暖房つけっぱなしの電気代は1日いくら?部屋別目安と節約術を解説

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暖房つけっぱなしの電気代は1日いくら?部屋別目安と節約術を解説

「暖房をつけっぱなしにしたら電気代がどのくらいになるの?」——冬になると、こんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

エアコン暖房の電気代は、外気温・部屋の広さ・設定温度によって大きく変わります。一般的な目安として、6畳の部屋で設定20度・24時間運転の場合、1日あたり約200〜350円程度が見込まれますが、断熱性や気密性の差によって上下することがあります。

「こまめに消す」と「つけっぱなし」のどちらが電気代を抑えられるかは、実は外出時間によって結論が変わります。エアコンは起動時に最も電力を消費し、設定温度に達した後は消費電力が大幅に下がる特性があるため、短時間の外出なら「つけっぱなし」が有利になる場合があるとの報告もあります。

この記事では、6畳からLDKまでの部屋別電気代の目安、暖房器具の比較、そして今日から実践できる節約テクニックを順番に解説していきます。

この記事のポイント
  • 暖房つけっぱなしの1日電気代は部屋の広さで異なり、6畳(設定20度・24時間)で約200〜350円が目安
  • つけっぱなしとこまめに消すの電気代差は1日約30円程度で小さく、外出が短時間ならつけっぱなしが有利な場合がある
  • 設定温度を1度下げると電気代が約10%削減でき、環境省データでは年間1,650円の節約効果が報告されている
  • サーキュレーター・フィルター掃除・断熱対策の組み合わせで電気代をさらに抑えられる
目次

暖房をつけっぱなしにした1日の電気代の目安を部屋別に知ろう

  • 6畳〜LDKまで部屋サイズ別の1日・1ヶ月電気代早見表を解説
  • つけっぱなしとこまめに消す場合の消費電力量を実データで比較
  • 外出時間に応じた暖房の判断基準(何時間以内ならつけっぱなしがお得か)
  • 他の暖房器具との電気代比較(エアコン・オイルヒーター・電気ストーブ等)

6畳〜LDK別!暖房をつけっぱなしにした1日の電気代早見表

6畳〜LDK別!暖房をつけっぱなしにした1日の電気代早見表

暖房の電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で求めることができます。エアコンは定格消費電力の5〜7割程度で稼働する時間が長いとの報告があります。そのため、見積もりの際はその範囲で考えるのがポイントです。

設定20度・24時間運転を前提にした場合の部屋別目安は以下の通りです。

部屋サイズの目安 想定設定温度 1日の目安 1ヶ月の目安
6畳(木造目安) 20度 約200円前後 約6,000円前後
8畳(鉄筋目安) 20度 約230円前後 約6,900円前後
14畳(リビング) 20度 約300円前後 約9,000円前後
16〜20畳LDK 20度 約360円前後 約10,800円前後

※在宅時間が長い日や外気温が低い日は増減します。

一方、東京電力エナジーパートナーの単価(29.80円/kWh)を前提に、6畳・消費電力0.8kWで計算すると1日572円・1ヶ月17,165円という試算例もあります。また別の試算では、6畳のつけっぱなし1日電気代が約350円、8畳が約473円、10畳が約662円との報告もあります。

これらの数値はエアコンの機種・外気温・断熱性によって大きく異なります。外気温が低い日や断熱が弱い部屋では消費電力が増える点に注意してください。

なお、電力料金単価は2022年7月に公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として31円/kWhと定めています。実際の金額を計算する際は、ご自身の契約プランの単価をご確認ください。

つけっぱなしとこまめに消す、電気代はどちらが安い?

つけっぱなしとこまめに消す、電気代はどちらが安い?

エアコン暖房を「つけっぱなし」にするか「こまめに消す」かは、多くの方が悩むポイントです。実際の消費電力量の比較データによると、運転モード別の1日あたりの結果は以下のようになっています。

運転モード 1日あたりの消費電力量(kWh) 1日あたりの電気代(円)
つけっぱなし 9.5 313
こまめに消す 10.2 336
自動運転 8.4 277

こまめに消す方法は、再起動時に一気に消費電力が増えるため、結果的に電気代が高くなる傾向があるとのことです。1日あたりの差は約30円程度との報告があります。

エアコンは起動直後に最も多くの電力を消費し、設定温度に達すると大幅に減少します。室温を維持するための電力は、立ち上げ時の約3分の1程度になるとの報告があるため、頻繁な電源のオンオフは非効率な場合があります。

また、スイッチのオン・オフを頻繁に繰り返すと起動時の電力消費が積み重なり、結果的に電気代が増えることがあります。暖房は外気温が低くなるほど効率が落ちる傾向があるため、特に気温の低い冬季は起動コストが高くなりがちです。

自動運転は設定温度を保ちつつ効率的に暖めるため、最も電気代を抑えやすい方法とされています。

外出時間別で判断!暖房をつけっぱなしにしてよい時間の目安

外出時間別で判断!暖房をつけっぱなしにしてよい時間の目安

暖房を切るタイミングの判断基準は、外出時間の長さと部屋の断熱性によって変わります。以下が目安となります。

  • 30分未満の外出: つけっぱなしが推奨されています
  • 外出1時間程度: 設定温度を2〜3度下げる方法も有効です
  • 外出1〜2時間: 維持優先が基本ですが、断熱が弱い場合は停止も検討できます
  • 外出2時間超: 停止または設定温度を2〜3度下げることが勧められています
  • 外出3時間超: 電源を切ることで約150円程度の節約になる可能性があります。停止が有利になりやすいとの報告もあります

外気温が低く風が強い日は室温低下が速くなるため、短時間でも切る判断が合理的になることがあります。また、木造で断熱が弱い部屋や広いリビングは、2時間以上の外出なら停止が有利な場合もあります。

帰宅30分前にタイマーでオンにできる機能があれば、初期消費電力ピークを短縮できるという活用例も報告されています。部屋の状況と外出時間を合わせて判断するのが効率的な運用につながります。

暖房器具別・電気代を比較!エアコン・オイルヒーター・電気ストーブ

暖房器具別・電気代を比較!エアコン・オイルヒーター・電気ストーブ

暖房器具によって消費電力は大きく異なります。1時間あたりの電気代を比較すると以下のようになります。

暖房器具 消費電力の目安 1時間の電気代目安
エアコン 1,000W 約40円
電気ヒーター 600W 約15円
オイルヒーター 1,200W 約32円
コタツ 400W 約8円
ホットカーペット 700W 約19円
電気毛布 50W 約1.4円

24時間つけっぱなしにした場合の比較では、エアコン(6畳・500W)で1日約350円・1ヶ月約10,000円、オイルヒーター(1,200W)で1日約840円・1ヶ月約25,000円、電気ストーブ(900W)で1日約630円・1ヶ月約19,000円という試算例があります。

エアコンはインバーター制御によって負荷が下がると消費電力も下がるため、24時間運転においてはコストパフォーマンスが高い傾向があります。一方、電気ストーブやオイルヒーターは構造がシンプルで速暖性がありますが、消費電力が大きいため長時間使用には向いていません。

人がいる場所をピンポイントで温める暖房器具(こたつ・電気毛布など)は電気代が安く、少人数や就寝時の補助暖房として活用すると節約につながります。

暖房の電気代を節約する5つの実践テクニック

  • 設定温度の最適化と1度下げると何円節約できるかを解説
  • サーキュレーター・窓断熱対策で暖房効率を上げる方法
  • フィルター掃除・室外機メンテナンスが電気代に与える効果
  • 就寝時・ペット家庭向けのつけっぱなし活用術

設定温度は20度が目安!1℃変えるだけで電気代が約10%変わる理由

設定温度は20度が目安!1℃変えるだけで電気代が約10%変わる理由

設定温度はエアコン暖房電気代に最も大きな影響を与える要素のひとつです。設定温度を1度下げるだけで電気代が約10%削減できるとのデータがあります。環境省のデータによれば、設定温度を1度下げると年間で約1,650円の節約が見込めるとのことです。

設定温度別の1時間あたり電気代の目安(6畳基準)は以下の通りです。

設定温度 1時間あたり電気代(6畳目安)
20度 約12円
21度 約13円
22度 約14円
23度 約15.5円
25度 約18円

22度から20度に下げると月間の電気代を約2,000円削減できる可能性があるとの報告もあります。20度設定なら省エネ効果が高く、重ね着や暖かい靴下の着用と組み合わせることで体感温度を補いながら節約ができます。

風量は自動設定が基本です。弱風で固定すると温度上昇が遅れ、消費電力がかえって増えることがあります。自動運転で一気に室温を上げてから維持する方が電気効率が良いとのことです。

就寝時は設定温度を2〜3度下げることで、快適な睡眠環境を保ちつつ節約になる場合があります。設定温度を1度単位で調整しながら体感に合わせてみることをおすすめします。

サーキュレーターと窓断熱で体感温度を上げて電気代を抑える方法

サーキュレーターと窓断熱で体感温度を上げて電気代を抑える方法

暖かい空気は上にたまる性質があるため、暖房をつけても足元が冷えやすい状態になりがちです。サーキュレーターを活用すると体感温度が1〜2度上昇し、設定温度を下げても快適に過ごせるとの報告があります。

サーキュレーターを設置する際はエアコンの対角線上に置き、上向き30〜45度の送風角度が基本とされています。風を直接人に当てず、壁・天井に沿わせて循環させると効果的です。

窓の断熱対策も電気代削減に直結します。冬は部屋から熱気の52%が窓から逃げるとの報告があります。カーテンや断熱フィルムを設置することで常に温度が下がる部屋を温め続けなくてよくなるため、電気代の抑制につながります。

具体的な断熱対策の効果としては以下の報告があります。

  • 断熱シートで外気温との差を4〜5度維持できる可能性
  • 断熱カーテンを二重にすることで熱損失を最大40%カットできる可能性
  • 隙間テープでドアや窓の隙間から冷気が入るのを防ぐ効果
  • 断熱対策で部屋の気密性を高めることで電気代を10〜20%削減できる可能性

これらの対策を組み合わせることで、エアコンの設定温度を低めに保っても快適さを維持しやすくなります。

フィルター掃除と室外機ケアで暖房効率をキープする

フィルター掃除と室外機ケアで暖房効率をキープする

エアコンのフィルターが汚れると暖房効率が最大25%低下するとのデータがあります。定期的な掃除がエアコン本来の性能を引き出すうえで非常に重要です。

フィルター掃除の頻度は月1〜2回が目安とされています。2週間に1回の掃除で効率が約15%向上するとの報告もあり、年間1万円以上の節約になる可能性があるとのことです。

フィルター掃除の基本手順は以下の通りです。

1. 電源をオフにする

2. フィルターを外す

3. ブラシでほこりを落とす

4. 水洗いする

5. 陰干しで乾燥させてから装着する

室外機のケアも電気代に影響します。吸い込み・吹き出し前の30cm以上の空間確保が推奨されています。積雪や落ち葉が吸排気口を塞ぐと消費電力が増加するため、特に冬季は定期的な点検が有効です。また、室外機の周囲1m以内の障害物を取り除くことで、熱交換効率を維持できます。

フィルター掃除と室外機ケアをセットで行うことで、同じ設定温度でもより少ない電力で暖房できる状態を保つことができます。

就寝時とペットがいる家庭の暖房つけっぱなし活用術

就寝時とペットがいる家庭の暖房つけっぱなし活用術

就寝時の暖房は、室温と湿度の管理が快適さと節約の両立に重要です。就寝時の推奨室温は18〜20度、湿度は40〜60%が目安とされています。

就寝時の活用のポイントをまとめます。

  • 就寝時は設定温度を1〜3度下げると立ち上げロスを抑えつつ節約できます
  • 起床30分前にタイマーで緩やかに昇温させることで、朝の急激な電力消費のピークを抑えられます
  • 加湿器を併用すると体感温度が上がり、設定温度を低めに保っても快適に感じやすくなります
  • 睡眠時に室温が安定することで健康面でも有効との報告もあります

ペットがいる家庭では長時間のつけっぱなしが必要なケースも多くなります。その場合、設定温度20度前後を維持し、外出時は省エネモードを活用する方法があります。サーキュレーターを併用して空気を循環させ温度ムラを解消すると、設定温度を低めに保ちながら部屋全体を安定した温度にできます。

また、電気毛布やホットカーペットとエアコン暖房を組み合わせることで、エアコンの設定温度を下げながら体感的な暖かさを保つ方法もあります。

暖房つけっぱなし電気代を上手にコントロールするためのポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • 暖房つけっぱなしの1日電気代は部屋の広さと設定温度によって異なり、6畳・設定20度で約200〜350円程度が目安
  • 電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で計算でき、定格の5〜7割稼働で見積もるのが目安
  • つけっぱなしとこまめに消す場合の1日電気代差は約30円程度で、こまめに消す方が高くなる場合がある
  • 自動運転モードが最も電気代を抑えやすく、1日あたり約277円という試算例がある
  • 外出30分未満ならつけっぱなしが推奨、3時間超なら停止が有利になりやすい
  • エアコン暖房24時間に対し、オイルヒーターは約2.4倍、電気ストーブは約1.8倍の電気代がかかる試算例がある
  • 設定温度を1度下げると電気代が約10%削減でき、環境省データでは年間1,650円の節約効果が報告されている
  • 22度から20度に下げると月間約2,000円の削減効果がある可能性がある
  • サーキュレーターをエアコンの対角線上・上向き30〜45度で設置すると体感温度が1〜2度上がり設定温度を下げられる
  • 冬は部屋の熱気の52%が窓から逃げるため、断熱カーテンや断熱シートが有効
  • 断熱対策で部屋の気密性を高めると電気代を10〜20%削減できる可能性がある
  • フィルターが汚れると暖房効率が最大25%低下するため、月1〜2回の掃除が重要
  • 室外機の吸排気口は積雪や落ち葉で塞がないよう、吸い込み・吹き出し前の30cm以上の空間を確保する
  • 就寝時は設定温度を1〜3度下げ、起床30分前のタイマー運転と加湿器の併用が節約と快適さを両立するコツ
  • ペット家庭では設定20度前後の維持と省エネモード活用、サーキュレーター併用で温度ムラを解消するのがおすすめ
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