ドラム式洗濯機の乾燥電気代はいくら?タイプ別の差と節約術を徹底解説

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「ドラム式洗濯機の乾燥を毎日使うと、電気代はいくらになるのか」「ヒートポンプ式とヒーター式でどれくらい差が出るのか」が気になって、このキーワードで検索している方は多いと思います。

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)が示す電力料金目安単価は、現在も31円/kWh(税込)です。2022年7月に27円/kWhから31円/kWhへ改定されて以降、この単価が家電カタログや電力会社・家電メーカーの試算で広く使われています。

ただし、実際の電気料金単価は電力会社や料金プラン、燃料費調整額などによって異なるため、あくまで「目安」として扱う必要があります。

例えば、楽天エナジーの試算では、11kgクラスのヒーター式ドラム式洗濯機で「洗濯〜乾燥」を毎日1回行うと、1か月あたりの電気代は約1,710円、同クラスのヒートポンプ式なら約900円という結果が示されています。

洗濯だけなら月数十円で済むのに対し、乾燥まで使うと電気代が一気に増えることが分かります。

この記事では、ドラム式洗濯機の乾燥電気代の目安、ヒーター式とヒートポンプ式・縦型との違い、浴室乾燥機や除湿機など他の乾燥方法との比較、さらに乾燥機能を上手に使いながら電気代を抑える具体的な節約術まで、まとめて整理します。

この記事のポイント
  • ドラム式洗濯機の乾燥電気代は1回数十円だが、毎日使うと月数百〜数千円規模になる
  • ヒートポンプ式はヒーター式より「洗濯〜乾燥」1回あたりの電気代が半分前後になるケースが多い
  • 縦型洗濯乾燥機や浴室乾燥機より、ドラム式ヒートポンプ乾燥の方が電気代を抑えやすい
  • 乾燥機能の使い方・洗濯容量・フィルター掃除・電気料金プラン見直しで、乾燥電気代は大きく節約できる
目次

ドラム式洗濯機の乾燥電気代の目安

  • ドラム式洗濯機の電気代の仕組み
  • 乾燥まで使ったときの電気代の具体例
  • ヒーター式とヒートポンプ式の違い
  • 縦型洗濯乾燥機や他の乾燥方法との比較
  • 世帯・頻度別で見る年間コストのイメージ

ドラム式洗濯機の電気代の仕組み

ドラム式洗濯機の電気代の仕組み

ドラム式洗濯機の電気代は、基本的に「消費電力量(kWh)×電力料金単価(円/kWh)」で計算します。家電公取協が定める現在の電力料金目安単価は31円/kWh(税込)で、主要電力会社の平均的な料金をもとに算出された「目安」です。

電気代の仕組みとしては、一般家庭の電気料金はおおむね「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」といった項目で構成されています。

このうち、家電カタログなどで示される「電気代の目安」は、電力量料金だけを31円/kWhで単純計算したものが多く、燃料費調整額や再エネ賦課金を含まないケースが一般的です。実際の請求額はこれらが上乗せされるため、カタログの目安より高くなる場合もあります。

パナソニックの洗濯機サイトでも、電気代の計算式として「消費電力量(Wh)×0.031円」が紹介されています。具体例として、ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX129E では、定格洗濯乾燥6kg時の消費電力量が約890Whで、目安電気代は約28円とされています。

ここで押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • 洗濯だけのときは消費電力量が数十〜数百Wh程度で、1回数円レベル
  • 乾燥まで行うと数百〜2,000Wh前後になり、1回数十円レベルになる

楽天エナジーの試算では、11kgクラスのドラム式で「洗濯だけ」なら1回あたり約2円台ですが、「洗濯〜乾燥」まで行うと、ヒーター式で約57円、ヒートポンプ式で約30円と、10倍以上に膨らむ結果が示されています。

つまり、ドラム式洗濯機の電気代を考えるときは、「洗濯」そのものよりも「乾燥機能」をどれだけ使うかが、家計へのインパクトを左右する最大のポイントになります。

乾燥まで使ったときの電気代の具体例

乾燥まで使ったときの電気代の具体例

実際にどれくらい電気代がかかるのか、具体的な数字を確認してみましょう。ここでは、家電公取協の目安単価31円/kWh(税込)で計算された公表値をベースにします。

楽天エナジーのシミュレーションによると、11kgクラスのヒーター式ドラム式洗濯機で、洗濯〜乾燥までを行った場合の消費電力量は約1,850Whです。目安単価31円/kWhで計算すると、1回の電気代は約57円となります。

同じく11kgクラスのヒートポンプ式ドラム式洗濯機では、洗濯〜乾燥の消費電力量が約968Whで、1回あたりの電気代は約30円とされています。

この条件で、毎日1回洗濯〜乾燥を行うと次のようなイメージです(すべて目安値)。

  • ヒーター式ドラム式(洗濯〜乾燥 毎日1回)
  • 1回:約57円
  • 1か月(30回):約1,710円
  • 1年(365回):約20,805円
  • ヒートポンプ式ドラム式(洗濯〜乾燥 毎日1回)
  • 1回:約30円
  • 1か月(30回):約900円
  • 1年(365回):約10,950円

一方、「洗濯だけ」の場合の電気代は、同じ楽天エナジーの試算で、ヒーター式でもヒートポンプ式でも1か月約60〜70円程度とされています。

つまり、ドラム式洗濯機の電気代の大部分は「乾燥機能」をどれくらい使うかで決まっていると言えます。

なお、ここで紹介している金額はあくまで目安であり、実際の電気代は以下の要素で変動します。

  • 実際の契約単価(電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金など)
  • 乾燥時間やコース設定(標準・おまかせ・省エネモードなど)
  • 洗濯物の量や素材(厚手衣類が多いほど時間がかかる)
  • 室温や湿度、換気状況

そのため、ご自宅の洗濯機の「消費電力量」と「契約している単価」をもとに、一度自分で電気代を計算してみると、より実態に近い金額を把握できます。

ヒーター式とヒートポンプ式の違い

ヒーター式とヒートポンプ式の違い

ドラム式洗濯機の乾燥方式には、大きく分けて「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があります。

ヒーター式は、内蔵ヒーターで高温の温風を発生させ、その熱で衣類を乾かす方式です。電気をヒーターの発熱に直接使うため消費電力量が大きく、乾燥時の電気代は高くなりがちですが、本体価格はヒートポンプ式より安価なモデルが多い傾向があります。また、高温(80℃程度)で一気に乾かすため、乾燥時間は短めですが、生地へのダメージや縮みが出やすい場合があります。

一方、ヒートポンプ式はエアコンと同じようなヒートポンプ技術を使い、冷媒ガスの圧縮・膨張により空気の熱を効率的に回収・再利用しながら乾燥させる方式です。低温(60℃程度)で乾燥させるため衣類を傷めにくく、冷却水も使わないので、水道代も抑えやすいのが特徴です。その代わり、本体価格は高めになることが多いものの、ランニングコストは抑えやすい方式です。

ENEOS Power の比較では、複数のヒートポンプ式ドラム式洗濯機について、標準モードでの「洗濯〜乾燥」1回あたりの電気代は約29.3〜41.2円、省エネモードでは約20.8〜21.1円という結果が示されています。ヒーター式ドラム式のモデル群の平均は約57.5円で、ヒートポンプ式省エネモードの約21円前後と比べると半額以下です。

CDエナジーダイレクトの試算では、乾燥時の消費電力と1時間あたりの電気代の目安として次のような値が紹介されています。

  • ドラム式洗濯乾燥機(ヒーター式):約1,070W(約33.2円/時間)
  • ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式):約910W(約28.2円/時間)

同じドラム式でも、乾燥方式が変わるだけで電気代の水準は大きく変わります。乾燥をよく使う家庭ほど、ヒートポンプ式ドラム式洗濯機を選んだ方が、中長期的には電気代を抑えやすいと考えられます。

縦型洗濯乾燥機や他の乾燥方法との比較

「ドラム式洗濯機の乾燥電気代は高いのか安いのか」を判断するには、縦型洗濯乾燥機や浴室乾燥機、除湿機、衣類乾燥機、コインランドリーなど、他の選択肢と比べてみるとイメージしやすくなります。

CDエナジーダイレクトの試算では、目安単価31円/kWhを用いた「1時間あたりの電気代」が次のようにまとめられています。

乾燥方法 消費電力の目安 1時間あたり電気代の目安
縦型洗濯乾燥機 約1,120W 約34.7円
ドラム式洗濯乾燥機(ヒーター式) 約1,070W 約33.2円
ドラム式洗濯乾燥機(ヒートポンプ式) 約910W 約28.2円
浴室乾燥機 約1,500W 約46.5円
除湿機(コンプレッサー方式) 約125〜400W 約3.9〜12.4円
電気衣類乾燥機 約1,200W 約37.2円
コインランドリー乾燥(1時間相当) 約600円前後

ENEOS Power の検証でも、縦型洗濯乾燥機の「洗濯〜乾燥」1回あたりの電気代は約55.8〜76.0円と、ヒートポンプ式ドラムの平均(標準モード約35.4円、省エネモード約21円)よりかなり高い結果が示されています。

こうして見ると、浴室乾燥機やコインランドリーに比べれば、自宅のドラム式洗濯乾燥機で乾燥させる方が電気代はかなり安く済みます。一方で、除湿機+部屋干しは乾燥までの時間がかかるものの、電気代自体はかなり抑えられるケースが多いこともわかります。

  • 時間を優先したい

→ ドラム式洗濯乾燥機(特にヒートポンプ式)が有利

  • 電気代を最優先で安くしたい

→ 除湿機+部屋干しやサーキュレーター併用が有利

「雨の日だけ洗濯乾燥機の乾燥を使い、普段は除湿機や部屋干しで対応する」といった使い分けをすれば、ドラム式の便利さを活かしつつ電気代も抑えやすくなります。

世帯・頻度別で見る年間コストのイメージ

同じドラム式洗濯機でも、世帯人数や洗濯頻度によって年間の電気代は大きく変わります。ここでは、楽天エナジーの「11kgクラス・洗濯〜乾燥」データ(ヒーター式約57円/回、ヒートポンプ式約30円/回)をベースに、ざっくりとしたイメージを整理してみます。

まずは「毎日1回洗濯〜乾燥」を行うケースです。

  • 単身〜2人暮らし(1日1回 洗濯〜乾燥)
  • ヒートポンプ式:年間 約1.1万円
  • ヒーター式:年間 約2.1万円

次に、3〜4人家族で洗濯物が多く、「毎日2回」乾燥まで使う場合を考えてみます。

  • 3〜4人家族(1日2回 洗濯〜乾燥)
  • ヒートポンプ式:年間 約2.2万円(約30円×2回×365日)
  • ヒーター式:年間 約4.1万円(約57円×2回×365日)

ざっくりとまとめると、次のようなことが言えます。

  • 乾燥頻度を増やすほど、ヒートポンプ式とヒーター式の年間コスト差は数万円単位に広がる
  • 「洗濯だけの日」を増やせば、どの方式でも年間電気代は大きく下げられる

また、大多喜ガスが紹介している総務省統計局の家計調査によると、2023年の一般家庭の平均電気料金は世帯人数が増えるほど高くなる傾向にあります。

その中で洗濯乾燥機が占める割合は決して圧倒的ではありませんが、「毎日フル乾燥」か「必要なときだけ乾燥」にするかで、年間の電気代に体感できる差が出てくるレベルだと考えてよいでしょう。

ドラム式洗濯機の乾燥電気代を節約する方法

  • 乾燥機能の使い方と節電テクニック
  • フィルター掃除やメンテナンスで節約
  • 電気代を抑えるドラム式洗濯機の選び方
  • 電気料金プランの見直しと時間帯の工夫
  • ドラム式と部屋干し・除湿機の賢い使い分け

乾燥機能の使い方と節電テクニック

乾燥機能の使い方と節電テクニック

まずは、今あるドラム式洗濯機の「乾燥機能の使い方」を見直すだけで、意外と大きな節電効果が期待できます。

家電量販店や電力会社のコラムでは、共通して次のようなポイントが挙げられています。

  • 洗濯物は「洗濯容量」ではなく「乾燥容量」を守る
  • 一度の乾燥で詰め込み過ぎない(目安はドラムの7〜8割程度)
  • しっかり脱水してから乾燥にかける(脱水時間を長めにする)
  • 自然乾燥と組み合わせ、乾きやすいものは途中で取り出す

乾燥容量を超えて詰め込むと、乾燥時間が延びるだけでなく、何度も「追加乾燥」が必要になります。その分、消費電力量と電気代が増えてしまいます。CDエナジーダイレクトの解説でも、洗濯可能重量と乾燥可能重量は別に設定されているため、乾燥にかける前に一部を取り出すなどの工夫が推奨されています。

また、XPRICE のコラムでは、「まとめ洗いは節約に有効だが、詰め込みすぎないこと」が強調されています。

洗濯物を適量に保ちつつ、脱水をしっかり行って水分をあらかじめ飛ばしておくことで、乾燥時間と電気代を同時に削減しやすくなります。

具体的なテクニックとしては、次のようなものがあります。

  • 「標準コース」より「省エネコース」「エコモード」を優先的に使う
  • バスタオルなど乾きやすいものは途中で取り出し、残った厚手の衣類だけ追加乾燥する
  • タオルと厚手衣類を分けて乾燥させ、乾きムラと無駄な延長運転を減らす
  • 室温が低すぎない時間帯(冬の夜より日中など)に乾燥を行い、効率を上げる

こうした「使い方の最適化」だけでも、月数百円〜年間数千円規模で電気代が変わるケースがあります。

フィルター掃除やメンテナンスで節約

フィルター掃除やメンテナンスで節約

乾燥電気代を語るうえで見落とされがちなのが、フィルターやダクトなどの「お手入れ」です。

CDエナジーダイレクトやXPRICEの解説では、乾燥フィルターにホコリや糸くずが溜まると、乾燥効率が落ちて運転時間が長くなり、その分電気代が増えることが指摘されています。

基本的なメンテナンスとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 乾燥フィルター:できれば毎回、少なくとも数回に1回はホコリを除去する
  • 熱交換器や乾燥ダクト:取扱説明書で指定された頻度でブラッシングや洗浄を行う
  • ドアパッキン部分:ホコリや糸くずをこまめに拭き取る

最近の上位機種の中には、「乾燥フィルター自動おそうじ」や「乾燥ダクトの自動洗浄」など、フィルター詰まりを抑える機能を備えたモデルもあります。XPRICE のおすすめモデルでも、こうした自動おそうじ機能が「乾燥性能の維持」と「電気代の増加を抑える」観点から評価されています。

「なんとなく最近乾きが悪い」「以前よりも乾燥時間が伸びた」と感じたときは、まずフィルターやダクト周りのお手入れを見直してみるのがおすすめです。掃除をしただけで乾燥時間が短くなり、結果として電気代も自然と下がっていくケースは少なくありません。

電気代を抑えるドラム式洗濯機の選び方

電気代を抑えるドラム式洗濯機の選び方

これからドラム式洗濯機を購入・買い替えする場合は、「本体価格」だけでなく「乾燥時の消費電力量」と「省エネ性能」をしっかり比較することが大切です。

CDエナジーダイレクトのコラムでは、洗濯乾燥機を選ぶ際のポイントとして、次の3点が挙げられています。

  • 洗濯乾燥機の容量(特に乾燥容量)
  • 洗濯乾燥機の種類(縦型かドラム式か、ヒーター式かヒートポンプ式か)
  • 省エネ性能・エコモードの有無

ENEOS Power の比較記事では、パナソニック・シャープ・日立・東芝など複数メーカーのヒートポンプ式ドラム式洗濯機について、「洗濯〜乾燥」1回あたりの消費電力量と電気代が一覧で紹介されています。省エネモードを使うと、1回20円前後で乾燥までできるモデルもあることが分かります。

また、パナソニックのサイトでは、具体的な機種(例:NA-LX129E)ごとに定格洗濯乾燥時の消費電力量や1回あたりの電気代が明記されており、同じ容量でも機種によって大きな差があることが確認できます。

購入前にチェックしたいポイントを整理すると、次のようになります。

  • カタログ・公式サイトで「洗濯〜乾燥」の消費電力量(Wh)・年間消費電力量(kWh/年)を確認する
  • 統一省エネラベルや★の数(省エネ性能)を確認する
  • 乾燥方式がヒートポンプ式か、ヒーター式か、ハイブリッド式かを確認する
  • エコモードや自動センサー制御(温度・湿度・重量など)の有無をチェックする
  • 乾燥容量が世帯人数と生活スタイルに合っているか確認する

乾燥を日常的に使う家庭であれば、「ヒートポンプ式×省エネ性能の高いモデル」を選ぶことで、多少本体価格が高くても、数年単位で見れば電気代の差で元が取れるケースも少なくありません。

電気料金プランの見直しと時間帯の工夫

電気料金プランの見直しと時間帯の工夫

洗濯乾燥機そのものの省エネ性能に加えて、「電気料金プラン」や「使う時間帯」を工夫することで、乾燥電気代をさらに抑えることができます。

電気料金の明細は、前述の通り「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ賦課金」などで構成されています。

電力量料金の単価は、電力会社やプランによって大きく異なります。特に以下のようなケースでは、プランの見直しが有効です。

  • オール電化住宅で、夜間の単価が安い「時間帯別料金プラン」が選べる場合
  • 市場価格に連動して単価が変動する「市場連動型プラン」を利用している場合
  • 電気とガスのセット割引などが適用できる場合

CDエナジーダイレクトのコラムでも、オール電化住宅では「電気代の安い深夜に洗濯乾燥機を稼働させる」ことが節約につながると紹介されています。

一方、近年は日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動する「市場連動型プラン」も増えており、必ずしも「夜が一律で安い」とは限らない状況になっています。

こうしたプランでは、電力量料金が30分〜1時間ごとに変動するため、「市場価格が安い時間帯に洗濯乾燥機を動かす」ことが重要になります。

乾燥電気代を抑えるためには、次のようなステップで整理するとよいでしょう。

1. 検針票やマイページで、自分のプラン名と時間帯別単価を確認する

2. 洗濯乾燥機をよく使う時間帯が、単価の高い時間帯に集中していないかチェックする

3. 可能であれば、安い時間帯に予約運転を設定する(深夜や太陽光発電のある昼間など)

4. プラン変更でどれくらい電気代が変わるか、料金シミュレーションを試す

ただし、夜間の運転は集合住宅では騒音トラブルの原因になることもあるため、生活環境と近隣への配慮も含めて「無理のない範囲で時間帯を工夫する」ことが大切です。

また、自宅に太陽光発電や蓄電池を導入している家庭では、発電している昼間の時間帯に洗濯乾燥機を動かすことで、購入電力を減らし電気代を大きく抑えられるという報告もあります。

太陽光発電と時間帯別料金、蓄電池を組み合わせると、「日中の高い単価で電気を買わなくて済む」という意味でも効果は大きくなります。

ドラム式と部屋干し・除湿機の賢い使い分け

最後に、「乾燥は全部ドラム式でやるか」「部屋干し+除湿機を併用するか」といった乾燥方法の組み合わせを考えてみます。

先ほどの比較表のとおり、除湿機の1時間あたりの電気代はおよそ3.9〜12.4円と、洗濯乾燥機の乾燥運転に比べてかなり低い水準です。

ただし、除湿機だけでは十分に乾かない場合もあるため、実際には「部屋干し+サーキュレーター+除湿機」の組み合わせで数時間かけて乾かすパターンが多いでしょう。

一方、ドラム式洗濯乾燥機は1〜2時間程度で一気に乾燥まで仕上げられるので、

  • 花粉や黄砂の季節で外干ししたくないとき
  • 梅雨や秋雨など、そもそも外に干せない時期
  • 忙しくて洗濯物を干す時間がない日や、すぐに着たい服があるとき

といった場面では非常に頼りになる存在です。その代わり、毎日すべての洗濯物を乾燥までかけると、年間コストは前述のとおり数万円単位になりがちです。

現実的な落としどころとしては、次のような「メリハリある使い分け」が考えられます。

  • 普段は「洗濯のみ」+部屋干しや除湿機を基本とする
  • 厚手のタオル・パーカー・ジーンズなど、時間のかかるものだけ乾燥機能を使う
  • 雨の日や急ぎのときだけ「洗濯〜乾燥」フルコースを使う
  • 太陽光発電がある家庭では、発電が多い昼間に洗濯を集中させる

こうした使い分けをすることで、ドラム式の快適さを維持しつつ、「乾燥は必要なときだけ」というスタイルに切り替えやすくなります。

総括:ドラム式洗濯機の乾燥電気代を理解してムダなく節約する

  • ドラム式洗濯機の電気代は「消費電力量×電力料金単価」で計算される
  • 日本の家電カタログなどでは、電力料金目安単価31円/kWh(税込)が広く使われている
  • 洗濯だけなら1回数円だが、乾燥まで使うと1回数十円に跳ね上がる
  • 11kgクラスのヒーター式ドラム式では洗濯〜乾燥1回約57円、ヒートポンプ式では約30円という試算がある
  • 毎日1回洗濯〜乾燥を使うと、年間でヒーター式とヒートポンプ式の差は約1万円になる
  • 縦型洗濯乾燥機や浴室乾燥機より、ドラム式ヒートポンプ乾燥の方が電気代を抑えやすい傾向がある
  • 除湿機+部屋干しは時間はかかるが、乾燥方法の中では電気代が安い部類に入る
  • 乾燥容量を守る・詰め込み過ぎない・脱水を十分に行うことが、乾燥電気代の基本対策になる
  • 乾燥フィルターやダクトの掃除を怠ると乾燥時間が延びて電気代が増えるため、こまめなメンテナンスが重要
  • 購入時は乾燥方式(ヒートポンプ式か)と「洗濯〜乾燥」の消費電力量・省エネ性能を必ず確認すべき
  • 電気料金プランや時間帯別料金、太陽光発電・蓄電池の有無によって、同じ乾燥1回でも電気代が大きく変わる
  • 普段は洗濯のみと部屋干しを基本にし、「雨の日・急ぎの時だけ乾燥」を選ぶと年間コストを抑えやすい
  • ドラム式洗濯機の乾燥電気代は、使い方・機種選び・料金プラン選び次第で大きく変わる

ドラム式洗濯機の電気代、とくに乾燥機能のコスト構造を正しく理解しておけば、「便利さ」と「節約」の両立は十分可能です。自分のライフスタイルに合ったバランスを見極めて、無理なく続けられる節約術を取り入れていきましょう。

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