エアコン移設の費用はいくら?相場・追加料金と買い替えの判断

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エアコン移設の費用はいくら?相場・追加料金と買い替えの判断

エアコンの移設費用は、取り外し・取り付け・運搬を含めると、まずは2万〜3万円台を予算の目安にしたいところです。ただし、配管交換や電源工事などが必要なら上乗せになります。広告の「移設○○円〜」だけでは、最終的な支払額は分かりません。

僕が家計目線で重視したいのは、基本料金の安さより、運搬と必要な追加工事を含めた総額です。同じ家の別の部屋へ移す場合も、取り外しと取り付けは必要。費用の内訳から、依頼先や買い替えの判断まで順に見ていきます。

この記事のポイント
  • 運搬を含めた移設費用の目安と基本料金の条件
  • 配管・室外機・電源・穴あけの追加料金
  • 同じ家での移動と引っ越しの依頼先選び
  • 製造年と施工保証を踏まえた買い替え判断
目次

エアコン移設の費用相場と追加料金の内訳

総額の目安は2万〜3万円台、基本料金の範囲に注意

総額の目安は2万〜3万円台、基本料金の範囲に注意

エアコン移設の見積もりは、「取り外し」「取り付け」「運搬」「追加工事」に分けると比較できます。くらしのマーケットの費用調査では、2026年5月時点の目安として、次の金額を掲載しています。

依頼先取り外し取り付け運搬掲載されている合計目安
引っ越し事業者8,000〜11,000円16,000〜25,000円引っ越し料金に含む24,000〜36,000円
エアコン取り付け事業者5,000〜9,000円13,000〜20,000円3,000〜5,000円21,000〜34,000円

※2026年5月時点、くらしのマーケット調べ。追加工事が必要な場合は、この目安を超えることがあります。引っ越し事業者の欄は、引っ越しそのものの料金を含む総額ではありません。

一方、個別業者の基本料金には異なる条件があります。エレコンの料金表は、取り外し・取り付けの基本移設料金が22,000円(税込)。部材や追加工事は別料金で、出張エリア・設置場所でも変わります。「引越しに付随する場合は、この限りではございません」との注記もあります。

エレホームの移設料金には、取り外し・取り付けセットの特価9,900円(税込)〜という表示があります。ただし、既存の配管などを再利用する前提で、運搬は含みません。地域・工事環境によって変わり、本体容量5.0kW以上、目安18畳用以上では基本料金も異なります。

以上の個別料金は2026年10月6日確認時点の掲載内容です。

同じ家の別の部屋へ移す場合も、取り外しと再設置が必要

「隣の部屋へ移すだけなら安く済む?」と思いますが、同じ家でも基本は取り外しと取り付けの工事です。エレホームは、引っ越しに伴う移設と建物内の部屋間移動について、基本的な工事内容はほとんど同じと説明しています。距離だけで費用は決まりません。

基本料金で収まるかを見るポイントは、移動先の設備です。エレホームの基本工事は、室内機の近くに配管穴と専用コンセントがあり、室外機を同じ階の近い地面やベランダへ置けること、既存部材を再利用できることなどが前提。別の部屋に穴や専用コンセントがなければ、その工事も見積もりに入ります。

建物内の運搬も、自動的に無料になるとは限りません。同社は、宅内移設の際の運搬もセット料金に含めず、基本的には利用者側に移動をお願いしています。運搬のオプション対応は地域や内容によります。見積もりでは「同じ家での移動」と伝えたうえで、室内機・室外機を誰が移動する契約なのかまで確認しましょう。

配管交換・延長と室外機の特殊設置で費用が増える

既存の配管を使えるかどうかは、移設費用を左右します。エレホームによると、似た造りの部屋でも、配管穴の位置・高さや左右の違いで再利用できない場合があります。マンションから戸建ての1階へ移す場合も、基礎の高さの分だけ配管が足りなくなることがあるとの説明。

長さが足りても、経年劣化で交換になる場合があります。

追加項目エレコンの掲載料金(税込)適用条件・注記
配管1mあたり3,850〜4,950円太さや長さで異なる
室外の配管化粧カバー工事11,000円太さ・長さ・設置場所で異なる
室外機金具設置工事14,300円公団吊・屋根置き・壁面
室外機の二段置き金具設置工事19,800円専用金具を用いる二段置き

※2026年10月6日確認時点。移設基本料金とは別のオプション料金です。

室外機の工事では、取り付け先だけでなく取り外し元の条件も大切です。エレホームは、天井から吊るす設置、屋根置き、壁掛けなどの取り外しにも追加料金を設定しています。また、取り付けは工事だけの料金と金具込みの料金を分けています。

「室外機設置○○円」という見積もりは、既存金具を使うのか、新しい金具を含むのかで比較条件が変わります。

配管の再利用と保証もセットで考えたいところ。エレホームの施工1年保証では、既存部材の再利用によるガス漏れなどは対象外です。

再利用できる場合でも、交換費用との差だけで決めず、どこまで保証されるかを聞いてから選びましょう。

電源・穴あけ工事を加えると、基本料金を超えることも

電源・穴あけ工事を加えると、基本料金を超えることも

移設先の電源は、コンセントがあるだけでは判断できません。必要なのは、エアコンに合う専用回路・電圧・コンセント形状です。エレコンでは、コンセント交換と100V・200Vの電圧切替がそれぞれ3,300円(税込)。専用回路を新しく設ける工事は、これらとは別の項目です。

追加工事を含めた仮定の試算

エレコンの移設基本料金22,000円に、配管4mの交換を1mあたり3,850円と仮定し、コンセント交換3,300円と電圧切替3,300円を加えると、合計は44,000円(税込)です。

配管単価は掲載範囲の下限を使っています。運搬・出張費・穴あけ・その他の部材や工事は含まない計算例で、この金額で施工できる保証ではありません。また、引っ越しに付随する工事には同じ基本料金が適用されるとは限りません。

配管穴がない場合は、穴あけの料金だけでなく、対応できる建物かどうかも問題になります。エレホームは、マンション・アパート・団地、賃貸戸建ての貫通工事を承っていません。外壁材や着工時期にも制限があり、2006年8月31日までに着工された建物への穴あけなどには対応していないと案内しています。

買い替え費用を比較する際の参考になるのが、ケーズデンキの設置・工事料金目安です。同店は、着工日が2006年8月31日以前、または不明の場合に石綿の事前調査を有料で手配すると案内。料金表には事前調査3,300円、石綿対策の1か所穴あけ13,200円(税込)を掲載しています。

移設業者共通の料金ではありませんが、穴がない部屋では調査・対策費も比較対象になります。

エアコン移設の費用で判断する依頼先と買い替え

引っ越し業者と専門業者は、運搬とパック内容で比較する

引っ越しに伴う移設なら、まず引っ越し会社のオプションと、工事専門業者の見積もりを比べる方法があります。引っ越し会社へまとめて相談すれば、別に工事業者を探す手間を減らせます。ただし、エアコン工事の連絡は別の担当者が行う場合もあるため、工事日や追加料金の窓口は押さえておきたいところです。

比較で差が出るのは、部材や追加工事をまとめたパックの中身。たとえば日本通運のエアコン工事では、パックに標準の取り外し・取り付け、配管必要量、ガス補充・チャージ、電圧切替、コンセント交換・延長などを含むと案内しています。

同じパックでも、専用電気配線、室外機設置金具、化粧カバー、高所作業などは別途見積もりです。「パックだから追加料金なし」とは限りません。配管を再利用する工事料金と、配管を含むパック料金を比べるなら、自宅で必要になる内容をそろえる必要があります。

工事専門業者へ直接頼む場合は、旧居から新居への運搬を別に手配する契約かどうかが分かれ目です。同じ家での移設なら、購入店や専門業者へ設置状況を伝えて相談できます。どの依頼先でも、取り外し・取り付け・必要部材・運搬を含む支払総額で判断しましょう。

移設前に、部屋の広さと本体・電源の設置条件を確かめる

工事費が予算内でも、手持ちのエアコンが移設先に合わなければ再検討が必要です。まずは型番からカタログの冷房・暖房の畳数目安を調べます。

ダイキンのFAQでは、「8〜10畳」という表示例は、8〜10畳のどの部屋にも適するという意味ではなく、木造平屋南向きの和室なら8畳、鉄筋アパート南向きの洋室なら10畳を意味すると説明しています。

この畳数はあくまでも目安で、地域や日当たりなどの条件によって異なります。前の部屋と畳数が同じでも、住宅の条件まで同じとは限りません。移設先の構造や日当たりも販売店へ伝え、冷房・暖房それぞれで能力が合うか相談するのがよいでしょう。

設置スペースは、本体の幅だけでは決まりません。パナソニックの設置条件FAQは、必要スペースが機種や配管方向で異なると案内しています。風向きを変える羽根の可動スペース、カーテンレールなどの障害物も確認事項です。必要な余白を全機種共通の数字で決めず、手持ちの型番を伝えて判断してもらいましょう。

電源までの距離も見落としがちです。パナソニックは、専用回路の電源に近い場所を据付条件とし、延長コードを使わないよう案内しています。コードが届かない場合は延長コードで済ませず、コンセントの位置を含めて業者に相談してください。

10年程度使ったエアコンは、保証条件と買い替え総額も比較

10年程度使ったエアコンは、保証条件と買い替え総額も比較

古いエアコンは、「まだ動くから移設」とすぐに決めず、買い替えも比較候補に入れたいところです。ダイキンの交換案内では、一般的に本体の寿命は10年程度といわれていることから、10年程度使ったエアコンは交換をおすすめする目安としています。

10年で必ず壊れる、または一律に移設できないという意味ではありません。

業者の受付・保証条件は、年数により変わることがあります。エレホームは、製造年から10年以上経過したエアコンの工事には施工保証を付けず、15年以上は工事を断ると案内。取り付け後に動作しない場合でも工事代は発生するとしています。これは同社の条件で、すべての業者に共通する年数ではありません。

費用を比べるときは、移設側は運搬・部材交換・追加工事を含む総額、買い替え側は新品本体・取り付け・旧機の取り外しと処分を含む総額を並べます。ダイキンの案内では、旧機の廃棄には工事費のほかリサイクル費用と収集運搬費もかかります。新品の表示価格だけと比べると、条件がそろいません。

僕なら、製造年、移設先への適合、必要な追加工事、施工保証を並べてから判断します。比較的新しく、部屋に合い、既存部材も使えるなら移設を検討しやすい条件です。一方、10年程度使っていて追加工事も多いなら、新品の工事込み見積もりを取る価値があります。

年数だけで残り何年使えるかを決めず、費用と保証の両方を見る考え方です。

見積もりは型番と設置写真をそろえ、工事日程まで相談する

見積もり前に用意したいのは、エアコンの型番と、現在・移設先それぞれの室内外の設置写真です。くらしのマーケットに掲載された工事業者の説明でも、この情報を必要事項として挙げています。室内機だけのアップではなく、設置場所の全体が分かる写真をそろえます。

  • 型番・製造年と、現在の室内機・室外機の設置状況
  • 移設先の壁、配管穴、専用コンセント、室外機の置き場所
  • 運搬を誰が担当するか、料金に含まれるか
  • 配管・金具などの再利用と交換、施工保証の範囲
  • 取り外し日・取り付け日と、両方の住まいの通電状況

新居へまだ入れない場合は、管理会社などへ写真をお願いする方法があります。難しければ、マンションのエアコン設置要領書や戸建ての図面で見積もりできる場合もある、との工事業者の説明です。ただし、写真や図面で確認できる条件と、現地で分かる条件は別。

エレホームも、追加工事には現場確認が必要なものがあると案内しています。

日程も先に相談しましょう。エレホームは、取り外し・取り付けの両方で電気を使うため、通電していないと工事できないとしています。旧居の電気停止日と新居の使用開始日を工事日に合わせる必要があります。

また、同社のFAQでは引っ越し当日の工事を断ると案内しているため、引っ越し日と工事日を同じ日にできる前提で予約を組まないことが大切です。

賃貸に備え付けられたエアコンについては、勝手に移設する前提で依頼できません。エレホームは、大家・管理会社の許可がない取り外しや移設を承らないとしています。

自分で購入したものか、物件の設備かを確認し、必要な許可を得てから工事を相談しましょう。

費用節約のために自分で取り外すことは避ける

費用節約のために自分で取り外すことは避ける

取り外し料金を節約したくても、自分で外して持っていく方法はおすすめしません。ダイキンの移設FAQは、取り外しや設置には専門知識が必要で、感電・火災・けがや、ガス漏れなどによる故障の原因になるとして、利用者自身で作業しないよう案内しています。依頼先は購入した販売店または専門業者です。

資格については、経済産業省の案内が、作業ごとに電気工事士資格の要否が異なると説明しています。「エアコン工事は全部同じ資格条件」と一括りにはできませんが、資格が不要な作業があることを、一般の利用者が安全に移設できる根拠にはできません。

再設置には、専用ポンプで配管内部を真空にする「真空引き」などの作業も必要です。ダイキンは、配管内に湿気が残ると本来の性能を発揮できなかったり、故障につながったりする可能性を説明しています。

家計の負担を抑えるなら、作業を自分で省くより、運搬・追加工事・保証を含めた見積もりをそろえて比較するほうがよいでしょう。

エアコン移設の費用と依頼前の確認事項まとめ

この記事のまとめです。

  • 取り外し・取り付け・運搬を含む移設費用は、2万〜3万円台をまず予算の目安に。追加工事が必要なら上乗せになります。
  • 基本料金は、運搬の有無や配管再利用の条件が業者ごとに異なります。地域・本体容量・設置場所の注記も確認します。
  • 同じ家での移動でも取り外しと再設置が必要です。宅内運搬がセットに含まれない業者もあります。
  • 配管は、長さ・穴の位置・劣化によって交換が必要になる場合があります。再利用する場合は保証範囲も比較します。
  • 室外機の特殊設置は、取り外し側にも追加料金がかかる場合があります。金具を含む料金かどうかも大切です。
  • 電源工事や穴あけは別料金になる場合があり、建物の条件によって対応できない業者もあります。
  • 引っ越し業者のパックと専門業者の料金は、運搬・配管・電源工事などの内容をそろえて総額で比べます。
  • 移設先の畳数だけでなく住宅条件、機種ごとの設置スペース、専用電源との位置関係も確認します。
  • 10年程度使ったエアコンは買い替えも比較候補に。移設の保証条件と、新品の工事・旧機処分を含む総額で判断します。
  • 見積もりには型番と現在・移設先の設置写真を用意します。工事日の通電、運搬担当、必要な賃貸の許可も先に相談します。
  • メーカーは自分で取り外し・設置をしないよう案内しています。費用を抑える際も、専門業者へ依頼する前提で見積もりを比較します。
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この記事を書いた人

太陽光発電付きのオール電化の戸建住宅を購入し、光熱費ほぼ0円を実現しました。

日々の暮らしで実践したこと、調べてたことをみなさんと共有します。

料理とお酒が大好きな40代。

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