1か月の電気代は約3,000〜3,900円という試算もあり、スチーム式の中でも大きめのモデルでは「1台だけで月3,000円前後」を覚悟しておくイメージです。

電気代だけを見ると気化式・超音波式が圧倒的に有利ですが、

  • 衛生面を重視する
  • 冬場の乾燥が辛く、しっかり加湿したい
  • フィルター掃除に時間をかけたくない

といったニーズが強い場合には、象印のスチーム式加湿器は「電気代と引き換えに得られるメリットが大きい」選択肢と考えることができます。

象印加湿器の電気代を抑える

  • 設定とモード選びで電気代節約
  • 運転時間とタイマー活用のコツ
  • 部屋の条件と併用暖房の見直し
  • 機種選びと買い替え判断のポイント

設定とモード選びで電気代節約

設定とモード選びで電気代節約

同じ象印加湿器でも、設定やモードの選び方によって電気代は大きく変わります。

象印のスチーム式加湿器は、多くのモデルで「強/中/弱」といった複数段階の出力設定や自動運転モードを備えています。電気代は消費電力に比例するため、強運転の時間が長いほど電気代は増え、弱運転や自動運転の時間が長いほど電気代は抑えられます。

例えば、前述のEE-TA60(495W)をLooopでんきの試算どおり「強で1日8時間」使えば、1か月で約3,684円の電気代ですが、実際には以下のような使い方も考えられます。

  • 帰宅直後〜就寝前の数時間だけ強運転で一気に湿度を上げる
  • 寝ている時間帯は弱運転や自動モードに切り替える
  • 日中は在宅時間が短い場合、そもそも運転時間を減らす

強運転の時間を半分にし、残りを弱運転に変えるだけでも、1か月単位では数百円〜1,000円程度の節約につながるケースは十分にあり得ます。

また、目標湿度の設定も重要です。冬場は相対湿度40〜60%程度が目安と言われますが、60%を大きく超えるような過剰な加湿は、結露やカビの原因となるだけでなく、電気代の無駄にもなります。象印の自動運転モードや湿度センサーを活用し、「必要以上に加湿しない」設定を心がけるとよいでしょう。

運転時間とタイマー活用のコツ

運転時間とタイマー活用のコツ

電気代は「消費電力×運転時間×料金単価」で決まるため、運転時間をコントロールすることも大きなポイントです。

象印のスチーム式加湿器には、就寝時や外出時に便利なタイマー機能が搭載されたモデルが多く、設定した時間が来ると自動で運転を停止させることができます。

例えば、

  • 就寝後の3〜4時間だけしっかり加湿し、その後は自動停止
  • 起床1〜2時間前にタイマーで再稼働させる
  • 在宅時間が短い日は、帰宅前後の数時間だけタイマーで運転

といった使い方をすれば、1日あたりの運転時間を「なんとなく8時間つけっぱなし」にするよりもかなり短くできます。

また、湿度が十分に上がった後も強運転のまま放置してしまうと、過剰な加湿と電気代のムダが生まれます。最初は強運転で一気に湿度を上げ、十分にうるおったと感じたら弱運転や自動モードに切り替える「メリハリ運転」を意識すると、快適さを保ちつつ電気代を抑えやすくなります。

電源のオン・オフをこまめに行うよりも、タイマーや自動運転をうまく使って「必要な時間だけ無駄なく運転する」イメージを持つとよいでしょう。

部屋の条件と併用暖房の見直し

部屋の条件と併用暖房の見直し

同じ加湿器を同じ時間動かしても、「どれだけ湿度が上がるか」「どれだけ暖かく感じるか」は部屋の条件によって変わります。結果的に電気代の「満足度」も変わってしまうため、部屋の環境を整えることも大切です。

例えば、気密性が低くすきま風が多い部屋では、せっかく加湿しても湿気が抜けてしまい、いつまでたっても湿度が上がりません。その結果、強運転の時間が長くなり、電気代だけがかさむ状態になります。

一方で、ある程度気密性の高い部屋であれば、象印のスチーム式加湿器は「暖房の効き」をサポートする効果も期待できます。スチーム式はお湯を沸かして蒸気を出すため、室温をわずかに押し上げる効果があり、レビューでも「足元の冷えが和らいだ」という声が見られます。

そのため、

  • 窓の断熱(厚手カーテン・断熱シートなど)
  • 玄関や窓のすきま風対策
  • エアコンの風向きや温度設定の見直し

といった「部屋側の工夫」とセットで加湿器を使うと、同じ電気代でも体感温度と快適さが大きく変わってきます。

また、エアコンの設定温度を少し下げ、その分スチーム式加湿器で湿度を高めに保つことで、「乾燥した高温」よりも「やや低めの温度+適度な湿度」の方が暖かく感じ、トータルの電気代を抑えられるケースもあります。これは暖房との組み合わせ次第なので一概には言えませんが、「加湿器だけを見ず、部屋全体の熱のバランスで考える」視点を持つとよいでしょう。

機種選びと買い替え判断のポイント

機種選びと買い替え判断のポイント

最後に、「どの機種を選ぶか」「買い替えタイミングをどう考えるか」という視点から、電気代との付き合い方を整理します。

前述の通り、象印のスチーム式加湿器は、型番やサイズによって1時間あたりの電気代が5.5〜14.3円程度と幅があります。

広い部屋に小型機を置くといつまでも湿度が上がらず、結果として長時間運転になりやすいため、「部屋の畳数に対して適切なサイズを選ぶ」ことが第一歩です。広さに合った機種を選べば、強運転の時間を短くでき、トータルの電気代も抑えやすくなります。

また、古いモデルを長年使っている場合には、

  • 最新モデルの方が省エネ制御(自動運転・弱運転)が賢くなっている
  • 静音モードや細かいタイマー設定など、ムダな運転を減らす機能が充実している

といった理由から、買い替えで「使い勝手と電気代のバランス」が改善されることも多いです。象印の公式ストーリーでも、静音モードや安全性の向上など、開発の工夫が紹介されています。

電気代を軸に機種を選ぶときは、

  • 「1時間あたりの電気代」だけでなく、
  • 「1日どれくらい使うか」「何か月使うか」
  • 「どれだけ快適さ・衛生面のメリットを感じるか」

といった点も含めて「トータルコスト」と「満足度」で考えるのがおすすめです。

もし、どうしても電気代を最優先にしたい場合は、リビングは象印のスチーム式、寝室は気化式や超音波式といった「用途に応じて複数方式を使い分ける」選択肢もあります。このあたりは予算とライフスタイルを踏まえて、無理のない範囲で検討するとよいでしょう。

総括:加湿器 象印 電気代と上手に付き合うために

  • 本記事は日本の一般家庭向け電気料金を前提として象印加湿器の電気代を整理した
  • 家電公取協の目安単価31円/kWhを基準に象印公式FAQの数値から電気代を試算した
  • 実際の電気料金単価は電力会社やプランによって30〜40円台程度まで幅がある
  • 象印の加湿器は沸騰させた蒸気を使うスチーム式が中心で衛生面と加湿力に強みがある
  • スチーム式はヒーターを使うため気化式や超音波式より電気代が高くなりやすい
  • 代表機種では小型機で月1,000円台前半大型機で月3,000円台半ば程度が目安となる
  • 同じスチーム式でもサイズや運転モードによって1時間あたりの電気代に大きな差がある
  • 気化式は電気代が極めて安く超音波式やハイブリッド式はその中間程度の負担となる
  • スチーム式を選ぶメリットは清潔さ手入れの簡単さ室温上昇効果など電気代以外にも大きい
  • 電気代を抑えるには強運転一辺倒ではなく弱運転や自動モードを組み合わせることが重要である
  • タイマーと湿度センサーを活用して必要な時間だけ運転すれば無駄な電力消費を減らせる
  • 部屋の断熱性やエアコン設定を整えることで同じ電気代でも体感温度と快適さを高められる
  • 部屋の広さに合った機種を選ぶことが加湿効率と電気代削減の両面で非常に重要である
  • 古い機種から新しい省エネモデルへの買い替えは快適さと電気代のバランス改善につながる
  • 電気代だけでなく衛生面手入れの手間暖房との相性も含めて象印加湿器の価値を総合的に判断すべきである

以上を踏まえれば、「象印の加湿器は電気代が高いからやめておこう」ではなく、「どのモデルをどういう設定でどのくらいの時間使うか」を考えながら、自分の暮らしにとって納得できる選択がしやすくなるはずです。

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