ノンフライヤーを買おうか迷っているとき、気になるのが電気代ですよね。消費電力が高そうな見た目から「使うたびに電気代がかかるのでは」と心配している方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、ノンフライヤーの電気代は1回の調理あたり約10円前後というデータがあります。毎日使っても月300〜450円程度に収まることがほとんどで、「思っていたより安かった」という声も多いようです。
この記事では、ノンフライヤーの消費電力と電気代の計算方法、ガスコンロや他の調理家電との比較、さらに電気代をさらに抑えるための節約術まで詳しく解説します。1回あたりのコストや月々の電気代が具体的にわかるので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
- ノンフライヤーの電気代は1回あたり約10円前後で、毎日使っても月300〜450円程度
- ガスコンロの揚げ物は油代を含めると1回100円以上かかるため、トータルコストではノンフライヤーが有利
- 電気代を抑えるには食材の詰め込みすぎを避け、まとめ調理を活用するのがコツ
- 家族の人数や用途に合わせた容量選びが、長期的な節電につながる
ノンフライヤーの電気代はどれくらい?消費電力と計算方法
- 庫内に熱風を循環させる仕組みのため消費電力は高いが、調理時間が短い分トータルの電力消費量は抑えられる
- 1回あたりの電気代は調理時間と消費電力によって変わり、15分調理で約10〜11円が目安
- 電子レンジやトースターより電力消費は大きいが、オーブンレンジと比べると予熱が短い分有利
- ガスコンロでの揚げ物は油代を含めると1回あたり100円以上になるため、ノンフライヤーのほうがトータルコストは低い
ノンフライヤーの仕組みと消費電力の特徴

ノンフライヤーは、庫内を200℃程度の熱風で高速に循環させることで食材の表面の水分を蒸発させる調理家電です。日本では2013年4月にフィリップスが「ノンフライヤー」の名称で販売を開始し、初年度は目標台数を4倍に引き上げるほどのヒット商品になったとのことです。海外では「Air Fryer(エアフライヤー)」と呼ばれることが多く、機能的には同じ家電を指しています。
消費電力は1000〜1500Wが主流で、熱風循環式は1300W程度、遠赤外線式は1500W程度が平均的との報告があります。小型モデルは約1000W、大容量・ハイパワー型は1400〜1500W程度になります。数値だけ見ると大きな電力消費に見えますが、ドライヤーを使い続けているのと変わらない電力消費量との指摘もあります。
重要なのは、消費電力が高くても調理時間が短いため、トータルの電気消費量は抑えられる点です。また、コンベクションオーブンと比べると予熱時間の違いも大きく、ノンフライヤーの予熱は1〜3分程度で済むのに対し、オーブンは5〜10分かかるとの報告があり、その分の電力消費も節約できます。
1回あたりの電気代と調理時間別コスト

ノンフライヤーの電気代は、次の計算式で求めることができます。
電気代(円)=消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×電気料金単価(円/kWh)
あるサイトの調査によると、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを使い、フィリップス1425Wモデルで計算した場合、10分の調理で約7.4円になるとのことです。調理時間別に見ると、5分で約3.7円、15分で約11.0円、30分で約22.1円という目安が示されています。
別の実測データでは、カラーラの1400Wモデルを21分間使用したところ0.25kWhを消費し、約9.6円だったとの報告があります(単価38.47円/kWhで計算)。また、1400W×15分×30円/kWhで計算した場合も約10.5円という計算になります。
月間の電気代は使用頻度によって変わります。あるサイトの試算では、毎日20分使用した場合は1日約14.7円となり、月約442円になるとのことです。また別の実測検証では、週3回・月12回程度の使用であれば月約120円程度に収まり、年間で約1,200円という計算になるとのことです。また、1日1回15分程度の利用であれば月約300円、1日2回使えば月約600円が目安との情報もあります。
マイベストの実測調査によると、唐揚げ1回あたりの電気代としてrecolte RAO-3が7.44円(1200W)、山善YAH-AC120が6.82円(1200W)、Comfee’ CAD-40PK00B1が6.2円(1400W)との報告があります。同調査では12円以下を「電気代があまりかからない」水準と定義しています。

電子レンジ・トースター・オーブンレンジとの電気代比較

ノンフライヤーを他の調理家電と比較すると、以下のような電気代の目安になります。
| 調理家電 | 1回あたりの電気代目安 | 調理時間目安 |
|---|---|---|
| ノンフライヤー | 8〜12円 | 15〜20分 |
| オーブンレンジ | 15〜20円 | 30分 |
| 電子レンジ(500W) | 約2.5円 | 5分 |
| トースター | 3〜6円 | 5〜10分 |
電子レンジやトースターは1回あたりの電気代が低く見えますが、揚げ物やグリル料理を同等のクオリティで仕上げることは難しいため、単純な比較はできません。ノンフライヤーはオーブンレンジより予熱が短く、同じメニューを作る場合にトータル電気代が安く済むケースが多いとされています。少量調理やお弁当用では「時短=節電」になりやすい点も特徴です。
トーストの電気代に限っていえば、COSORI 900Wモデルは5〜6分で約2.3〜2.8円、一般的なオーブントースター(1000〜1300W)は同じく5〜6分で約2.6〜3.2円とのデータがあります。COSORIのほうが約15〜20%安く、1日1回使用の場合は年間約250円の節約になるとのことです。
ガスコンロの揚げ物と油代を含めたトータルコスト比較

ノンフライヤーの電気代を考える上で、ガスコンロでの揚げ物と比較することが重要です。15分間の調理コストを比較すると、ガス調理はガス代約7.7円に油代100〜150円が加わり、合計約107.7円以上になります。一方、ノンフライヤーの電気代は約11.0円です。1回あたりのコスト差は約96円という計算になります。
月10回揚げ物をするなら、月間約1,000円近くの節約につながる計算です。年間で見ると、週3回使用の場合、ノンフライヤー約1,200円に対し、従来の油調理(ガス代+油代)は約1,500円以上になるとの報告があります。
従来の油を使った揚げ物調理の1回あたり実質コストは約12〜15円(ガス代+油代を含む)との報告もあります。また、廃油が出ないため処理の手間・廃棄コストもゼロになる点も見落とせないメリットです。
ノンフライヤーの電気代節約術と後悔しない選び方
- 食材の切り方や量の調整など、使い方の工夫だけで電気代を抑えられる
- 家族の人数に合った容量を選ぶことが長期的な節電効果につながる
- 電気代以外のメリット・デメリットを把握してから購入すると後悔が少ない
電気代をさらに節約するノンフライヤーの使い方のコツ

ノンフライヤーの電気代を抑えるには、いくつかの使い方のポイントを押さえておくことが効果的です。
食材の下処理で加熱時間を短縮する
食材を小さく切ることで加熱時間を短縮でき、消費電力を抑えられます。また、食材の大きさを揃えると均一に火が通り、無駄な加熱時間を減らせます。冷凍食材は解凍してから調理すると早く火が通るため、節電につながります。
バスケットへの詰め込みすぎを避ける
バスケット容量の60〜70%程度が最適との報告があります。詰め込みすぎると熱風が食材に均一に当たらず、加熱時間が長くなって電気代が増える原因になります。バスケットの7分目を目安にするとよいでしょう。
まとめ調理で予熱の回数を減らす
連続調理をする場合、2回目以降は庫内が温まっているため予熱を省略できるとの報告があります。複数の食材をまとめて調理することで、トータルの電力消費を抑えられます。なお、予熱は3分程度で十分との実測報告もあります。
こまめな手入れで熱効率を維持する
汚れが多いと加熱効率が落ちるため、こまめな手入れが節電にもつながります。バスケットは取り外して水洗いできる設計のモデルが多く、清潔に保ちやすいのも特徴です。
家族人数と用途に合わせたノンフライヤーの容量の選び方

ノンフライヤーを選ぶ際、容量は電気代と使い勝手の両方に影響する重要なポイントです。基本的な目安は「家族の人数×1L」とされています。
- 一人暮らし:1〜2Lが目安
- 2人暮らし:2〜3Lが目安
- 3人以上の家族:3L以上が目安
- 2〜3人家族:3.5L程度が最適との報告あり
- 4〜5人家族:4.5L程度が最適との報告あり
大きすぎる容量は電気代の無駄になる可能性があります。特に一人暮らしや少人数世帯が大容量モデルを購入すると、毎回の調理で庫内を温めるエネルギーが無駄になりやすいです。
一方、4人以上の家族では1回の調理では全員分を作れないケースもあるとのことです。大容量タイプで「まとめ調理」することで時短と節電を両立できますが、食材が重なると熱風が届かず生焼けになるリスクがあるため、容量に対して適切な量を調理することが大切です。
購入前に知りたいメリット・デメリットと後悔しない使い方

ノンフライヤーを購入する前に、電気代以外のメリットとデメリットも把握しておくと、購入後の後悔を防げます。
メリット
- ヘルシーな調理ができる:従来の揚げ物より油分を約80%カットできると考えられています。健康を気にする方にとって大きなメリットです。
- 油の後処理が不要:調理後はバスケットを洗うだけで片付けが完了します。廃油の処理が不要なため、後片付けの手間と廃棄コストを減らせます。
- 安全性が高い:火を使わないため油跳ねの心配がなく、火災リスクも低くなります。
デメリット
- 調理時間が長い:唐揚げを油で揚げる場合は2〜3分で仕上がりますが、ノンフライヤーでは12〜20分程度かかります。
- 一度に調理できる量が少ない:食材が重なると熱風が届かず生焼けになるため、1回に調理できる量に制限があります。4人以上の家族では複数回に分けることも考えられます。
- 本体が大きく置き場所が必要:設置スペースを確保する必要があります。
- 消費電力が大きい:他の高出力家電との同時使用でブレーカーが落ちることがあります。専用コンセントを使うことが理想的で、延長コードは避けたほうが安心です。
特に効果的な使い方
冷凍食品・惣菜の温め直しに特に効果的との報告があります。唐揚げ・ナゲット・フライドポテトなどを5〜10分温めるだけでサクサク食感になり、トースターや電子レンジより美味しく温め直せるとのことです。揚げ物の温め直しに使う頻度が高い家庭では、特に活用しやすい家電といえます。
ノンフライヤーの電気代と節約ポイントまとめ
この記事のまとめです。
- ノンフライヤーは庫内を200℃の熱風で循環させる仕組みで、消費電力は1000〜1500Wが主流
- 電気代の計算式は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」
- 15分調理の電気代は1425Wモデルで約11.0円(31円/kWh)、1400Wモデルで約10.5円(30円/kWh)が目安
- 毎日20分使用した場合は月約442円、週3回使用であれば月約120円程度に収まる
- ガスコンロでの揚げ物は油代を含めると1回約107円以上になり、ノンフライヤーとの差は1回あたり約96円
- 月10回揚げ物をする家庭なら、ノンフライヤーへの切り替えで月間約1,000円近くの節約につながる計算
- 電気代はオーブンレンジ(15〜20円)より低く、電子レンジ(2.5円)やトースター(3〜6円)より高い
- バスケット容量の60〜70%程度が最適な量で、詰め込みすぎると加熱時間が延びて電気代が増える
- 食材を小さく切り、大きさを揃えると均一に火が通り無駄な加熱時間を減らせる
- 冷凍食材は解凍してから調理すると早く火が通り節電につながる
- まとめ調理をすると連続調理時に2回目以降の予熱を省略できる
- 家族の人数の目安は「人数×1L」で、2〜3人家族なら3.5L、4〜5人家族なら4.5L程度が適切との報告がある
- 大きすぎる容量は電気代の無駄になる可能性があるため、用途に合った容量を選ぶことが重要
- 他の高出力家電との同時使用でブレーカーが落ちることがあるため、専用コンセントの使用が望ましい
- 冷凍食品や揚げ物の温め直しに特に効果的で、サクサク食感を維持できると複数のユーザーから報告されている
