デロンギのオイルヒーター、1ヶ月でいくらかかるんだろう?
風が出ないので乾燥しにくく、子どもやペットにも安全と評判のデロンギ オイルヒーターですが、購入前に気になるのがやはり電気代です。ネットを見ると「月3万超えた」という声もある一方、「思ったより安かった」という意見もあり、判断に迷う方が多いのではないでしょうか。
電気代は使用時間・設定温度・部屋の断熱性・契約している電力プランによって大きく変わるため、一概には言えません。ただし、仕組みを理解すると「どうすれば電気代を抑えられるか」が見えてきます。
この記事では、1200〜1500Wモデルを代表例として、使用パターン別の1ヶ月電気代の目安を具体的に示します。さらにエアコンとの比較や、今日からできる節約方法まで解説します。購入前の疑問解消にも、すでに使っている方の電気代見直しにも役立ててください。
- 1200Wモデルを1日8時間使うと、1kWh=31円換算で1ヶ月の電気代は約8,900円が目安
- 実際はサーモスタットが自動調整するため、定格値よりも電気代は低くなる
- ECOモードとタイマー活用で1ヶ月あたり2,000〜3,000円程度の節約が見込める
- 断熱対策(窓の断熱シート・厚手カーテン)を合わせると効果がさらに高まる
デロンギ オイルヒーターの電気代1ヶ月の目安と計算方法
- 消費電力別・1時間あたりの電気代(500W・700W・1200W・1500W)
- 使用パターン別・1ヶ月の電気代シミュレーション
- 電気代が高くなる・安くなる使い方の違い
- 「定格消費電力=常時フル稼働」ではない理由(サーモスタットの仕組み)
消費電力別・1時間あたりの電気代(500W・700W・1200W・1500W)


デロンギのオイルヒーターは、モデルによって500W・700W・1200W・1500Wと異なる消費電力を持っています。電気代の計算式は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で求められます。
2026年現在、一般的な従量電灯契約では1kWhあたり約31〜35円程度が目安です。ここでは1kWh=31円で試算した場合の、各消費電力における1時間あたりの電気代をまとめます。
| 消費電力 | 1時間あたりの電気代(31円/kWh換算) |
|---|---|
| 500W | 約15.5円 |
| 700W | 約21.7円 |
| 1200W | 約37.2円 |
| 1500W | 約46.5円 |
1500Wのモデルを最大出力でフル稼働させると、1時間で約46円かかる計算になります。1日8時間・30日間使い続けると、500Wモデルで約3,720円、700Wモデルで約5,208円、1200Wモデルで約8,928円、1500Wモデルで約11,160円となります。
なお、上記はあくまで定格消費電力で常時フル稼働した場合の計算値です。実際には後述するサーモスタットの働きにより、出力が自動的に抑えられるため、電気代は計算値より低くなる場合がほとんどです。また、電気料金単価は地域・契約プランによって異なるため、正確な金額は毎月の電気料金明細で確認することをおすすめします。


使用パターン別・1ヶ月の電気代シミュレーション


デロンギ オイルヒーターの1ヶ月の電気代は、使用時間や設定によって大きく変わります。代表的な使用パターン別の目安を、1kWh=31円で試算してまとめます。
| 使用パターン | 1日の使用時間 | 1ヶ月の電気代目安 |
|---|---|---|
| 8時間・標準的な利用(1200W) | 8時間 | 約8,900円 |
| 24時間つけっぱなし(1200W) | 24時間 | 約26,800円 |
| ECOモード利用(8時間) | 8時間 | 約6,200円 |
| 弱設定・600W(8時間) | 8時間 | 約4,470円 |
一人暮らしで帰宅後のみ使用(1日5時間×30日・平均700W)の場合、1ヶ月の電気代は約3,200〜3,800円との報告があります。在宅ワークで日中も使用する場合(1日10時間×30日・平均800W)は約7,400〜8,500円、家族がリビングで長時間使う場合(1日12時間×30日・平均900W)は約10,000〜12,000円程度が目安との報告があります。
6畳の部屋で夜間のみ使用(6時間/日)する場合、消費電力700W・1kWh=31円で計算すると1ヶ月約3,900円前後が目安となります。断熱性の高さを加味した稼働比40〜60%で考えると、6畳で夜だけ使用(8時間/日)なら月約3,500〜6,000円、10畳では月約5,000〜8,500円という目安もあります。
マンションの中部屋で夜だけ使用すると月約4,000円前後、戸建てのリビングで朝晩使用すると月約1万円以上と差が出るとの報告があります。使用環境によって大きく異なるため、まずはご自身の使用パターンに近いシナリオを参考にしてください。


電気代が高くなる・安くなる使い方の違い


「月3万超えた」というSNSの投稿が目立つ一方、「思ったより安かった」という声も多く見られます。この差は、使い方と住環境の違いによるものです。
電気代が高くなりやすいケース
高温設定での長時間強運転や、24時間の連続運転は電気代が大きく膨らむ要因です。部屋の断熱が不十分な状態での利用も、サーモスタットが頻繁に稼働するため電気代を押し上げます。タイマーやECOモードを使わずつけっぱなしにするのも同様です。また、窓が多く冷気が入りやすい部屋、北向きや隙間風がある部屋では、暖房器具が働き続ける時間が長くなります。
SNSで「月3万超え」という投稿を詳しく見ると、24時間つけっぱなし・断熱性の低い築古住宅・広すぎる部屋での使用など、電気代が高くなる条件が重なっているケースが多いとのことです。
電気代を抑える使い方
設定温度を低めに調整し、タイマー機能やECOモードを積極的に活用することが基本です。必要な時間だけ運転し、部屋のドアや窓を閉めて熱を逃がさないようにすることも効果的です。
逆に「思ったより安かった」という声もあり、適切な使い方で満足度が高い傾向があります。電気代を大きく左右するのは暖房器具の性能より使い方と環境であるため、まずは自分の使い方を見直すことが節約の第一歩です。
「定格消費電力=常時フル稼働」ではない理由(サーモスタットの仕組み)


デロンギのオイルヒーターの電気代を単純計算すると「こんなに高いの?」と驚く方も多いのですが、実際の電気代は定格値より低くなるのが一般的です。その理由が「サーモスタット」の働きです。
サーモスタットは、室温をセンサーで感知して出力を自動調整する機能です。仕組みは以下のとおりです。
1. 部屋が設定温度以下のとき → 出力MAX(フル稼働)
2. 設定温度に達したとき → 省エネ運転に切り替え
3. 温度が少し下がってきたとき → 再び出力アップ
4. 設定温度到達 → 省エネ運転
この繰り返しにより、常にフルパワーで動くわけではありません。例えば外気10℃・室温20℃維持で稼働率50%の場合、1200Wのモデルでも実効消費電力は約600W相当になるとの報告があります。
スマートプラグによる実測では、1日あたり7kWh(月約6,500円)だったものが、断熱改善後は1日4kWh(月約3,700円)に下がったとの報告があります。デロンギ マルチダイナミックヒーターの実計測では、1日(12時間)あたり190〜254円(2025年11月下旬・31円/kWh)という報告があります。これを1ヶ月換算すると5,890〜7,874円となります。
デロンギ公式の実測データでは、10畳リビング・外気温8℃・室温20℃設定の場合、1時間あたりの平均電気代は約20.9円との報告があります。1500Wの定格値から計算した46.5円と比べると、半分以下になっています。
定格消費電力だけを見て電気代を試算すると実際より高く見積もってしまいます。サーモスタットの効果を考慮すると、実際の電気代は計算値より低くなることがほとんどです。
デロンギ オイルヒーターの電気代節約と他の暖房器具との比較
- ECOモード・タイマー・弱設定による節約効果
- 断熱対策とサーキュレーター活用で電気代を下げる方法
- エアコン・こたつ・セラミックファンヒーターとの電気代比較
- 木造住宅・断熱性が低い部屋での注意点と対策
ECOモード・タイマー・弱設定による節約効果


デロンギのオイルヒーターには、電気代を抑えるための機能が複数搭載されています。これらを組み合わせて使うことで、1ヶ月の電気代を大きく削減できます。
ECOモードの効果
ECOモードは、設定温度より約3℃低い温度で自動運転する機能です。体感温度はほとんど変わらないにもかかわらず、電気代を約20%削減できるとの報告があります。具体的には通常モード約6,696円がECOモードで約5,208円になり、月約1,488円・年間で17,856円の節約になる計算です。ECOモード単体でも1ヶ月あたり約2,000〜3,000円の削減が見込めます。
タイマーの効果
タイマー機能を使って必要な時間だけ自動運転することで、無駄なつけっぱなしを防げます。1ヶ月の電気代削減目安は約1,500〜2,500円です。デロンギは立ち上がりに時間がかかるため、起床30分前や帰宅30分前にオンにするといった予熱タイムを考慮した設定が効果的です。
弱設定の効果
消費電力を弱に抑えることで、1ヶ月あたり約2,000〜4,000円の削減が期待できます。タイマーとECOモードを組み合わせることでさらなる節約効果が見込めます。
余熱の活用
オイルヒーターは余熱が長く続くため、就寝30分前にオフにしても余熱で暖かさが持続します。この特性を活かして電源を切るタイミングを早めることで、無駄な電力消費を防げます。
「ECOモードと断熱対策」を組み合わせると電気代が20〜30%下がることもあるとの報告があります。節約機能を活用しながら、次の断熱対策も組み合わせることが効果的です。


断熱対策とサーキュレーター活用で電気代を下げる方法


暖房器具の性能だけでなく、部屋の断熱性を高めることが電気代削減の根本的な対策です。デロンギのオイルヒーターは「輻射熱で壁・床・天井をじんわり暖める」タイプのため、暖まった空気が逃げにくい環境ほど効率よく使えます。
窓の断熱対策
窓からの熱損失は家全体の約58%を占めるとの報告があります。100円ショップの窓用断熱シートを貼るだけでも効果があり、厚手の遮熱カーテンに交換すると熱損失を30〜40%削減できるとの報告があります。夜は日が落ちたらすぐにカーテンを閉めることで冷気の侵入を抑えられます。
断熱改善によって1日の消費量が7kWhから4kWhに下がったとの報告があります。これは電気代に換算すると月約2,800円の削減に相当します。
床の断熱
フローリングの上にラグやカーペットを敷くと、足元の体感温度が3〜5℃変わるとの報告があります。体感温度が上がることで設定温度を1〜2℃下げられるため、間接的な節電につながります。
設置場所の工夫
窓際・壁際への設置が推奨されており、冷気の侵入を防ぎながら部屋全体を均一に暖められます。窓際に設置したところ暖かさが変わったとの報告があります。輻射熱で壁・床・天井がじんわり暖まるため、設定温度よりも体感温度が高く感じやすい特性があり、温度設定を低めにすることで節電につながります。
サーキュレーターの活用
サーキュレーターを併用して空気を循環させると、暖房効率が高まります。オイルヒーターは自然対流で部屋を暖めるタイプのため、サーキュレーターで空気の流れを作ることで部屋全体の温度を均一にしやすくなります。
エアコン・こたつ・セラミックファンヒーターとの電気代比較


デロンギのオイルヒーターの電気代は他の暖房器具と比べてどう評価されるのでしょうか。10畳の部屋で1日8時間使用した場合の1ヶ月の電気代を比較します。
| 暖房器具 | 平均消費電力の目安 | 1ヶ月の電気代目安(8時間/日) |
|---|---|---|
| エアコン(暖房) | 600〜900W | 約4,464〜6,696円 |
| デロンギ ECOモード | 700〜900W | 約5,208〜6,696円 |
| デロンギ 通常モード | 900〜1200W | 約6,696〜8,928円 |
| セラミックファンヒーター | 1200W | 約8,928円 |
| こたつ(強) | 約160W | 約1,200円 |
| ダイソン(最大1400W) | 1400W | 最大約10,416円 |
エアコンはヒートポンプ方式を採用しており、投入した電気エネルギーの3〜6倍の熱を生み出せるため、暖房効率はエアコンの方が高い傾向があります。8畳を8時間暖める電気代の目安は、エアコン(APF6.0クラス)で約80〜150円/日、オイルヒーター(1200W)で約200〜300円/日との報告があります。
ただし、電気代の安さだけで判断するのは早計です。エアコンには「風が直接当たる」「空気が乾燥しやすい」というデメリットがある一方、オイルヒーターは乾燥しにくく静かで空気がクリーンという快適性があります。デロンギのECOモード利用ならエアコン暖房とほぼ同等の電気代に収まるケースもあります。
エアコンとの黄金の組み合わせ
帰宅直後にエアコンで素早く室温を上げ(約15分)、室温が安定したらデロンギに切り替えるパターンが効率的です。このパターンだとエアコンの稼働は1日30分程度になるとの報告があります。エアコンの速暖性とデロンギの乾燥しにくい快適さを両立できる方法として、この組み合わせが注目されています。


木造住宅・断熱性が低い部屋での注意点と対策


木造住宅や断熱性の低い部屋では、オイルヒーターの特性を理解した上で適切に対応することが重要です。
木造住宅の特性
木造住宅・築年数の経った家は、窓や壁が薄く熱が逃げやすく、隙間風で気密性が低い特徴があります。こうした環境ではオイルヒーターの「じんわり型」の暖め方と組み合わさり、暖まりにくいと感じやすくなります。
築年数の経った家では気密性が低いためオイルヒーターの効果を感じにくいという声もあります。ただ、対策を施すことで快適に使えるようになります。
具体的な対策
対策1: 断熱強化
窓にプチプチや断熱フィルムを貼り、厚手の遮熱カーテンに替え、ドアの下にすきまテープを貼ることで、外からの冷気をシャットアウトできます。外からの冷気をシャットアウトすることがそのまま節約に直結するとの指摘があります。
対策2: タイマーとサーモ機能の活用
タイマーで起きる30分前にオン・就寝前にオフ、サーモ機能で室温を一定にキープする使い方が効果的です。立ち上がりの遅さを事前に補うことで、快適性と節電を両立できます。
対策3: エアコンとの併用
どうしても寒い日は最初だけエアコンで一気に暖め、快適な温度になったらオイルヒーターに切り替えて保温する方法もあります。
対策4: モデル選びの見直し
メーカーの適用畳数は断熱性の高い環境を前提にした目安のため、木造住宅では1〜2畳分余裕を持たせた出力のモデルを選ぶことが推奨されています。
一方、高気密・高断熱の住宅では、一度暖まると熱が逃げにくいためデロンギのつけっぱなし運用が効果的です。住環境によって最適な使い方は異なるため、自分の部屋の特性を把握した上で対策を選びましょう。


デロンギ オイルヒーター電気代1ヶ月のまとめ
この記事のまとめです。
- デロンギ オイルヒーターの電気代は使い方・環境によって大きく変わる
- 1200Wモデル・1日8時間・31円/kWh換算で1ヶ月の目安は約8,900円
- ECOモード利用(平均900W)なら同条件で約6,200円が目安
- 弱設定(600W)・1日8時間なら月約4,470円が目安
- 一人暮らし・夜間のみ使用(5時間程度)なら月3,000〜4,000円前後との報告もある
- 実際はサーモスタットが自動で出力調整するため、定格値より電気代は低くなる
- デロンギ公式実測では10畳・外気温8℃・室温20℃設定で1時間あたり平均約20.9円との報告がある
- ECOモードとタイマーを活用すると月2,000〜3,000円程度の節約が見込める
- 断熱対策(窓の断熱シート・厚手カーテン・すきまテープ)で暖房効率が大幅に上がる
- 窓際への設置が暖房効率向上に効果的で、冷気の侵入を防ぎながら部屋全体を暖められる
- 設定温度を低めにしても輻射熱で体感温度は高く感じる特性がある
- エアコンと比べると暖房効率は劣るが、乾燥しない・静か・空気がクリーンという快適性がある
- 木造住宅や断熱性が低い部屋では、適用畳数より大きめのモデル選定と断熱対策が重要
- エアコンとの併用(帰宅直後はエアコン→安定後デロンギに切り替え)がコスパ良好との報告がある
- 電気料金単価は地域・プランによって異なるため、最新の明細で確認することが推奨される








