「電気代」を英語で伝えたいとき、まず覚えておきたいのが「electricity bill」という表現です。これは電力会社から届く請求書を指す言葉で、家庭やオフィスで使用した電力量に基づいて計算され、月ごとに発行されます。日常会話でも書き言葉でも広く使われており、英語で「電気代」を表す表現として最もよく使われる選択肢です。
ただし、英語には「electricity bill」以外にも電気代を表す言い方があります。「power bill」「electric bill」「energy bill」など、それぞれに少しずつニュアンスや使われる場面の違いがあります。また、フォーマルな文書では「electric charge」や「electricity rate」といった表現が使われることもあります。
この記事では、「電気代」を英語で表現する主要なフレーズとその意味の違い、さらに支払いや削減に関する英語フレーズ、W・kWh・A・Vといった電気の専門用語の英語表記、そしてお金と料金に関する英語の体系まで幅広く解説します。英語でのコミュニケーションや英語の請求書を読む際に役立てていただければと思います。
- 「電気代」の英語で最もよく使われるのはelectricity bill
- power bill・electric bill・energy billには地域差・意味の違いがある
- charge・rateなどフォーマルな表現も場面によって使われる
- 支払い・削減・金額に関連する英語フレーズも一緒に覚えると実用的
「電気代」を英語で表現する主要フレーズとその意味
- electricity billが「電気代」で最もよく使われる理由
- power billとelectric billの違いと地域による使い分け
- energy billで表せる光熱費の英語表現
electricity billが「電気代」で最もよく使われる理由

「electricity bill」は、電力会社からの請求書を指す英語表現です。家庭やオフィスで使用した電力に対して請求される料金を指し、英語で「電気代」を表す場合に最もよく使われる表現です。
発音記号は「/ɪˌlɛktrɪˈsɪti bɪl/」で、「エレクトリシティ・ビル」と読みます。electricityは「電気・電力」、billは「請求書」を意味します。
electricity billは、月ごとに電力会社から発行される請求書を指す言葉です。日本の電気料金明細書に相当するイメージで覚えると分かりやすいでしょう。
この表現と一緒に使われやすい単語には、pay(支払う)、high(高い)、low(低い)、monthly(月ごとの)、reduce(減らす)があります。これらを組み合わせることで、日常会話の中で電気代に関する話題を自然に表現できます。
代表的な例文を確認しておきましょう。
- 「I need to pay my electricity bill.」(私は電気代を支払う必要がある)
- 「My electricity bill was surprisingly high this month.」(今月の電気代は驚くほど高かった)
- 「We are trying to reduce our electricity bill.」(私たちは電気代を減らそうとしている)
- 「I’m sure the electricity bill this month will be huge.」(今月の電気代はきっとすごいことになる)
最後の例文は、エアコンをかけっぱなしにしていた状況で使われた表現です。「huge」は「巨大な・すごい」という意味で、カジュアルな会話でもよく使われます。
また、「an electricity bill」と不定冠詞をつけた形でも使われます。日本語で「電気代の請求書」と言うときのニュアンスに近い表現です。
electricity bill は日常会話・ビジネス文書のどちらでも使える汎用性の高い表現です。英語圏の人々と電気代の話をする際には、まずこの表現を押さえておくと安心です。

power billとelectric billの違いと地域による使い分け

「electricity bill」以外にも、電気代を表す英語表現がいくつかあります。代表的なものが「power bill」と「electric bill」です。
power bill
「power bill」も電力会社からの請求書を指す表現で、意味はelectricity billとほぼ同じです。発音記号は「/ˈpaʊər bɪl/」(パワー・ビル)。特にアメリカ英語でよく使われる表現との報告があります。
例文で確認しましょう。
- 「The power bill is due at the end of the month.」(電気代は月末が支払期限だ)
- 「I was shocked by the amount of my power bill.」(電気代の金額に驚いた)
- 「We have been working on lowering our power bill.」(私たちは電気代を下げるために努力している)
「due」は「期限が来ている」「締め切りが来ている」という意味で、支払期限を表す際によく使われる表現です。
power billとelectricity billはどちらを使えばよいですか?
どちらも同じ意味ですが、electricity billはより広く通じます。power billはアメリカ英語でよく使われるとのことです。
electric bill
「electric bill」は「electricity bill」を少し短縮した形です。意味はelectricity billと同じで、家庭やオフィスの電力に対して請求される料金を指します。日常会話ではelectricity billとほぼ同義として使われます。
これら3つの表現(electricity bill・power bill・electric bill)はいずれも電気代を指しますが、electricity billが最も広く使われており、どの英語圏でも通じやすい表現です。power billはアメリカ英語でのなじみが深く、electric billはelectricity billをやや省略した形として使われます。
よく一緒に使われる単語(pay・high・low・monthly・reduce)はいずれの表現にも共通しており、「pay the electric bill」「lower the power bill」のように組み合わせて使えます。


energy billで表せる光熱費の英語表現


「energy bill」は、電気代だけを指すのではなく、ガスや水道などのエネルギー全般に関する請求書を指すことが多い表現です。「電気・ガス・水道をまとめた光熱費」に近いニュアンスで使われます。
電気代単体の請求書を指したい場合には「electricity bill」を使い、光熱費全体を指す場合には「energy bill」が適切です。この違いを理解しておくと、英語の文書や会話の中でも正確に意味を読み取れるようになります。
光熱費に関連する英語の単語をまとめて確認しておくと便利です。
- 電気代:an electricity bill
- ガス代:a gas bill
- 水道代:a water bill
これらをあわせて光熱費全体として表現する際に「energy bill」という言葉が使われることがあります。英語圏では光熱費をまとめて管理するケースも多く、「energy bill」という表現はそのような状況でよく登場します。
また、電気代に関連する単語として「usage」(使用量)、「rate」(料金)、「consumption」(消費)も一緒に覚えておくと、英語で電気代の話題が出た際に幅広く対応できます。
energy bill は「光熱費」に近いニュアンスで使われることが多く、電気のみを指す場合はelectricity billの方が正確です。
電気代にまつわる英語表現と関連語彙を広げる
- charge・rate・feeで表す電気料金のフォーマルな英語
- 電気代を支払う・削減するときの英語フレーズ集
- 電気の専門用語(W・kWh・A・V)を英語で理解する
- お金と料金の英語体系を整理すると電気代の英語が使いやすくなる
charge・rate・feeで表す電気料金のフォーマルな英語


日常会話では「electricity bill」が中心ですが、フォーマルな文書や専門的な場面では「charge」「rate」「fee」といった表現が使われることがあります。それぞれのニュアンスを理解しておくと、英語の請求書や契約書を読む際に役立ちます。
electric charge / electricity rate
「電気料金」を英語で表す際のフォーマルな表現として「electric charge」と「electricity rate」があります。「electrical charges」という形で電気代の英訳として使われることもあります。
- electric charge:電気料金(電力会社からの料金という意味合い)
- electricity rate:電気料金(単価・レートという意味合い)
- ELECTRICITY BILL CALCULATION SYSTEM:電気料金算定システム(特許庁での英語表記例)
- ELECTRICITY CHARGE CALCULATION SYSTEM:電気料金算出システム(特許庁での英語表記例)
chargeとrateの違い
「charge」はサービスに対して課される料金を意味します。手間や労力など、何らかのサービスに対する対価として支払う料金を指します。
- a delivery charge:配送料
- a service charge:サービス料
- a telephone charge:通話料金
「rate」は一定の基準に基づく料金や割合を意味します。単価・割引率・料金体系など、基準となる数値に基づいて算出される料金に使われます。
- phone rates:電話料金
- a special discount rate:特別割引料金
feeとpriceについて
「fee」は弁護士や医師などの専門職に支払う謝礼や、会費・入場料のような組織・施設に払う料金を指します。
- a tuition fee:授業料
- a membership fee:会費
- a doctor’s fee:診察料
「price」はものを売買する際の価格・値段を指し、電気代のように「サービスの料金」とは区別されます。
なお、英語の「bill」にはアメリカ英語で「紙幣」という意味もあります。「electricity bill」の「bill」は請求書の意味ですが、会話の文脈によっては「紙幣」と区別が必要な場合もあります。
電気代を支払う・削減するときの英語フレーズ集


電気代に関する英語フレーズを、支払い・削減・金額の表現に分けて確認しておきましょう。
支払いに関するフレーズ
- pay the electricity bill:電気代を支払う
- 「Don’t forget to pay the electricity bill by the end of the month.」(月末までに電気代を支払うのを忘れないでください)
- 「The power bill is due at the end of the month.」(電気代は月末に支払う必要がある)
削減・節約に関するフレーズ
- reduce the electricity bill:電気代を削減する
- 「We need to reduce the electricity bill by using energy-efficient appliances.」(省エネ家電を使って電気代を削減する必要があります)
- 「We have been working on lowering our power bill.」(私たちは電気代を下げるために努力している)
- 「We are trying to reduce our electricity bill.」(私たちは電気代を減らそうとしている)
reduce the electricity bill は、電気代の節約を英語で伝えたいときに使いやすいフレーズです。
金額に関するフレーズ
- 「My electricity bill was surprisingly high this month.」(今月の電気代は驚くほど高かった)
- 「I was shocked by the amount of my power bill.」(電気代の金額に驚いた)
- 「I’m sure the electricity bill this month will be huge.」(今月の電気代はきっとすごいことになる)
電気代に関連する単語としては、usage(使用量)、rate(料金)、consumption(消費)も覚えておくと便利です。「electricity consumption」(電力消費量)、「electricity usage」(電力使用量)といった表現も英語の文書でよく登場します。
支払い方法に関するフレーズ
- payment in installments:分割払い
- lump sum payment / pay in full:一括払い
- 「Would you like to pay in full or in installments?」(一括払いと分割払いのどちらになさいますか)
電気料金は通常一括払いですが、英語で支払い方法を確認する場面では上記の表現が役立ちます。
「electricity bill」を「electric bill」と略す場合もありますが、フォーマルな場面ではelectricity billを使う方が無難です。
電気の専門用語(W・kWh・A・V)を英語で理解する


電気代の計算や請求書の内容を英語で理解するには、W・kWh・A・Vといった電気の専門用語の英語表記を知っておくことが役立ちます。
ワット(W):watt
ワット(W)は1秒間あたりの消費電力の単位です。英語では「watt(ワット)」と表記します。ワット数が大きいほど電気エネルギーの消費量が多くなります。電化製品の消費電力はワットまたはキロワット(kW)で表示されています。
キロワット(kW):kilowatt
キロワット(kW)は1,000Wに相当する単位です。英語では「kilowatt(キロワット)」と表記します。消費電力の大きい家電製品の表示や、電力会社との契約に関する書類でよく使われます。
ワットアワー(Wh):watt-hour
ワットアワー(Wh)は1時間で消費される電力量の単位です。英語では「watt-hour(ワットアワー)」と表記します。電力がどれだけの時間使用されたかを示すもので、実質的なエネルギー使用量を算出するために用います。
キロワット時(kWh):kilowatt-hour
キロワット時(kWh)は電力量の基本単位で、電力会社の電気料金は1kWh単位で決められています。英語では「kilowatt-hour(キロワットアワー)」と表記します。2024年8月現在の電力料金の目安単価は31円/kWhとのことです。
電気代の計算式は「消費電力(kW)×時間(h)×電力料金単価(円/kWh)」で導き出せます。英語で表現すると「power consumption (kW) × hours (h) × electricity rate (yen/kWh)」となります。
アンペア(A):ampere
アンペア(A)は電気が流れる量(電流)の単位です。英語では「ampere(アンペア)」と表記します。アンペア数が高いほど、より多くの電気が流れます。
ボルト(V):volt
ボルト(V)は電気を押し出す力(電圧)の単位です。英語では「volt(ボルト)」と表記します。日本の一般的な家庭の電圧は基本的に100Vです。
電力の英語表記をまとめると以下のようになります。
| 日本語 | 英語表記 |
|---|---|
| ワット | watt(W) |
| キロワット | kilowatt(kW) |
| ワットアワー | watt-hour(Wh) |
| キロワット時 | kilowatt-hour(kWh) |
| アンペア | ampere(A) |
| ボルト | volt(V) |
お金と料金の英語体系を整理すると電気代の英語が使いやすくなる


英語では「料金」を表す単語がいくつもあり、それぞれ使われる場面が異なります。電気代に関連する表現をより深く理解するために、お金と料金に関する英語の体系を整理しておきましょう。
お金に関する基本単語
- お金:money
- 紙幣:bill(アメリカ)/ note(イギリス)
- 現金:cash
- 収入:an income
- 銀行口座:a bank account
「bill」という単語は、「electricity bill」では「請求書」の意味ですが、アメリカ英語では「紙幣」という意味でも使われます。一方、イギリス英語では紙幣を「note」と表現します。
支払いに関する単語
- 支払い:payment
- 分割払い:payment in installments
- 分割で払う:to pay in installments
- 一括払い:lump sum payment
- 一括で払う:to pay in a lump / pay in full
「Does the price include tax?」(税込み価格ですか)という表現も覚えておくと便利です。
家計に関する単語
- 家計簿:a household account book
- 家計簿をつける:to keep household accounts / to do household accounts
- 割り勘にする:to split the cost / to split the bill / share the expenses
- 倹約家:an economizer / a frugal person
- 費用・経費:a cost / an expense
- 予算:a budget
- 利益:profit
- 損失:loss
「Our budget is limited.」(私たちの予算は限られている)「We’re running short of funds.」(資金が不足しつつある)といったフレーズは、家計管理の文脈でも役立ちます。
料金の種類と使い分け
英語の料金表現は用途によって使い分けが必要です。
- price:ものを売買する際の価格(a unit price、a sale price)
- fee:専門職への謝礼や会費・入場料(a tuition fee、a membership fee)
- charge:サービスへの対価(a delivery charge、a service charge)
- rate:一定の基準に基づく料金(phone rates、electricity rate)
- fare:乗り物の運賃(a train fare、a bus fare)
- rent:家賃や部屋代(house rent)
- toll:道路・橋の通行料(a toll road)
- fine:罰金(parking fines)
電気代の文脈では「bill」「charge」「rate」が中心となりますが、他の料金表現と合わせて理解しておくと、英語でお金の話をする場面でスムーズに対応できます。
electricity rate は電気の単価・料金体系を指す場合に使われるフォーマルな表現です。
電気代を英語で話すための表現まとめ
この記事のまとめです。
- 「電気代」の英語で最もよく使われるのは「electricity bill」
- electricity billの発音記号は/ɪˌlɛktrɪˈsɪti bɪl/
- 「power bill」は特にアメリカ英語でよく使われるとのことで、意味はelectricity billと同じ
- 「electric bill」はelectricity billを短縮した形で、同じ意味で使われる
- 「energy bill」は電気だけでなく、ガスや水道などエネルギー全般の料金を指すことが多い
- 電気単体の請求書を指したい場合は「electricity bill」を使うのが適切
- 「pay the electricity bill」で「電気代を支払う」を表現できる
- 「reduce the electricity bill」で「電気代を削減する」を表現できる
- 電気料金のフォーマルな表現として「electric charge」「electricity rate」がある
- 電力の単位「ワット(W)」の英語は「watt」
- 「キロワット時(kWh)」の英語は「kilowatt-hour」で、電力料金の基本単位
- 「アンペア(A)」の英語は「ampere」、「ボルト(V)」は「volt」
- 料金を表す英語は場面によって使い分けが必要(charge・rate・fee・price等)
- 支払い方法は「lump sum payment」(一括払い)と「payment in installments」(分割払い)







