スマホの充電って、毎日しているのに「電気代はいくらかかっているのか」は意外と知られていません。実は1回あたりの電気代は1円未満がほとんどで、家計への影響はごくわずかです。
本記事では、容量別の具体的な電気代の目安から、バッテリーを長持ちさせるコツ、家族全体で見たときの年間コスト、さらには電力会社や料金プランの見直しポイントまで、スマホ充電を入口に電気代を賢く管理する考え方を分かりやすく解説します
- スマホ充電1回の電気代はおおむね0.1〜0.6円、月額でも十数円程度
- バッテリー容量と1kWhあたりの電気料金単価から自分で電気代を計算できる
- 充電回数を減らす設定や使い方の工夫で電気代とバッテリー劣化を同時に抑えられる
- 大物家電や料金プランの見直しと組み合わせることで家計全体の電気代削減につながる
スマホ充電の電気代を正しく知る
- スマホ充電1回の電気代目安
- 1カ月・1年のスマホ電気代
- 電気料金単価としくみの基礎
- バッテリー容量別の電気代比較
- 充電器挿しっぱなしと待機電力
スマホ充電1回の電気代目安

まず、「スマホを1回フル充電すると電気代はいくらかかるのか」を整理します。
電力比較サイトや電力会社のコラムを確認すると、スマホ充電1回あたりの電気代はおおよそ0.1〜0.4円程度とする試算が多く、バッテリー容量が大きい機種でも約0.6円未満に収まるケースが一般的です。
例えば、バッテリー容量3,500mAh前後のスマホについて、バッテリー電圧3.7V・電気料金単価31円/kWhで計算した例では、1回のフル充電で約0.4円という結果が紹介されています。
スマホ充電の電気代は、以下の式で求められます。
- バッテリー電力量(Wh)
= バッテリー容量(mAh) × 定格電圧(V) ÷ 1,000
- 電気代(円)
= バッテリー電力量(Wh) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)
この計算式自体は、複数の電力会社や省エネ系メディアで共通して使われています。
こうした前提を踏まえると、現在の日本の一般家庭向けの電気料金水準では、
- スマホ充電1回あたり
おおむね「0.1〜0.6円程度」
- 多くの機種では「0.3〜0.4円前後」が目安
と考えておけば、日常的な感覚としては十分です。
「1回充電しても1円に届かない」というイメージを持てると、スマホ充電そのものが家計の電気代を押し上げているわけではないことが冷静に理解しやすくなります。
1カ月・1年のスマホ電気代

1回あたりの電気代がわかったところで、「1カ月」「1年」単位でどのくらいになるのかを見てみます。
電力会社や比較サイトの試算では、スマホを1日1回フル充電する前提で、
- 1台あたり
1カ月の電気代:約10〜15円前後
1年の電気代:約140〜200円前後
という例が多く紹介されています。
例えば、1回あたり0.4円とすると、
- 1カ月(30日)
0.4円 × 30回 = 12円
- 1年(365日)
0.4円 × 365回 ≒ 146円
といったイメージです。実際には、バッテリー容量や充電のたびに0%から100%にするわけではないことなどから、実際の金額はこれより少し小さくなることもあります。
家族全員がスマホを持っているケースもシミュレーションしてみましょう。4人家族で1人1台、1日1回ずつ充電すると仮定すると、
- 1台あたり1カ月:約12円
- 4台合計の1カ月:約48円
- 4台合計の1年:約600円前後
といったオーダーになります。
さらに、電力比較サイトの試算では、5人家族でスマホ5台+タブレット1台をすべて毎日充電しても、年間の電気代は約400〜950円程度とされています。
一方で、総務省の家計調査をもとにした統計では、単身世帯の月平均の電気代は約4,800〜6,700円程度、複数人世帯では1万円を超えるというデータがあります。
これらを比べると、スマホ充電分の電気代は、
- 単身世帯なら月の電気代の数パーミル(0.数%)程度
- 家族全体でも「数百円/年」レベル
にとどまるケースがほとんどだと分かります。スマホ充電だけで電気代が高くなっている、という状況はまず考えにくく、エアコン・冷蔵庫・給湯器などの大きな電力消費機器や料金プランの見直しの方が優先度の高い対策になります。
電気料金単価としくみの基礎

スマホ充電の電気代を正しくイメージするには、「1kWhあたりの電気料金単価」と、電気料金の構成を押さえておくと便利です。
一般的な家庭向け電気料金は、
- 基本料金(または最低料金)
- 電力量料金(kWhあたりの単価)
- 營料費調整額(電源調達調整額など)
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)
といった要素の合計で決まります。
このうち、スマホ充電の電気代の計算で直接使うのは、
- 電力量料金単価(円/kWh)
です。公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す「電気料金の目安単価」は、2024年9月時点で31円/kWh(税込)とされており、多くの電力会社・家電記事が電気代計算の基準として採用しています。
実際の単価は、
- 契約している電力会社
- 料金プラン(従量電灯・時間帯別・使い放題型など)
- 使用量(段階別料金制の場合)
によって変動します。また、燃料費調整額や再エネ賦課金の単価も時期によって増減するため、同じ量の電気を使っても請求額が変わることがあります。
特に再エネ賦課金の単価は毎年度見直されており、2025年度(2025年5月〜2026年4月)の単価は3.98円/kWhと発表されています。標準家庭(月260kWh使用)の場合、この賦課金だけで月1,000円前後を負担する計算です。
電気代を計算する基本の式はシンプルで、
- 電気代(円)= 電力量(kWh) × 電力量料金単価(円/kWh)
です。
スマホ充電では、バッテリー容量と電圧から電力量(Wh)を求め、kWhに換算してこの式に当てはめれば、1回の充電でいくらかかるかを自分でも計算できます。
バッテリー容量別の電気代比較

スマホ充電の電気代は、主に
- バッテリー容量(mAh)
- バッテリー電圧(多くのスマホは約3.7V)
- 電気料金単価(ここでは31円/kWh)
で決まります。電力会社や省エネ系メディアでは、先ほど紹介した計算式を用いて、容量別の電気代目安を示しています。
同じ条件(電圧3.7V・単価31円/kWh)で代表的な容量ごとに計算すると、1回フル充電あたりの電気代の目安は次のようになります。
| バッテリー容量(mAh) | 1回充電の電気代目安(円) |
|---|---|
| 3,000mAh | 約0.34円 |
| 3,500mAh | 約0.40円 |
| 4,000mAh | 約0.46円 |
| 5,000mAh | 約0.57円 |
| 6,000mAh | 約0.69円 |
3,000〜4,000mAhクラスの機種なら0.3〜0.5円程度、最近増えている5,000〜6,000mAhクラスの大容量機種でも、1回あたり1円未満という水準です。
容量が大きいほど1回あたりの電気代は増えますが、同じ使い方なら「充電の回数」は減らせます。例えば、
- 3,000mAhで1日2回充電
- 6,000mAhで1日1回充電
という条件なら、トータルの消費電力量はほぼ同程度か、むしろ大容量機種の方がわずかに少なくなる場合すらあります。
大容量バッテリーだからといって、電気代が極端に高くなる心配は不要です。むしろ「こまめに何度も充電しなくてよい」という点で、充電回数を減らす効果も期待できます。
充電器挿しっぱなしと待機電力

「スマホ充電器をコンセントに挿しっぱなしにしていると電気代がもったいないのでは?」と不安に感じる方も多いと思います。
資源エネルギー庁が平成24年度に行った待機時消費電力の調査をもとにした解説では、家庭全体の消費電力量のうち、待機電力が占める割合は約5.1%とされています。この結果を1kWhあたり31円で計算すると、待機電力だけで年間約7,000円前後に相当します。
一方、スマホの充電器1つに限ってみると、複数の節約系サイトや家計コラムでは、
- 充電器を挿しっぱなしにした場合の待機電力は、1台あたり年間数十円〜100円程度
- 家族全員分をまとめても、年間数百円程度にとどまる
といった試算が紹介されています。
つまり、
- 家電全体を含めると、待機電力は年間数千円規模になりうる
- しかし、スマホ充電器1台だけで見れば、年間の電気代インパクトはごく小さい
という整理ができます。
とはいえ、挿しっぱなしには電気代以外のデメリットもあります。充電完了後も長時間つなぎっぱなしにすると細かな再充電が繰り返され、バッテリー寿命を縮める一因になり得ることや、劣化した充電器の発熱・故障リスクなどが指摘されています。
実用面では、
- 充電が終わったらケーブルを抜く
- 使っていない充電器はスイッチ付きタップでまとめてオフにする
- 古い・不安な充電器は早めに交換する
といった習慣をつけておくと、待機電力の削減と安全性の向上を同時に図ることができます。
スマホ充電の電気代を減らすコツ
- 充電のタイミングと回数を見直す
- 設定と使い方でバッテリー長持ち
- 充電器・ケーブルの選び方のポイント
- 家族全体のスマホ電気代をシミュレーション
- 電力会社や料金プランの見直し方
- 職場や店舗でのスマホ充電と注意点
- ⑤ まとめ
充電のタイミングと回数を見直す

スマホ充電そのものの電気代は小さいとはいえ、「減らせるムダは減らしたい」と考えるのは自然です。最も分かりやすいのは、「充電の回数とタイミング」を見直すことです。
前述のように、1回の充電コストを0.4円とすると、
- 1日1回充電:0.4円 × 30回 = 約12円/月
- 1日2回充電:0.4円 × 60回 = 約24円/月
となり、回数が倍になれば電気代もほぼ倍になります。
金額は小さいものの、
- バッテリー持ちを良くして充電回数を減らす
- 「なんとなく不安でこまめに継ぎ足し充電」を減らす
といった意識は、スマホ以外の家電にも応用できる節電の基本的な考え方です。
また、一部の電力会社では時間帯別料金や、夜間の単価が安いプランなどを提供しています。こうしたプランでは、
- 単価の安い夜間・休日の時間帯に充電や家事をまとめる
ことで、スマホだけでなく洗濯機・食洗機・在宅ワーク用のPCなど、家中の電気代を効率よく抑えられる可能性があります。
実践しやすいコツとしては、
- 就寝直前ではなく、起床後や在宅中の安い時間帯に充電する(時間帯別プランの場合)
- 残量20〜30%を目安に充電し、細かな継ぎ足し充電を減らす
- どうしても回数が多くなりがちな人は、モバイルバッテリーを活用して「まとめて充電」する
などがあります。日々の差額はわずかでも、「電気を使う作業をなるべく安い時間帯に寄せる」という癖づけは、家計全体の電気代削減につながります。
設定と使い方でバッテリー長持ち
スマホ充電の電気代を減らすには、「バッテリー消費そのものを減らす」アプローチも効果的です。電力会社や省エネ系メディアでは、次のような設定見直しがバッテリー持ち改善のポイントとして紹介されています。
- 画面の明るさを必要最小限にし、自動調整を活用する
- 不要なアプリのプッシュ通知・バックグラウンド更新を減らす
- 使っていないときはBluetooth・Wi-Fi・位置情報をオフにする
- 省電力モードや低電力モードを状況に応じて活用する
こうした工夫によりバッテリーの減りが遅くなれば、
- 充電回数が減る → スマホ充電の電気代もわずかに減る
- 充電サイクルが減る → バッテリーの劣化が抑えられ、買い替えタイミングを遅らせやすい
という二重のメリットがあります。電気代そのものよりも、機種変更やバッテリー交換にかかるコストの方が家計へのインパクトは大きいため、「電気代節約」と「端末寿命の延長」はセットで考えるのがおすすめです。
また、リチウムイオン電池は、
- 0%近くまで使い切る
- 100%のまま長時間つなぎっぱなし
といった状態を繰り返すと劣化が進みやすいとされています。
実用面では、
- 残量20〜30%を下回る前後で充電する
- 80〜100%程度になったらケーブルを抜く
- 直射日光の当たる車内など、高温環境での充電は避ける
といった使い方を意識すると、バッテリー寿命と電気代のバランスが取りやすくなります。
充電器・ケーブルの選び方のポイント

スマホ充電に使う「充電器」や「ケーブル」も、電気代や安全性に少なからず影響します。
電力・家電系メディアの解説を整理すると、次のようなポイントが挙げられます。
- 電気代そのものは、急速充電器かどうかで大きく変わらない
(同じバッテリー容量を充電するための電力量は基本的に同じ)
- 急速充電対応の充電器は短時間で充電できるため、つなぎっぱなしの時間を減らしやすい
- 規格に合わない粗悪品は、発熱・故障・感電などのリスクが高まる
電気代の観点では、「普通充電でも急速充電でも1回あたりの電気代はほぼ同じ」という説明が多く、急速充電のメリットは「時間」の短縮です。
一方で、大電流での急速充電を常に行うとバッテリーに負担がかかりやすい可能性も指摘されているため、
- 普段は標準的な充電速度のアダプターやPCのUSBポートを使用
- 急いでいるときだけ急速充電器を活用
といった使い分けをすると、電池寿命とのバランスが取りやすくなります。
ケーブルについては、純正品や信頼できるメーカー品を選ぶことが安全面で重要です。極端に安価なケーブルは内部配線が細く、発熱しやすかったり断線しやすかったりするケースもあり、結果的に買い替えコストや事故リスクが高くなる可能性があります。
また、日本国内で販売される電気製品にはPSEマークなどの安全規格表示が必要とされているため、この表示の有無を確認することも基本的なチェックポイントです。こうした点を押さえておけば、「安さだけ」で選んで後悔するリスクを下げることができます。
家族全体のスマホ電気代をシミュレーション

1台あたりのスマホ充電の電気代はごく小さいものの、「家族全員」「タブレットやゲーム機も含めて」と考えると、少しだけまとまった金額になります。
電力比較サイトの試算では、次のような例が紹介されています。
- 5人家族でスマホ5台+タブレット1台
- 全て毎日充電する前提
この条件で計算すると、年間の電気代は約400〜950円程度という結果です。
先ほどの「1台あたり1回0.4円」という前提を使うと、スマホ5台の場合は、
- 1日:0.4円 × 5台 = 2円
- 1カ月(30日):2円 × 30日 = 60円
- 1年(365日):2円 × 365日 ≒ 730円
といったイメージになります。タブレットやノートPC、携帯ゲーム機はバッテリー容量が大きいため、これらを加えると年間1,000円を超えることもありますが、それでも家計全体の電気代(1〜2万円/月)の中では脇役に過ぎません。
おすすめの考え方は、
- まずはエアコン・冷蔵庫・給湯器・照明など「大物家電」
- 次にテレビやレコーダー、ゲーム機など待機電力の大きい家電
を優先的に見直し、そのうえで
- 「スマホやタブレットなど小さな充電」の習慣を軽く整える
という順番です。待機電力全体で年間約7,000円程度になるという調査結果もあるため、家族全員の機器をまとめて見直した方が、スマホだけに注目するよりも費用対効果が高くなります。
電力会社や料金プランの見直し方

スマホ充電単体の電気代は小さいものの、「1kWhあたりの単価」そのものを下げられれば、スマホを含めたすべての家電の電気代を一度に下げることができます。
電力会社や比較サイトの情報を整理すると、
- 31円/kWhという目安単価を基準に、電力会社やプランごとに実際の単価は上下する
- 時間帯別料金プランや、電気+ガスのセット割でトータルの光熱費を抑えられる場合がある
といったポイントが挙げられます。
また、先ほど触れたように、再エネ賦課金の単価は2025年度に3.98円/kWhとなっており、標準家庭ではこの賦課金だけで月1,000円前後を負担している試算もあります。
電力会社・料金プランを見直す際の基本ステップは次の通りです。
- 検針票やWeb明細で、直近1年分の「月ごとの使用量(kWh)」と「請求金額」を確認する
- 電力比較サイトや電力会社のシミュレーションで、同じ使用量を前提に他社プランの料金を試算する
- 在宅時間帯が夜に偏っている家庭では、時間帯別料金プランの有無や単価をチェックする
- 乗り換えキャンペーンやポイント還元は「一時的な特典」に偏りすぎないよう、長期的な単価や条件も比較する
特に、在宅ワークが多い・夜間に洗濯や食洗機を使う・電気自動車を夜に充電する、といった家庭では、時間帯別プランや深夜割安プランとの相性が良い可能性があります。スマホ充電もその一部として、安い時間帯にまとめて行えば、家計全体の電気代削減に寄与しやすくなります。
なお、燃料費調整額や再エネ賦課金は、どの電力会社を選んでも基本的な仕組みは共通ですが、基準単価や上限設定の有無などによって、値上がり局面の影響度合いが変わることもあります。検討時には、「基本料金」「電力量料金単価」だけでなく、「燃料費調整」「再エネ賦課金」の扱いも確認しておくと安心です。
職場や店舗でのスマホ充電と注意点

「自宅の電気代を節約するために、職場やお店のコンセントでスマホを充電してしまおう」と考えるのは要注意です。
ニュースや法律解説記事では、職場や店舗のコンセントを無断で利用してスマホを充電する行為が、「電気泥棒」として窃盗罪に当たる可能性があると指摘されています。電気も法律上は「財物」とみなされ、無断で使用すれば、金額の多寡にかかわらず窃盗罪が成立しうるという解説が多数あります。
実際に、私物のスマホ充電をめぐって懲戒処分やトラブルになった事例が話題になったこともあり、「1円程度だから問題ない」とは言い切れません。
実務的な対応としては、
- 会社や店舗が明示的に「充電スペース」や「充電サービス」として提供しているコンセントだけを使う
- 就業規則や社内ルールで私物の充電が禁止されている場合は従う
- ルールが不明な場合は、上司や店舗スタッフに一言断ってから利用する
といった点を守るのが無難です。
スマホ1回分の電気代は0.数円にすぎませんが、信頼関係を損ねたり、最悪の場合は懲戒や刑事責任のリスクを負ったりするほどの価値はありません。スマホ充電の電気代が小さいことを踏まえれば、「他人の電気を無断で使ってまで節約する価値はない」と割り切り、自宅での充電や料金プランの見直しにエネルギーを使う方が、圧倒的に合理的です。
総括:スマホ充電の電気代を正しく理解して、ムリなく電気代全体を見直そう
- スマホ充電1回の電気代は、バッテリー容量や電気料金単価にもよりますが、おおむね0.1〜0.6円程度で、多くの機種では0.3〜0.4円前後が目安
- 1日1回充電する場合、1台あたりの電気代は1カ月約10〜15円、1年でも100〜200円程度にとどまるケースが多い
- 家族全体でも、スマホやタブレットなど「小さな充電」の合計は年間数百円〜1,000円程度で、家計全体の電気代に占める割合はごく小さい
- 日本の一般家庭では、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す1kWhあたり31円前後の目安単価が、家電の電気代試算によく用いられている
- スマホの電気代は、バッテリー容量・電圧と電気料金単価から簡単に計算でき、自分の機種で具体的な金額を確認することも可能
- 最近主流の大容量バッテリー機種でも、1回のフル充電の電気代は1円未満に収まり、過度に心配する必要はない
- 充電回数を減らすことは、スマホ充電の電気代削減だけでなく、バッテリー寿命の延長にもつながる
- 画面の明るさや通知設定、バックグラウンド通信などを見直すことで、バッテリー持ちを改善し、充電頻度を下げられる
- 待機電力は家庭全体では年間約5%・金額にして約7,000円程度と無視できないが、スマホ充電器1台あたりでは年間数十円〜100円程度にとどまる
- 充電完了後にケーブルを抜く・使わない充電器はスイッチ付きタップでオフにするなどの習慣は、待機電力削減と安全性向上の両方に有効
- 家族のスマホ・タブレット・ゲーム機などを合わせても、「小さな充電」の合計はあくまで脇役であり、エアコンや冷蔵庫など大物家電の見直しが優先
- 電力会社や料金プランを見直して1kWhあたりの単価を下げられれば、スマホを含む全家電の電気代をまとめて下げることができる
- 再エネ賦課金や燃料費調整などの影響で電気料金は変動するため、定期的に使用量と契約内容を確認し、必要に応じてプラン変更や乗り換えを検討することが重要
- 職場や店舗のコンセントでの無断スマホ充電は、金額が小さくても窃盗と見なされる可能性があり、節約目的であっても避けるべき行為
スマホ充電の電気代は驚くほど小さく、「電気代が高い原因」の主役ではありません。スマホ充電をきっかけに電気料金の仕組みや単価を理解し、家電全体の使い方や料金プランの見直しへと視野を広げていくことが、ムリなく電気代を抑える一番の近道と言えます。
