窓用エアコンの電気代はいくら?壁掛けエアコンとの比較と節約術を解説

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窓用エアコンの電気代はいくら?壁掛けエアコンとの比較と節約術を解説

「賃貸でエアコンが設置できない」「室外機を置くスペースがない」——そんな悩みを持つ方にとって、窓用エアコンは工事不要で導入できる頼もしい選択肢です。引っ越しが多い方や、夏場だけ小部屋を冷やしたい方にも注目されています。

ただ、いざ購入を検討すると「電気代はどれくらいかかるの?」「壁掛けエアコンより高いって本当?」という疑問が出てきますよね。インバーター非搭載という特性上、長時間使用では電気代が割高になるケースがあるのも事実です。

この記事では、窓用エアコンの電気代を1時間・1日・1ヶ月・1年の単位で試算し、コロナやハイアールなど人気機種の比較、壁掛けエアコンとのコスト比較、さらに電気代を抑える具体的な節約術まで詳しく解説します。

この記事のポイント
  • 窓用エアコンの1時間あたりの電気代はおよそ15〜20円(消費電力や機種による)
  • 冷房専用タイプ(コロナCW-FA1624R)の年間電気代は約10,850円との報告がある(夏場のみ使用時)
  • 壁掛けエアコンと比べると消費電力は近いケースもあるが、インバーター非搭載のため長時間使用では割高になる可能性がある
  • フィルター掃除やサーキュレーター活用・断熱対策などで電気代を節約できる
目次

窓用エアコンの電気代の基本と計算方法

  • 窓用エアコンとは?室外機なしで使える仕組み
  • 1時間・1日・1ヶ月・1年の電気代の目安
  • コロナ・ハイアールなど人気機種の電気代を比較
  • 冷房専用と冷暖房兼用タイプの電気代の違い
  • つけっぱなし運転にした場合の電気代はいくら?

窓用エアコンとは?室外機なしで使える仕組み

窓用エアコンとは?室外機なしで使える仕組み

窓用エアコンは「ウィンドエアコン」「ウィンドウクーラー」とも呼ばれる、室内機と室外機が一体化したタイプのエアコンです。窓枠に固定するだけで設置でき、配管工事が一切不要という点が最大の特徴です。

仕組みとしては、壁掛けエアコンと同様にヒートポンプで熱を移動させ、本体の背面から屋外へ熱を排出します。室内の暑い空気を取り込み、熱を外に逃がしながら冷たい空気を室内に送る——その一連の動作を、一体型のコンパクトな本体だけでこなせる構造になっています。

適応畳数は、冷房で最大7〜8畳、暖房で最大5〜6畳が目安です。こぢんまりした小部屋やワンルーム向けの設計で、大きなリビングなどには向きません。

注目すべき点として、窓用エアコンの多くはインバーター非搭載です。壁掛けエアコンのように「設定温度に近づいたら出力を自動で下げる」という制御が行われないため、一定のパワーで動き続ける分、長時間使用では電気代が高めになる傾向があります。

機種の種類は大きく2つあります。夏場の冷房専用タイプと、冷暖房どちらにも対応する冷暖房兼用タイプです。電気代を抑えたい場合は、冷房専用タイプを選んで冬は別の暖房器具を使うという選択肢もあります。

本体価格は4〜7万円程度が主流で、壁掛けエアコン(本体+工事費で55,000〜95,000円)と比べると初期費用を大きく抑えられます。賃貸住宅やベランダのないワンルームで重宝され、引っ越し時に取り外して持ち運べる手軽さも魅力のひとつです。

窓用エアコンは設置工事が不要で、引き違い窓があれば賃貸住宅にも設置できるのが強みです

1時間・1日・1ヶ月・1年の電気代の目安

1時間・1日・1ヶ月・1年の電気代の目安

窓用エアコンの電気代は、以下の計算式で求めます。

電気代 = 消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h) × 電力量料金単価(円/kWh)

電力量料金の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の基準である31円/kWhを使います。

しろくまパワーなどの試算資料によると、窓用エアコン(冷房運転)の時間別電気代は以下の通りです。

使用時間 冷房の電気代(目安)
1時間 約19.8円
1日(8時間) 約158.7円
1ヶ月(30日×8時間) 約4,761円
1年(365日×8時間) 約57,933円

暖房運転の電気代は1時間約19.5円、1ヶ月約4,687円と、冷房とほぼ同程度になるケースが多いとの報告があります。

まちエネの試算によると、電力量料金30円/kWh時に1時間あたり約16.5円との報告があります。使用する電力プランによって実際の電気代は変わります。

楽々サービスの試算では、窓用エアコン3機種(コロナCW-FA1624R・ハイアールJA-16Y・トヨトミTIW-A160M)の平均値(定格値の75%で安定運転)では、帰宅後3時間の使用で約37円という計算結果も紹介されています。

1日8時間・月30日の使用を前提とした場合、窓用エアコンの冷房電気代は月約4,761円が目安です

コロナ・ハイアールなど人気機種の電気代を比較

コロナ・ハイアールなど人気機種の電気代を比較

主要メーカーの機種別に電気代を比較します。電力量料金は31円/kWhで計算しています。

コロナ CW-1625R(冷房専用)

周波数 消費電力 1時間 8時間
50Hz 550W 約17.05円 約136.4円
60Hz 635W 約19.69円 約157.48円

ハイアール JA-W16A(冷房専用)

周波数 消費電力 1時間 8時間
50Hz 480W 約14.88円 約119.04円
60Hz 560W 約17.36円 約138.88円

同等の畳数クラスで比べると、ハイアールはコロナよりも消費電力が低い傾向があります。機種によって1時間の電気代差は数円程度ですが、積み重なると1ヶ月・1年でそれなりの差が生まれます。

年間電気代の目安(夏場のみ冷房専用使用)は以下の通りです。

機種 畳数 期間消費電力量 年間電気代目安
コロナ CW-FA1624R 4〜6畳 350kWh 10,850円
コロナ CW-FA1824R 4.5〜7畳 384kWh 11,904円

50Hzと60Hzでは消費電力が異なるため、お住まいの地域に応じた確認が必要です。東日本(50Hz)と西日本(60Hz)で同じ機種でも電気代が変わる点は購入前に注意しておきましょう。

購入時は50Hz/60Hzの対応を確認し、お住まいの地域に合った消費電力の数値を確認しましょう

冷房専用と冷暖房兼用タイプの電気代の違い

冷房専用と冷暖房兼用タイプの電気代の違い

冷房専用と冷暖房兼用では、電気代に大きな差が出ます。

タイプ 機種 期間消費電力量 年間電気代目安
冷房専用 CW-FA1624R 350kWh 10,850円(夏場のみ)
冷暖房兼用 CWH-A1824R 1,316kWh 40,796円(通年使用)

年間電気代の差は約3万円にもなります。ただし、これは冷暖房兼用タイプを通年使用した場合の試算であり、冬季の暖房分が大きく反映されています。

冷暖房兼用の冷房時消費電力(コロナCWH-A1825R)は50Hzで640W・1時間約19.84円、60Hzで755W・1時間約23.41円との報告があります。冷房時だけで比べると冷房専用より消費電力が高めになる点も確認が必要です。

冷暖房兼用タイプの暖房性能は壁掛けエアコンより劣るとされており、冬は他の暖房器具を併用するケースも多いようです。暖房能力は最大5〜6畳のため、広い部屋には向きません。

暖房用途を重視するなら壁掛けエアコンのほうが省エネ効率が高いとの報告があります。電気代を抑えたいのであれば、冷房専用タイプを選んで冬場は電気代の安い暖房器具(こたつや電気毛布など)で対応するほうが、年間のトータルコストを下げられる可能性があります。

冷暖房兼用と冷房専用、どちらがお得なの?

夏だけ使うなら冷房専用が断然お得です。年間電気代が約3万円も違うとの報告があります

つけっぱなし運転にした場合の電気代はいくら?

つけっぱなし運転にした場合の電気代はいくら?

つけっぱなし運転の場合、インバーター非搭載の窓用エアコンは消費電力が一定で推移するため、使用時間に比例して電気代が積み上がります。

しろくまパワーのデータをもとにした試算では、以下のようになります。

運転時間 冷房の電気代(目安)
1日8時間 約158.7円
1日24時間(つけっぱなし) 約476.1円
1ヶ月(24時間×30日) 約14,283円

壁掛けエアコン(インバーター搭載)は設定温度に近づくほど出力が下がり効率化されるため、長時間運転ほど窓用エアコンとの差が広がる傾向があります。

つけっぱなしにすると電気代がかさむ主な理由は、インバーター非搭載による一定出力の継続運転です。設定温度になっても出力が下がらないため、壁掛けのように「じわじわ省エネ」になりません。

節電の観点では以下の点が参考になります。

  • 窓の隙間を断熱テープで補強すると、無駄な電力消費を抑えられるとの報告があります
  • 窓を開けたままエアコンを運転すると冷気が逃げて消費電力が増えるとの報告があります
  • 日中の暑い時間帯のみ使用し、夜間は停止するほうが電気代を抑えやすいとされています
  • タイマー機能を活用して外出時のつけっぱなしを防ぐことが推奨されています

24時間つけっぱなしにすると月約14,000円超の電気代になる可能性があります。タイマー活用がおすすめです

窓用エアコンの電気代を節約する方法と壁掛けエアコンとの比較

  • 壁掛けエアコンとの電気代・コストを比較
  • 窓用エアコンのメリットとデメリット
  • 電気代を抑える5つの節約術
  • 窓用エアコンが向いている人・向いていない人

壁掛けエアコンとの電気代・コストを比較

壁掛けエアコンとの電気代・コストを比較

窓用エアコンと壁掛けエアコンの電気代・コストを比較してみましょう。

初期費用の比較

項目 窓用エアコン 壁掛けエアコン
本体価格 30,000〜70,000円 工事費込みで55,000〜95,000円
設置工事費 不要 必要

初期費用だけ見れば窓用エアコンが有利です。

電気代の比較(時間別)

楽々サービスの試算によると、窓用エアコン3機種平均(定格値75%での安定運転)は通常エアコンより消費電力が約18%低いとの結果があります。

  • 帰宅後3時間使用:窓用は約37円、通常エアコンは約46円(1日あたり約9円の差)

ただし、これは短時間使用での試算です。でんきナビの比較では、窓用エアコン(コロナCWH-A1820)と壁掛けエアコン(パナソニックCS-220DFR)の年間電気代を比べると、窓用35,500円に対し壁掛け19,359円と、大きな差が出ることも示されています。

この差が生まれる理由は「インバーター制御」の有無です。壁掛けエアコンのAPF(通年エネルギー消費効率)が約5.8なのに対し、窓用エアコンは約2.5と半分以下との報告があります。長時間つけっぱなしにするほど、この差が広がります。

冷房能力も窓用エアコンが1.4kW前後に対し、壁掛けエアコンは2.2kW以上のクラスも多く、広い部屋での冷却能力にも差があります。壁掛けエアコンは静音性が高く、防犯面でも窓用より優れるとの報告があります。

短時間・小部屋の冷房なら電気代が近いまたは窓用が低いケースもありますが、長期的な電気代を重視するなら壁掛けエアコンが有利になるケースがあると言えます。

窓用エアコンのメリットとデメリット

窓用エアコンのメリットとデメリット

窓用エアコンを選ぶ前に、メリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリット

1. 壁に穴を開けずに設置できる:工事不要で配管穴が不要。賃貸住宅でも設置できます

2. 本体価格が比較的安く、初期コストを抑えられる:工事費も不要なため、導入のハードルが低い

3. 取り外しが容易で引っ越し時に持ち運べる:シーズン外は収納可能

4. ベランダや室外機スペースが不要:室外機を置けない部屋でも使える

デメリット

1. 排気音(コンプレッサー音)が壁掛けより大きい:室外機の音が室内に届きやすい構造のため、静音性に欠けます。運転音50dB以下の静音タイプを選ぶと多少改善されます

2. 電力調整ができないため長時間運転では電気代が割高になりやすい:インバーター非搭載の宿命です

3. 設置した窓の施錠ができず防犯面でのリスクがある:補助錠を取り付けることで軽減できるとの報告があります

4. 適応畳数が小さく広い部屋には向かない:冷房で最大7〜8畳が限界です

5. 豪雨・台風時は窓を閉める必要があり使用できない:横殴りの雨の際は使用を控えましょう

メリット・デメリットをふまえると、「手軽さ・初期費用の安さ」を優先する場面では窓用エアコンが適しており、「省エネ性能・長時間快適使用・防犯面」を重視するなら壁掛けエアコンが向いています。

電気代を抑える5つの節約術

電気代を抑える5つの節約術

インバーター非搭載の窓用エアコンでも、工夫次第で電気代を抑えることができます。以下の5つの方法を参考にしてみてください。

節約術①:フィルターをこまめに掃除する

フィルターにほこりが溜まると運転効率が下がり、無駄な電力を消費します。2週間に1回程度のペースでフィルターを掃除することで、本来の冷却性能を維持できます。掃除は衛生面でも重要で、カビの繁殖を防ぐ効果もあります。

節約術②:サーキュレーターや扇風機と組み合わせる

冷たい空気は部屋の下に溜まりやすい性質があります。サーキュレーターを窓用エアコンの背面側に置いて空気を循環させると、設定温度を1〜2℃高めに保っても快適さを維持できます。楽々サービスの試算では、サーキュレーター併用で設定温度を2℃上げると消費電力を約20%削減できるとの報告があります。

節約術③:遮光カーテンや断熱シートで室内に熱が入りにくくする

米エネルギー省の報告によると、ハニカム構造のシェードは窓から侵入する日射熱を最大60%カットし、冷房エネルギーを約20%抑える可能性があるとされています。南・西向きなど直射日光の強い窓から導入すると効果的です。

節約術④:タイマー機能を活用して使用時間を管理する

外出中のつけっぱなしは不要な電力消費につながります。タイマー機能を活用して就寝前や外出前に停止設定をしておくと、無駄な電気代を防げます。

節約術⑤:窓枠の隙間を断熱テープでふさぐ

窓とエアコンの間の隙間から外気が侵入すると、冷気が逃げて消費電力が増えます。付属のパッキンや断熱テープで隙間を丁寧にふさぐことで、つけっぱなし時の無駄な電力消費を抑えられるとの報告があります。

サーキュレーターとの併用は節電効果が高く、設定温度を上げながら快適さを保てるためおすすめです

窓用エアコンが向いている人・選び方のポイント

窓用エアコンが向いている人・選び方のポイント

窓用エアコンが本当に自分に合っているかどうかを判断するために、向いている人・向いていない人の特徴を整理します。

窓用エアコンが向いている人

  • 賃貸住宅で壁に穴を開けられない人
  • 室外機を置くスペースがない部屋の人(ベランダなしのワンルームなど)
  • 引っ越しが多く持ち運びを重視する人
  • 4〜7畳程度の小部屋を夏場だけ冷やしたい人

窓用エアコンが向いていない人

  • 広い部屋(8畳以上)をしっかり冷やしたい人
  • 長時間運転での電気代を重視する人
  • 防犯面を重視する人(窓の施錠ができなくなる)

選び方のポイント

選び方で特に重要なのは以下の3点です。

1. 畳数に合った機種を選ぶ:部屋の広さに対応する適応畳数の機種を選ばないと、十分な冷却効果が得られません。木造か鉄筋コンクリートかによっても適用畳数の目安が変わります

2. 50Hz/60Hzの対応を確認する:同じ機種でも50Hzと60Hzで消費電力が異なります。東日本(50Hz)と西日本(60Hz)でお住まいに合った数値を確認しましょう

3. 設置できる窓の種類を事前確認する:窓用エアコンが設置できるのは基本的に「引き違い窓(左右スライド式)」のみです。上げ下げ窓・滑り出し窓・押し引き窓には設置できないため、事前に窓の種類を確認することが重要です

また、窓の高さや開き幅が規定サイズ(77cm以上など)を満たしているかもチェックが必要です。本体は20kg以上の重量があるため、設置作業は2人以上で行うことが推奨されています。

上げ下げ窓や滑り出し窓には設置不可なため、購入前に必ず窓の種類と窓枠サイズを確認してください

窓用エアコンの電気代と節約ポイントのまとめ

この記事のまとめです。

  • 窓用エアコンは室内機と室外機が一体化したタイプで、工事不要で設置できる
  • 電気代計算式は「消費電力(W)÷1,000×使用時間×電力量料金単価(円/kWh)」で、目安単価は31円/kWh
  • 1時間あたりの電気代は機種によって約15〜20円程度が目安
  • コロナCW-FA1624Rの年間電気代(夏場のみ)は約10,850円との報告がある
  • 冷暖房兼用タイプ(CWH-A1824R)は年間約40,796円(通年使用)と冷房専用より大幅に高くなるとの報告がある
  • インバーター非搭載のため一定出力で運転し、長時間使用では壁掛けエアコンより電気代が割高になるケースがある
  • 壁掛けエアコンとの比較では、短時間・小部屋の冷房なら消費電力が近いまたは低いケースもある
  • 初期費用(本体のみ)は壁掛けエアコン+工事費より安く抑えられる場合がある
  • フィルター掃除・サーキュレーター活用・断熱対策などで電気代を節約できる
  • サーキュレーター併用で設定温度を2℃上げると消費電力を約20%削減できる可能性がある
  • 賃貸・小部屋・引っ越しの多い人に向いており、広い部屋や防犯重視の人には不向きとされている
  • 50Hz/60Hzで消費電力が変わるため購入前に地域に応じた確認が必要
  • 引き違い窓以外(上げ下げ窓・滑り出し窓など)には設置できないため事前確認が必要
  • タイマー機能を活用し外出中のつけっぱなしを防ぐことで電気代を節約できる
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