オイルヒーターとエアコンの電気代比較と節約術ガイド

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オイルヒーターとエアコンの電気代比較と節約術ガイド

冬の暖房選びで「オイルヒーターとエアコン、どちらが電気代を抑えられるの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

「つけっぱなしにしたら一ヶ月いくらかかる?」「デロンギのモデルって電気代がやばいと聞いたけど実際はどうなの?」――こうした疑問は、暖房器具を選ぶうえで誰もが気になるポイントです。

結論から言うと、オイルヒーターの電気代は使い方によって大きく変わります。エアコンと比べると消費電力が一定のため高くなりやすい傾向がありますが、使用する部屋の広さや断熱性能、ECOモードの活用次第で差を縮めることも可能です。

この記事では、オイルヒーターとエアコンの電気代をシミュレーション数値で比較し、他の暖房器具も含めたコスト早見表、そして今日から使える節電術を詳しく解説します。

寝室や子供部屋での使い勝手も含め、あなたの暮らしに合った暖房の選び方がわかります。ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント
  • オイルヒーター(1200W)の電気代は1時間あたり約37円、エアコン(安定運転時)は約6〜20円が目安(電力料金31円/kWh換算)
  • 1ヶ月つけっぱなし(8時間/日)の場合、オイルヒーターは約8,900円、エアコンは約4,500〜8,900円と幅がある
  • オイルヒーターはECOモードや窓際設置などの工夫で電気代を抑えられる
  • エアコンとオイルヒーターの併用で快適さと省エネを両立できる
目次

オイルヒーターとエアコンの電気代を数字で比較する

  • 消費電力の仕組みと1時間あたりの電気代の違い
  • 1時間・6時間・1ヶ月のシミュレーション数値
  • デロンギ・アイリスオーヤマなどメーカー別の消費電力と費用
  • 他の暖房器具(こたつ・電気ストーブ等)との電気代一覧

オイルヒーターとエアコンの消費電力と仕組みの違い

オイルヒーターとエアコンの消費電力と仕組みの違い

オイルヒーターは密閉容器内のオイルを電熱で加熱し、輻射熱と自然対流で部屋を暖める暖房器具です。動作音がほとんどなく、空気を乾燥させにくいのが大きな特長として知られています。一方で、加熱中は消費電力が一定で変動しにくく、一般的な定格消費電力は500W〜1,500W程度です。

エアコンはヒートポンプという仕組みで屋外の熱を屋内に移動することに電気を使っており、電気を直接熱に変換するヒーター式暖房よりも効率的に暖めることができます。オイルヒーターは、エアコンと同じ量の熱を生み出すために約5〜8倍のランニングコストがかかるとの報告があります。

エアコンの消費電力は起動時(最大出力)に1,000〜1,500Wを消費しますが、設定温度に達すると消費電力が大幅に下がる仕組みになっています。安定時には100〜500W程度まで消費電力が下がるため、実際の平均コストはオイルヒーターより低くなるケースが多いとされています。

断熱性の低い住宅ではオイルヒーターがフルパワーで運転し続けやすく電気代が高くなりやすい点も、エアコンとの違いとして挙げられます。逆に、断熱性が高い住宅(RC造・ペアガラス等)であれば、オイルヒーターの消費電力が安定しやすく省エネ効果が高まるとの報告があります。

まとめると、部屋全体を暖める用途ではエアコンがコスト面で優れており、オイルヒーターは静音性・乾燥しにくさを重視する場面で選ばれる傾向にあります。

1時間・6時間・1ヶ月のオイルヒーター電気代シミュレーション

1時間・6時間・1ヶ月のオイルヒーター電気代シミュレーション

電力料金の目安単価は31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会)を基準として計算します。

オイルヒーター(1,200W)の電気代は、1時間あたり約37円、6時間使用で約222円、1ヶ月(6時間/日×30日)では約6,660円となります。1,000Wのモデルを1日8時間・30日使用した場合は月約7,440円、1,500Wのモデルなら月約11,160円が目安です。600Wの小型モデルであれば1時間約18.6円、1日8時間で約148.8円、1ヶ月約4,464円と、モデルによって費用に大きな差があります。

エアコン(6畳用、ダイキンRシリーズ実測データ)の1時間あたり電気代は約13.6円です。資源エネルギー庁データを基準とした10畳用エアコンの安定運転時は約6円となっており、1ヶ月(8時間/日)の電気代はモデルや稼働状況により約816〜8,928円と幅があります。

オイルヒーターをつけっぱなし(12時間/日)にした場合は約186〜558円/日となり、強モード時はさらに高くなる可能性があります。使用時間や出力設定がコストに大きく影響するため、実際の利用シーンに合わせてシミュレーションすることが大切です。

デロンギ・アイリスオーヤマのモデル別消費電力と電気代の目安

デロンギ・アイリスオーヤマのモデル別消費電力と電気代の目安

代表的なメーカーのモデルを見ると、デロンギ RHJ75V0815は消費電力1,200W、1時間の電気代の目安は約37円です。アイリスオーヤマ IWH-1210Mも消費電力1,200Wで、同様に1時間約37円となっています(いずれも31円/kWh換算)。

デロンギ ユニカルド RHJ65L0915は強1,500W/中900W/弱600Wの3段階切替で、適用畳数は10〜13畳。デロンギ ベルカルド RHJ75V0915-GYは強1,500W/中900W/弱600Wで、eco運転モードとタイマー24時間設定を搭載しています。アイリスオーヤマ POH-S1208M-Wは強1,200W/中700W/弱500Wで適用畳数8畳、エコモード・タイマーを標準装備しています。

ECO運転搭載モデルでは電気代が大きく下がる場合があります。RC集合住宅・新省エネ基準条件での試算(2024年4月時点のデータ)によると、デロンギ エコ運転搭載モデルの1時間あたり平均電気代は6畳・16度設定で約8.9円、8畳・18度設定で約12.1円、10畳・20度設定で約16.1円となっています。エコ運転搭載モデルは通常モデルに比べ約18%の節電効果が確認されています。

オイルヒーター・エアコン・他暖房器具の電気代早見表

オイルヒーター・エアコン・他暖房器具の電気代早見表

各暖房器具の1時間あたり電気代(31円/kWh換算)を比較すると以下の通りです。

暖房器具 消費電力の目安 1時間あたり電気代 1ヶ月(8時間/日×30日)目安
オイルヒーター 500〜1,500W 約15.5〜46.5円 約3,720〜11,160円
エアコン(6〜10畳) 110〜1,200W 約3.4〜37.2円 約816〜8,928円
セラミックファンヒーター 600〜1,200W 約18.6〜37.2円 約4,464〜8,928円
電気ストーブ(カーボン) 450〜900W 約14.0〜27.9円 約3,348〜6,696円
ホットカーペット(2畳) 200〜320W 約6.2〜9.9円 約1,488〜2,381円
こたつ 80〜160W 約2.5〜5.0円 約600〜1,200円
電気毛布 30〜100W 約0.9〜3.1円 約216〜744円
オイルレスヒーター 1,000W 約31円 約7,440円

エアコンは部屋全体を暖める暖房器具の中で最もコストパフォーマンスが高いとされています。ただしエアコンは起動時に1,000〜1,500Wを消費するため、短時間利用では実際のコストが高くなることもあります。こたつや電気毛布は局所暖房用途で非常に省エネですが、部屋全体を暖める目的には向きません。用途に合わせて組み合わせることで、トータルの暖房コストを抑えることができます。

電気代を抑えながらオイルヒーターとエアコンを賢く使う方法

  • 効果的な設置場所・温度設定・気密性の工夫
  • ECOモード・タイマー機能の具体的な活用法
  • エアコンとオイルヒーターの効率的な併用術
  • サーキュレーターや断熱対策などの節約アイデア

オイルヒーターの電気代を下げる設置場所・温度設定のコツ

オイルヒーターの電気代を下げる設置場所・温度設定のコツ

オイルヒーターを窓際に設置することが効果的です。外から侵入する冷気(コールドドラフト現象と呼ばれる冷気の下降)を暖め、暖かい空気が部屋全体に自然と循環しやすくなります。

部屋の気密性を上げることも重要で、ドアの開閉を最小限にして暖気の逃げを防ぐことが節電につながります。設定温度は必要以上に上げすぎず、20°C前後を目安にして厚着やブランケットと組み合わせるのが効果的です。設定温度を1°C低くしても体感温度は変わらないと考えられています。

断熱性が高い部屋(RC造・ペアガラス等)では消費電力が安定しやすく省エネ効果が高くなります。窓にはカーテンや断熱シートを活用して冷気の侵入を防ぐことも有効です。部屋の広さに合った適用畳数の製品を選ぶことで、無駄な電力消費を防ぐことができます。ECOモードや出力切替(弱モード)を積極的に活用することも、電気代を抑えるうえで重要なポイントです。

タイマー・ECOモードで節電する具体的な活用法

タイマー・ECOモードで節電する具体的な活用法

ECOモードは室温を自動検知し、最適な電力レベルで運転することで無駄な消費電力を抑える機能です。タイマー機能を活用して起床1時間前にON、就寝1時間後にOFFに設定すると、無駄な運転時間をなくすことができます。

デロンギのオイルヒーターはECOモード・タイマー24時間設定を搭載したモデルが多く揃っています。アイリスオーヤマ製品もECOモード・タイマーを標準装備しており、1時間単位でON/OFFを設定することが可能です。

10畳のリビングでエコ運転機能を活用すると、通常モデルとの比較で1ヶ月約1,116円(4円×9時間×31日)の節約効果が報告されています。省エネモードやECOモードの活用で最大20〜30%の節電効果が期待できるとされています。出力切替機能で暖房が不要なタイミングに低出力に変更することも有効です。古い機種でECO運転機能がなければ、買い替えを検討することも節電策の一つとして挙げられています。

エアコンとオイルヒーターを組み合わせて快適・省エネを両立する方法

エアコンとオイルヒーターを組み合わせて快適・省エネを両立する方法

帰宅直後や朝の冷え込む時間帯はエアコンで素早く暖め、室温が安定した後にオイルヒーターに切り替える方法が効果的です。この方法でエアコン単独の連続運転よりも電気代を抑えられるとの報告があります。

オイルヒーターは空気を乾燥させない特徴があるため、就寝時の長時間利用に適しています。加湿器を併用すると体感温度が上がり、暖房の設定温度を抑えやすくなります。サーキュレーターを部屋の中心・風向き真上に設置して空気を循環させると、暖房効率の向上が期待できます。

エアコンのフィルターを2週間に1回程度掃除することで、暖房効率の改善と電気代削減の効果が期待できます。エアコンで部屋全体を暖め、足元はホットカーペットで補強するとエアコンの設定温度を下げることができます。サーキュレーター併用でエアコンの設定温度を下げても快適に過ごせる環境を作ることが可能です。

オイルヒーターのメリット・安全性と使い分けシーン

オイルヒーターのメリット・安全性と使い分けシーン

オイルヒーターは火を使わないため一酸化炭素中毒の心配がなく、表面温度も60〜80°Cと他の暖房器具より低めです。多くの製品に転倒時自動オフ機能・過熱防止機能が搭載されており、就寝中も安全性が高い暖房器具として知られています。

風を出さないためホコリ・ハウスダストを巻き上げず、アレルギーが気になる方にも適しているとされています。空気を乾燥させない特性から、寝室・子供部屋・書斎での利用に向いています。メンテナンスは本体表面のほこりを拭くだけでフィルター掃除が不要なことも魅力の一つです。

耐用年数は約10年が目安との報告があります。デメリットとしては部屋が暖まるまでに30分〜1時間程度かかることが挙げられます。広い部屋(10畳以上)や断熱性の低い住宅ではオイルヒーターの効果が発揮しにくく、フルパワーで運転し続けて電気代が高くなりやすい点も把握しておくことが大切です。

オイルヒーターとエアコンの電気代比較と節約ポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • オイルヒーター(1,200W)の電気代は1時間約37円(31円/kWh換算)、エアコンの安定運転時は約6〜20円が目安
  • 1ヶ月(8時間/日×30日)のオイルヒーター費用は出力次第で約3,720〜11,160円、エアコンは約816〜8,928円
  • オイルヒーターは密閉容器内のオイルを電熱で加熱し、輻射熱・自然対流で部屋を暖める仕組み
  • エアコンはヒートポンプで屋外の熱を屋内に移動するため、オイルヒーターより約5〜8倍効率的とされている
  • デロンギ ECO運転搭載モデル(2024年4月時点)は通常モデルより約18%の節電効果が確認されている
  • オイルヒーターは断熱性の高い住宅(RC造・ペアガラス等)でこそ省エネ効果が高まる
  • 窓際への設置でコールドドラフト現象を防ぎ、暖かい空気が自然循環しやすくなる
  • ECOモード・タイマー活用で最大20〜30%の節電効果が期待できるとされている
  • 帰宅時はエアコンで速暖し、室温安定後にオイルヒーターへ切り替える併用法が有効
  • サーキュレーターを部屋の中心・風向き真上に設置すると暖房効率の向上が期待できる
  • エアコンのフィルターを2週間に1回程度掃除すると電気代削減の効果が期待できる
  • オイルヒーターは火を使わず表面温度60〜80°Cと低く、転倒自動オフ機能搭載モデルが多い
  • 風を出さないため寝室・子供部屋・書斎など静音・乾燥しにくさを重視する場面に適している
  • オイルヒーターの耐用年数は約10年が目安との報告があり、古い機種はECO機能搭載モデルへの買い替えも選択肢
  • 暖房器具は部屋の広さ・断熱性・用途に合わせて選び、複数を組み合わせることでコストと快適さを両立できる
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