浴室乾燥機を6時間まわしたときの電気代がいくらになるのか、なんとなく「高そう」と感じつつも、具体的な金額までは分からないという方は多いと思います。実際の電気代は、浴室乾燥機の消費電力、1kWhあたりの電気料金単価、運転モード(標準乾燥・風乾燥・暖房など)によって大きく変わります。国内メーカーの浴室乾燥機の仕様や、電力会社・比較サイトのシミュレーションを確認すると、同じ「6時間」でも条件次第で電気代にかなり幅があることが分かります。
この記事では、日本の一般的な家庭向け電気料金を前提に、「浴室乾燥機を6時間使った場合の電気代の目安」と、「1時間あたりの電気代の考え方」を丁寧に整理します。あわせて、浴室乾燥機の節約につながる具体的な使い方や、洗濯乾燥機・電気衣類乾燥機・除湿機・コインランドリーとの比較、電気料金の仕組みまで分かりやすく解説します。自宅の電気料金明細に書かれている単価を使って「自分の家の6時間あたり電気代」を計算できるようになりたい方に向けた内容です。
- 浴室乾燥機を6時間使ったときの電気代の具体例が分かる
- 消費電力と1kWh単価から自宅の電気代を自分で計算できる
- 浴室乾燥機の電気代を抑える具体的な使い方と注意点が分かる
- 洗濯乾燥機や除湿機・コインランドリーとの比較で最適な乾燥方法を選べる
浴室乾燥機を6時間使う電気代の目安
- 浴室乾燥機6時間の電気代をざっくり計算
- メーカー事例から見る6時間運転の料金感
- 電気代が高くなるケースと安くなるケース
- 6時間使った月の電気代インパクト
浴室乾燥機6時間の電気代をざっくり計算

まずは、「平均的な浴室乾燥機」を想定した6時間分の電気代を計算してみます。国内の比較サイトなどでは、100V電気式浴室乾燥機の乾燥運転時の消費電力として、1,200〜1,300W程度を前提にしているケースが多く、あるサイトでは平均約1,230W(1.23kW)という数値が紹介されています。
電気代の基本的な計算式は、どの情報源でも共通です。
消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)
ここでは目安として、1kWhあたり31円を採用して計算します。
1時間あたりの電気代
1.23kW × 31円 ≒ 38.1円
6時間連続で使った場合
38.1円 × 6時間 ≒ 228.6円
おおよそ「6時間で230円前後」が、消費電力1.23kW・単価31円/kWhを前提にした浴室乾燥機(乾燥モード)の電気代のイメージになります。電気料金明細の「電力量料金単価」と「燃料費調整額」、「再エネ賦課金単価」を合計した1kWhあたりの実勢単価を求めてから同じ式に当てはめれば、自宅の実態に近い金額が算出できます。
なお、たとえば東京ガスの電気料金の例では、使用量が多い段階で電力量料金が30円台半ば〜後半になるケースもあります。そのような単価を前提にすると、同じ6時間でも電気代が250〜270円程度に上がることも十分にあり得ます。
メーカー事例から見る6時間運転の料金感
次に、実際のメーカーの浴室換気乾燥暖房機を例に、1時間あたりの電気代と6時間分の目安を見てみます。
マックスの電気式浴室換気乾燥暖房機のFAQでは、新電力料金目安単価31円/kWhを用いて、以下のような試算が示されています。
- 乾燥(強):定格消費電力 1,190W(1.19kW)
1.19kW × 31円 ≒ 約37円/1時間
- 暖房(入浴前):1,250W(1.25kW)
1.25kW × 31円 ≒ 約39円/1時間
このメーカー事例を6時間分に換算すると、次のようになります。
- 乾燥(強)を6時間
約37円 × 6時間 ≒ 約220円
- 暖房(入浴前)モードを6時間連続で使うケースは現実的ではありませんが、仮に使ったとすると
約39円 × 6時間 ≒ 約230〜240円
また、別の比較サイトでは、消費電力1,230W(1.23kW)の浴室乾燥機を前提に、31円/kWhで計算した場合の1時間あたり電気代を約38.1円と紹介しています。
これらを整理すると、乾燥モードを連続6時間使用したときの電気代は、おおよそ次のイメージになります。
- 消費電力1,190Wの場合:約220円/6時間
- 消費電力1,230Wの場合:約230円/6時間
一方、浴室乾燥機の1時間あたりの電気代を「約37〜62円」と、やや広めのレンジで紹介している情報もあります。これは、機種によって消費電力が1,200〜2,000W程度まで開きがあることと、同じ31円/kWh前提でも高消費電力機種を想定しているためです。
このように、「6時間で200円前後」というのは、あくまで消費電力1,200W台の標準的な浴室乾燥機を想定した場合の目安であり、2,000Wクラスのパワー型機種や暖房モードを組み合わせると、同じ6時間でも300円近くに達するケースもあります。
電気代が高くなるケースと安くなるケース

同じ「6時間」でも、使い方次第で電気代は大きく変わります。電気代が高くなりやすい条件としては、次のようなパターンが挙げられます。
- 消費電力2,000W前後の浴室乾燥機で「乾燥+暖房」を同時に使う
- 電力量料金単価が高めのエリア・料金プラン(30円台後半〜40円台)で長時間運転する
- 再エネ賦課金単価の引き上げや燃料費調整額の上昇が重なっているタイミングで多用する
消費電力2,020Wの浴室乾燥機を約1時間45分使うケースを、電気料金単価31円/kWhで試算すると、1回約110円程度というシミュレーションがあります。この前提で3時間運転すると約187円、6時間では条件次第で300円台に乗ってくるイメージになります。
逆に、電気代を抑えやすい条件としては、以下のような使い方が代表的です。
- ヒーターを使わない風乾燥(涼風)モードを活用する
- 夜間単価が安い料金プランを契約している場合は、安い時間帯にまとめて運転する
- 入浴後に浴室内の水滴を拭き取り、浴槽にふたをするなどして湿気を減らし、乾燥時間自体を短くする
浴室乾燥機の事例では、標準乾燥モード(ヒーター使用)約2時間45分で約88円に対し、風乾燥モードを約6時間使っても約23円という、時間の長さと電気代が必ずしも比例しない例が示されています。ヒーターをほとんど使わない運転なら、時間が長くても総額の電気代は大きく抑えられることが分かります。
このように、「6時間=必ず高額」というわけではなく、「乾燥+暖房の6時間」は高くつきやすく、「風乾燥中心の6時間」は比較的安く済む、というイメージを持っておくとよいでしょう。
6時間使った月の電気代インパクト

次に、「6時間運転」を月単位で考えてみます。
例として、梅雨どきに週3回、1回あたり6時間、乾燥モード(消費電力1.23kW)で運転するケースを想定します。
- 1回6時間あたりの電気代(目安):約230円(1.23kW・31円/kWh想定)
- 週3回 × 4週=月12回使用
230円 × 12回 = 2,760円
このざっくりとした前提では、「浴室乾燥機を6時間・週3回使うと、月の電気代が約3,000円前後増える」可能性があると考えられます。
シミュレーションによっては、消費電力1,250Wの浴室乾燥機を31円/kWhで3時間運転した場合、1回あたり約116円、使用頻度次第で1か月2,000〜10,000円程度まで増えるという試算もあります。
一方で、毎回6時間フル運転するのではなく、
- 最初の1〜2時間だけ温風乾燥をかける
- その後は部屋干し+エアコンやサーキュレーター、除湿機で仕上げる
といった組み合わせに変えると、浴室乾燥機の稼働時間を半分程度に抑えることも可能です。浴室乾燥機とエアコン・扇風機、除湿機を併用することで、年間で数万円単位の電気代削減効果を試算しているケースもあります。
浴室乾燥機6時間の電気代を抑えるコツ
- 電気料金の仕組みを押さえておく
- 浴室乾燥機のモード別電気代を理解する
- 6時間フル運転しないための工夫
- 他の乾燥手段との上手な使い分け
電気料金の仕組みを押さえておく

浴室乾燥機の電気代をコントロールするには、「そもそも電気料金がどう決まっているか」を大まかに理解しておくことが重要です。
資源エネルギー庁の説明では、家庭の電気料金は次の4つを合計したものとされています。
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)
それぞれの概要は次の通りです。
- 基本料金
契約アンペア(30A、40Aなど)や契約容量によって決まる固定部分です。浴室乾燥機をたまに使う程度では直接は変わりません。ただし、同時に多くの家電を使ってブレーカーがよく落ちるために契約アンペアを引き上げると、その分基本料金が毎月高くなります。
- 電力量料金
「何kWh使ったか × 単価」で決まる部分です。多くの電力会社で、使用量に応じた段階別料金が設定されており、使用量が増えると1kWhあたりの単価が上がるプランもあります。
- 燃料費調整額
火力発電で使うLNGや石炭、原油などの輸入価格の変動を、毎月の電気料金に反映させる仕組みです。燃料価格が上がるとプラス、下がるとマイナス方向に働き、1kWhあたりの単価として加減されます。
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
太陽光や風力など再エネ電源を買い取る費用を、全国一律の単価で電力使用量に応じて負担する仕組みです。2024年5月分〜2025年4月分は3.49円/kWh、2025年5月分〜2026年4月分は3.98円/kWhとされており、近年は単価が上昇傾向にあります(いずれも税込、全国一律)。
浴室乾燥機を長時間使うと、このうち「電力量料金」と、それに連動して増える「燃料費調整額」「再エネ賦課金」が増えていきます。したがって、「どの時間帯にどれくらいkWhを増やしているのか」を意識することが、電気代全体を抑える第一歩になります。
さらに、電気・ガス価格高騰への対策として、国の「電気・ガス価格激変緩和対策」などの支援策が、2023年以降、複数の期間で実施されてきました。たとえば、2025年7〜9月使用分に対しては、低圧契約で1kWhあたり2.0〜2.4円程度の値引きが行われましたが、こうした支援はあくまで期間限定です。現在実施中の支援内容は変わる可能性があるため、最新情報は資源エネルギー庁などの公的情報で確認するようにしてください。
浴室乾燥機のモード別電気代を理解する

浴室乾燥機は、同じ6時間でも「どのモードで運転するか」によって電気代が大きく変わります。代表的なモードと電気代の目安は次の通りです。
- 乾燥(標準・強)モード
ヒーターを使い、温風で一気に洗濯物と浴室を乾かすモードです。マックスの浴室換気乾燥暖房機の例では、乾燥(強)運転の定格消費電力は約1,190Wで、31円/kWh前提の電気代は1時間あたり約37円とされています。
- 暖房モード
入浴前に浴室全体を暖めるモードで、同機種の例では1,250W(約39円/時間)と、乾燥より少し高い消費電力です。長時間連続で使うことはあまりありませんが、「乾燥+暖房」を同時に長時間使うと、トータルの電気代はかなり大きくなります。
- 風乾燥(涼風)モード
送風主体で乾かすモードで、ヒーターをほとんど使わないため消費電力が大きく下がります。LIXILの電気式換気乾燥暖房機の例では、標準乾燥(ヒーター使用)約2時間45分で約88円に対し、風乾燥を約6時間使っても約23円という、時間の長さと電気代が必ずしも比例しない例が示されています。
- 換気モード(24時間換気など)
消費電力が数W〜十数Wと小さいため、24時間つけっぱなしにしても1か月あたり100〜300円程度に収まるケースが多いです。マックスのFAQでは、消費電力6Wの24時間換気を31円/kWhで1か月間連続運転した場合、約134円という試算が紹介されています。
このように、「6時間=必ず高い」ではなく、「ヒーター主体の6時間は高い」「風乾燥・換気主体の6時間は比較的安い」と整理すると、モード選びの優先順位がはっきりします。
ご自宅の浴室乾燥機の取扱説明書には、モードごとの定格消費電力が記載されていることが多いので、それぞれのW(ワット)をkWに直したうえで、実際に契約している単価を掛け合わせると、かなり正確な6時間あたりの電気代を算出できます。
6時間フル運転しないための工夫
「毎回6時間フル乾燥」が必ずしも必要とは限りません。むしろ、少し工夫するだけで乾燥時間を1〜2時間ほど短縮できるケースも多く、月トータルでは数千円規模の節約につながることがあります。エネチェンジや電力会社・メーカーの節約コラムをまとめると、以下のポイントがよく挙げられます。
- 浴室内の水滴を拭き取ってから運転する
壁・床・天井の水滴や、浴槽の残り湯からの蒸気は湿度を上げ、乾燥時間を延ばす要因です。入浴後にスクイージーやタオルでざっと水分を落としてから乾燥をスタートすると、同じ仕上がりでも運転時間を短縮しやすくなります。
- 洗濯物同士の間隔を空けて干す
衣類が密集していると、浴室乾燥機の温風や風が奥まで届かず、乾きにくくなります。洗濯情報サイトなどでは、「洗濯物と洗濯物の間はこぶし1つ分ほど空ける」といった目安が紹介されており、風の通り道をしっかり確保することが重要だとされています。
- 「標準乾燥+自然乾燥」「浴室乾燥+部屋干し」を組み合わせる
例として、浴室乾燥機の温風を2〜3時間かけたあと、エアコン+扇風機の部屋干しや除湿機で仕上げる方法があります。浴室乾燥機の稼働時間を3時間から2時間に短縮できれば、年間で1万円超の節約余地があるといった試算もあります。
- タイマーで「切り忘れ」を防ぐ
「気づいたら朝までつけっぱなしだった」という無駄を無くすには、あらかじめタイマーで終了時間を設定しておくのが有効です。たとえば3時間で一度自動停止するようにしておき、乾き具合を見て必要なら追加で風乾燥をかける、といった使い方に変えるだけでも、ヒーター運転時間をかなり抑えられます。
このように、6時間丸ごと温風乾燥に頼るのではなく、「最初の数時間だけヒーターを使い、その後は低コストな方法で仕上げる」という発想に切り替えることが、電気代節約のカギになります。
他の乾燥手段との上手な使い分け

浴室乾燥機以外にも、洗濯乾燥機(縦型・ドラム式)、電気衣類乾燥機、除湿機、コインランドリーなど、洗濯物を乾かす手段はいくつもあります。それぞれの電気代や料金感を把握しておくと、「6時間連続で浴室乾燥機を使うべきか」「別の手段に切り替えるべきか」を冷静に判断しやすくなります。
複数の比較記事や電力会社のコラムを総合すると、以下のような傾向が見えてきます。
- 浴室乾燥機(電気式・ヒータータイプ)
消費電力は1,200〜2,000W前後で、31円/kWh前提の1時間あたり電気代は概ね37〜62円程度。3時間乾燥で100〜150円、使い方によっては1か月2,000〜10,000円といった試算もあります。
- 洗濯乾燥機
ヒートポンプ式ドラム洗濯乾燥機などの省エネタイプでは、乾燥時の消費電力が800W前後まで抑えられ、1時間あたりの電気代は20円台半ば程度という試算もあります。浴室乾燥機(1,250W)よりも洗濯乾燥機の方が1回あたりの電気代が安いケースが多いとされています。
- 電気衣類乾燥機
洗濯機能を持たない単体の乾燥機では、消費電力1,200W台で1時間あたり40円前後という目安があります。使用時間が長くなりやすい一方で、乾燥容量が大きく、一度にまとめて乾かしたい場合に向いています。
- コインランドリー
大型洗濯乾燥機(16kgクラス)で60分約1,200円、小型(10kgクラス)で60分約900円といった料金例が紹介されています。自宅の電気代だけで見ると割高に感じますが、「大量の洗濯物を一度に乾かせる」「短時間で終わる」といった時間的メリットがあります。
大まかには、次のような使い分けを意識するとよいでしょう。
- 少量かつ日常使い(タオル数枚など)
エアコン+サーキュレーターの部屋干しや除湿機を活用する。
- 中量で、浴室のカビ対策も兼ねたい場合
浴室乾燥機の乾燥モードを短時間かけたあと、風乾燥や部屋干しで仕上げる。
- 大量の洗濯物を一度に乾かしたい場合
洗濯乾燥機やコインランドリーを活用し、「浴室乾燥機は補助的に使う」スタイルにする。
こうした視点で、「浴室乾燥機を毎回6時間つけっぱなし」が本当にベストなのかを見直してみると、電気代と時間の両面でより納得感のある選択がしやすくなります。
総括:浴室乾燥機を6時間使う電気代を理解して賢く節約する
- 浴室乾燥機の電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWh単価(円/kWh)」で計算できる。
- 目安単価31円/kWh・消費電力約1,230Wを前提にすると、1時間あたり約38円、6時間で約230円が一つの目安となる。
- 電力量料金単価が高いプラン・エリアでは、同じ6時間でも250〜300円程度になるケースがある。
- メーカーの事例では、乾燥(強)1時間あたり約37〜38円(31円/kWh前提)、6時間で200円台前半といった試算が多い。
- 風乾燥モードは消費電力が小さく、6時間使っても20円台に収まる事例があり、「長時間=高額」とは限らない。
- 浴室乾燥機を週3回・各6時間使うと、月の電気代が概ね3,000円前後増える可能性がある。使用頻度が高い家庭では、1か月2,000〜10,000円程度まで増えるシミュレーションもある。
- 電気料金は、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の合計で構成されるため、浴室乾燥機の長時間利用はこのうち後者3つを押し上げる。
- 再エネ賦課金は2024年度3.49円/kWhから2025年度3.98円/kWhに引き上げられるなど、毎年度見直されており、実際の負担額は年ごとに変化する。
- 2025年7〜9月のように、国の支援策で一時的に1kWhあたり数円の値引きが行われる期間もあるが、こうした施策は期間限定であるため、長期的には自助努力による節電が重要になる。
- 浴室内の水滴を拭き取る、浴槽にふたをする、洗濯物の間隔を空ける、フィルターを定期的に掃除するなどの工夫で、乾燥時間を短縮できる。
- 標準乾燥と部屋干し・除湿機・エアコン+サーキュレーターを組み合わせることで、6時間フル運転の回数を減らし、年間で数万円規模の節約余地が生まれることもある。
- 洗濯乾燥機は、省エネタイプであれば浴室乾燥機より1回あたりの電気代が安くなるケースが多く、家庭によっては「洗濯乾燥機メイン+浴室乾燥機はサブ」という使い方が合理的な場合もある。
- コインランドリーは1回の料金が高く見えるものの、大量の洗濯物を短時間で一気に乾かせるため、「時間とお金」のバランス次第では有力な選択肢となる。
最終的には、
1. 自宅の電気料金明細から「1kWhあたりの実質単価(電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金)」を把握する
2. 浴室乾燥機の取扱説明書でモードごとの定格消費電力(W)を確認する
3. 「消費電力×時間×単価」で、自分の家庭専用の「6時間あたり電気代」を計算する
というステップを踏むことで、「浴室乾燥機を6時間使うと、うちではいくらかかるのか」を具体的な数字として把握できます。
そのうえで、必要なときにはしっかり使いつつ、モード選びと時間の使い方を工夫し、洗濯乾燥機や除湿機、コインランドリーなど他の手段とも上手に組み合わせていくことが、「快適さ」と「電気代節約」を両立させるポイントになります。
