ドラム式洗濯乾燥機の電気代はいくら?1ヶ月の目安と節約方法を解説

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ドラム式洗濯乾燥機の電気代はいくら?1ヶ月の目安と節約方法を解説

天気の悪い日や花粉・梅雨のシーズン、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能は本当に助かりますよね。でも「電気代が心配で乾燥をためらってしまう」という声をよく聞きます。

実は、ドラム式洗濯乾燥機の電気代は乾燥方式によって大きく変わります。ヒートポンプ式なら洗濯〜乾燥1回あたり約20〜30円、ヒーター式だと50〜70円が目安です。毎日使えば1ヶ月の電気代にも大きな差が出てきます。

この記事では、ドラム式洗濯乾燥機の電気代を1回・1ヶ月・年間で計算するとともに、縦型洗濯機との比較、パナソニック・日立・シャープなどメーカー別の電気代の違いも紹介します。また、フィルター掃除や省エネモードの活用など、今日から実践できる節約方法もまとめました。乾燥機能を気兼ねなく使うためのヒントがきっと見つかるはずです。

この記事のポイント
  • ドラム式洗濯乾燥機の電気代は乾燥方式(ヒートポンプ式・ヒーター式)によって1回あたり最大40円以上の差がある
  • 洗濯のみの電気代はドラム式・縦型でほぼ同じだが、乾燥まで使うとヒートポンプ式ドラムが圧倒的に安い
  • パナソニック・日立・シャープなどメーカー別の1回あたり電気代を具体的な数値で比較できる
  • フィルター掃除・省エネモード・まとめ洗いなど、すぐ実践できる節約方法がある
目次

ドラム式洗濯乾燥機の電気代は1回いくら?乾燥方式別・メーカー別に比較

  • ヒートポンプ式とヒーター式の仕組みと電気代の違い
  • 1回・1ヶ月・年間の電気代シミュレーション
  • メーカー別(パナソニック・日立・シャープ)の電気代比較
  • ドラム式と縦型洗濯機の電気代・水道代トータル比較

ヒートポンプ式とヒーター式の仕組みと電気代の違い

ヒートポンプ式とヒーター式の仕組みと電気代の違い

「乾燥方式が違うだけで、こんなに電気代が変わるの?」と驚く方も多いのですが、ヒートポンプ式とヒーター式では乾燥の仕組みが根本的に異なります。

ヒーター式は、ドライヤーのようにヒーターで発生させた高温の熱風を衣類に当てて水分を蒸発させて乾かします。パワフルで乾燥時間が比較的短いのが特徴ですが、その分、消費電力が多くなります。ドラム式洗濯機の乾燥では、回転するドラム内で洗濯物が上から下に落ちる間に温風を当てて乾燥させる仕組みです。

一方、ヒートポンプ式は、洗濯槽内の湿気を含んだ空気をヒートポンプで除湿し、乾いた温風に変えて衣類を乾かします。エアコンの除湿機能に近いイメージです。ヒーターを使わずに空気中の熱を利用して効率よく乾燥させるため、消費電力が少なく済みます。空気中の熱エネルギーを効率よく回収して再利用するため、消費電力量が大幅に抑えられるのが最大の特長です。

消費電力量で比較すると、ヒートポンプ式は1回600〜900Wh、ヒーター式は1,500〜2,000Whが目安です。ヒートポンプ式はヒーター式の約半分以下の電気代で済む計算になります。ヒートポンプ式はヒーター式に比べて約半分以下の電気代で済むとの報告があります。

さらに、ヒートポンプ式は65℃前後の比較的低い温度で乾燥させるため、衣類が傷みにくくふんわり仕上がるという嬉しいメリットもあります。

ハイブリッド式(ヒートポンプ+ヒーター)という第三の選択肢もあります。消費電力量は1回1.0〜1.5kWh、電気代は約31〜47円(31円/kWh換算)でヒートポンプ式とヒーター式の中間に位置するとの報告があります。

ヒートポンプ式の本体価格はヒーター式よりやや高い傾向がありますが、毎日乾燥機能を使う家庭なら数年で元が取れるほど電気代の差が出ることになります。長期的なコストを考えると、省エネ性能に優れたヒートポンプ式を選ぶ価値は十分にあります。

1回・1ヶ月・年間の電気代シミュレーション

1回・1ヶ月・年間の電気代シミュレーション

電気代の計算式は「消費電力量(Wh)÷1,000×電力単価(円/kWh)」で算出できます。現在の目安単価は31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の2022年7月改定値)が広く使われています。

1回の電気代を使い方別に見てみましょう。洗濯のみの場合は、ヒートポンプ式・ヒーター式ともに1回2〜6円程度でほぼ変わらないとのことです。しかし、乾燥まで使うと差が一気に広がります。ドラム式ヒートポンプ式の洗濯〜乾燥1回あたりは約20〜30円、ヒーター式だと50〜70円が目安です。

シャープのドラム式ヒーター乾燥タイプを例にすると、洗濯〜脱水は約2.11円(消費電力量68Wh)なのに対し、乾燥は約56.17円(消費電力量1,812Wh)。乾燥時の電気代は洗濯時の約27倍という計算との報告があります。

毎日乾燥機能を使った場合の1ヶ月電気代を比較すると、ヒートポンプ式は約900円、ヒーター式は約1,700〜2,100円が目安です。週3回乾燥を使う場合(月12回)、ヒートポンプ式の月額は約300円・年間3,600円が目安となります。

年間で見ると、ヒートポンプ式は約10,800円、ヒーター式は約20,000円の電気代がかかるとの報告があります。5年のランニングコストはヒートポンプ式約54,000円、ヒーター式約100,000円で差額は約46,000円との報告があります。10年使い続ければ差額は約92,000円となり、非常に大きな開きになります。

季節による変動も覚えておきたいポイントです。夏は天日干しが可能で乾燥機能の利用が減りますが、冬は乾燥機能の稼働率が高まります。ヒーター式では冬の月額が2,000円近くまで上昇する傾向にあります。

メーカー別(パナソニック・日立・シャープ)の電気代比較

メーカー別(パナソニック・日立・シャープ)の電気代比較

ヒートポンプ式を採用していても、メーカーや機種によって電気代はかなり異なります。同じヒートポンプ式でも20〜30%の差が出ることがあるため、購入時には各モデルの消費電力量を比較することが重要です。

パナソニックNA-LX127D(ヒートポンプ式)は標準モードで1回約24.8円(800Wh)、省エネモードを使えば約19.2円(620Wh)まで下げられるとの報告があります。NA-LX129EL(ヒートポンプ式)も標準モードで1回約24.8円(800Wh)で、省エネモード活用で電気代を抑えられます。

日立はモデルによって差が出やすいメーカーです。BD-SX130ML(ヒートポンプ式)は1回約35.7円(1,150Wh)・月額目安約1,071円、BD-SX120HL(ヒートポンプ式)は1回約28.8円(930Wh)・月額目安約864円と、容量によって電気代が変わります。日立のヒートポンプ式ビッグドラムは、同社の縦型ビートウォッシュと比べると年間約10,000円以上の電気代節約が期待できます。

シャープES-X12C(ヒートポンプ式)は1回の洗濯〜乾燥の電気代が約18.3円(590Wh)と非常に省エネ性能が高いモデルとの報告があります。一方、シャープES-H10Eは1回約41.2円(1,330Wh)との報告があり、同じシャープでも機種によって差があります。

東芝TW-127XP1(ヒートポンプ式)は1回約20.7円(670Wh)との報告があり、主要メーカーの中でも省エネ性能が際立っています。

メーカー公表の年間消費電力量や1回あたりの消費電力量を比較することで、ランニングコストの違いを把握できます。購入時はカタログや公式サイトで必ず確認しましょう。

ドラム式と縦型洗濯機の電気代・水道代トータル比較

ドラム式と縦型洗濯機の電気代・水道代トータル比較

洗濯機を選ぶとき、電気代だけでなく水道代も含めたトータルコストで比較することが大切です。

まず電気代だけを見ると、洗濯のみの場合はドラム式と縦型でほぼ同じです(ドラム式2〜5円、縦型2〜3円/回)。しかし乾燥まで使うと差が大きく開きます。ドラム式ヒートポンプ式は20〜30円、縦型に乾燥機(ヒーター式)を組み合わせると42〜63円が目安です。

水道代の面では、ドラム式が有利です。ドラム式の水道使用量は約30〜40L/回に対して、縦型は約50〜70L/回との報告があります。ドラム式の水道代は約15〜20円/回、縦型は約25〜35円/回(差額約10〜15円)との報告があります。ドラム式は「たたき洗い」方式で少ない水量で洗濯でき、縦型は「もみ洗い」で水を多く使うためです。

乾燥機能を使う場合、ドラム式の方が電気代・水道代ともに安く、1回あたり約30〜45円の節約になります。週3回・洗濯〜乾燥で使った場合の月額合計を比べると、ドラム式(ヒートポンプ)が420〜600円、縦型+乾燥機は780〜1,140円(差額360〜540円)。年間コストはドラム式5,040〜7,200円、縦型+乾燥機9,360〜13,680円(差額4,320〜6,480円)となります。

なお、大阪ガスの調査によると、縦型洗濯機での洗濯1ヶ月の電気代は約459円、ドラム式は171〜180円程度という報告があります。まとめ洗いにすることで、水道代も含めて年間約4,510円の節約になるとされています(経済産業省)。

ドラム式洗濯乾燥機の電気代を抑えるための節約方法

  • 省エネモードの活用と洗い方の工夫で電気代を節約する
  • フィルター掃除と洗濯物の量管理で乾燥効率を上げる
  • 電力プランの見直しと深夜電力の活用
  • 乾太くんや古い機種からの買い替え検討

省エネモードの活用と洗い方の工夫で電気代を節約する

省エネモードの活用と洗い方の工夫で電気代を節約する

今日からすぐ実践できる節約方法として、まず省エネモードの活用とまとめ洗いをおすすめします。

省エネモード(エコ運転)は多くのドラム式洗濯乾燥機に搭載されており、センサーが洗濯物の量や素材、乾き具合を細かく検知して最適な運転をしてくれます。パナソニックNA-LX127CLの例で見ると、省エネ乾燥モードは消費電力量620Wh(電気代34.1円)、標準乾燥モードは890Wh(電気代43.6円)です。乾燥にかかる時間は省エネモードの方が長くなりますが、急ぎでなければ積極的に活用したい機能です。

エココース(600Wh・18.6円)と標準コース(800Wh・24.8円)を比べると、1回あたり6円以上の差があります。毎日使えば1ヶ月180円以上、年間2,000円超の節約になります。省エネモードを活用することで1回あたり数円〜10円以上の節約が期待できます。

まとめ洗いも効果的な節約方法です。洗濯機は少量の洗濯物でも1回運転すれば一定量の電気と水を消費します。少量を毎日洗うより、ある程度まとめてから洗う方がトータルのコストを抑えられます。経済産業省によるとまとめ洗いにすることで水道代も含めて年間約4,510円の節約になるとされています。

洗剤の使いすぎにも注意が必要です。洗剤の量が多いとすすぎ回数が増え、電気代の増加につながります。適量を守ることが洗濯効率を高めることにもなります。シャープの一部モデルはエコモード設定でさらに電力消費を抑えられ、衣類への負担も軽減されるとのことです。

フィルター掃除と洗濯物の量管理で乾燥効率を上げる

フィルター掃除と洗濯物の量管理で乾燥効率を上げる

知らず知らずのうちに電気代を上げてしまいがちな原因が2つあります。乾燥フィルターの汚れと、洗濯物の詰め込みすぎです。

乾燥フィルターにホコリが詰まると、空気の通り道がふさがれて乾燥効率が著しく低下します。乾燥ムラが起き、センサーが「まだ乾いていない」と判断して乾燥運転が長くなり、余計な電気代がかかってしまいます。最悪の場合、故障の原因にもなります。フィルター掃除は乾燥機能を使うたびに毎回行うことが推奨されています。慣れてしまえばティッシュでサッと拭き取るだけ、10秒もかからない作業です。フィルター掃除は電気代の節約に効果絶大です。

洗濯物の入れすぎも禁物です。容量オーバーだと温風がうまく行き渡らず、乾燥ムラができてしまいます。シャープのドラム式ヒーター乾燥タイプ「ES-H10F」の場合、洗濯〜脱水は10kgまでですが、洗濯〜乾燥は6kgが適量とされています。規定量を超えて入れすぎると生乾きになり、菌が増殖して嫌な臭いの原因になることもあります。洗濯物の容量は機種によって異なるので取扱説明書で確認しましょう。目安として容量の80%程度に抑えることが推奨されています。容量を超えた場合、乾燥時間が30分延びて電気代が約10〜15円増えるとの報告があります。

インバーター技術やセンサー機能の進化によって最新モデルは無駄な電力を使わずに運転できるようになっています。日常のフィルター掃除と適正な容量管理を組み合わせることで、最新モデルの省エネ性能を最大限に引き出せます。

電力プランの見直しと深夜電力の活用

電力プランの見直しと深夜電力の活用

洗濯機の使い方を変えるだけでなく、契約している電力プランの見直しも節約の手段のひとつです。

電気料金プランには種類があり、夜間や土日祝日の電気料金がお得になるプランや、電気使用量が増えるほどお得になるプランなどがあります。自分のライフスタイルに合ったプランを選べば、今までと同じように使っても電気代が節約できる可能性があります。

オール電化の場合は、電気代の安い深夜に洗濯乾燥機を稼働させることが節約方法のひとつです。例えば、夜間(23時〜7時)の電気代が約18円/kWhのプランと昼間の31円/kWhを比べると、1回の乾燥で約13円の差が生まれるとのことです。週3回使用した場合、年間約1,872円の節約が期待できるとの報告があります。

実際の電気料金単価は契約している電力会社やプラン、エリアによって異なります。変動要因として、契約プラン(従量電灯A/Bなど)、再生可能エネルギー賦課金、燃料調整費、地域ごとの単価差などが挙げられます。最新の電力単価を知るには毎月届く検針票や電力会社のWebサイトを確認するのがよいでしょう。

電気料金が31円/kWhから35円/kWhに上昇した場合、ヒートポンプ式の年間電気代は約12,200円、ヒーター式は約22,600円まで増加するとの報告があります。今後の電気料金の動向にも注意しながら、プランの見直しを定期的に検討することをおすすめします。

乾太くんや古い機種からの買い替え検討

乾太くんや古い機種からの買い替え検討

現在使っている洗濯乾燥機の機種や状況によっては、買い替えや別の選択肢の検討も節約につながる場合があります。

古い機種をお使いの場合、最新の省エネモデルへの買い替えで毎月の電気代を大幅に節約できる可能性があります。インバーター技術やセンサー機能の進化で最新モデルは旧型と比べ物にならないほど省エネになっています。10年以上同じ洗濯機を使っている場合は、新しい洗濯機に買い替えることで電気代を節約できる可能性があります。仮に1回の電気代が40円安くなれば、毎日使って年間14,600円の節約になります。

乾太くん(ガス衣類乾燥機)もひとつの選択肢です。乾太くんはドラム式洗濯乾燥機のおよそ3分の1の時間で乾燥が可能との報告があります。乾燥と並行して2回目の洗濯を進められます。初期費用は本体・専用台・排湿管セット・工事代を含めて20万〜30万円(2023年10月時点)が目安とのことです。ドラム式洗濯乾燥機の初期費用は2階までの配送・設置費用含めて11〜40万円程度が目安との報告があります。乾太くんを設置する場合は洗濯機の乾燥機能が不要になるため、組み合わせによっては初期費用の差が小さくなります。

設置面では違いがあります。ドラム式洗濯乾燥機はアース線・給水ホース・排水ホースの取り付け程度で大きな工事は不要です。一方、乾太くんは設置時に排湿管を通すための壁への穴あけ工事が必要で、マンションでは設置できない場合もあります。オール電化の家でもガス契約をすれば乾太くんの設置は可能とのことです。

乾太くんは洗濯物を洗濯機から乾燥機に移し替える手間がありますが、2回目の洗濯と並行して乾燥できるメリットがあります。共働き家庭や家族が多いご家庭には特にメリットが大きい選択肢となります。

ドラム式洗濯乾燥機の電気代まとめ〜賢い選び方と節約のポイント

この記事のまとめです。

  • ドラム式洗濯乾燥機の電気代は乾燥方式(ヒートポンプ式・ヒーター式)によって大きく異なる
  • ヒートポンプ式の1回あたり電気代は20〜30円、ヒーター式は50〜70円が目安(31円/kWh換算)
  • 消費電力量の目安はヒートポンプ式600〜900Wh、ヒーター式1,500〜2,000Wh
  • 毎日乾燥を使う場合の1ヶ月電気代はヒートポンプ式約900円、ヒーター式約1,700〜2,100円
  • 年間では差額約9,200円、5年で約46,000円、10年で約92,000円の開きになる
  • 洗濯だけなら縦型とドラム式でほぼ同じ電気代だが、乾燥まで使うとドラム式ヒートポンプ式が安い
  • 水道代はドラム式(15〜20円/回)が縦型(25〜35円/回)の約半分で済む
  • パナソニックの省エネモードなら1回19.2円まで電気代を下げることができる
  • シャープES-X12C・東芝TW-127XP1など機種選びで1回の電気代に大きな差が出る
  • フィルター掃除・容量の適正管理(80%程度)・省エネモード活用が日常の節約に有効
  • まとめ洗いは水道代も含めて年間約4,510円の節約になるとされている(経済産業省)
  • 夜間電力プランを活用することでさらなる節約が期待できる
  • 古い機種を使っている場合は最新の省エネモデルへの買い替えを検討する価値がある
  • 乾太くんは乾燥時間が短いが、工事が必要で設置場所の制約がある(マンション不可の場合あり)
  • 電気代の計算式は「消費電力量(Wh)÷1,000×電力単価(円/kWh)」で誰でも算出できる
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