寝室や廊下、子ども部屋などで、常夜灯をつけっぱなしにしていると「この明かりの電気代っていくらくらいなんだろう」「こまめに消した方が良いのかな」と気になる方は多いと思います。
実際には、常夜灯に使われる豆電球やナツメ球は消費電力がかなり小さく、電気代そのものは大きな金額ではありません。ただし、白熱電球のまま使い続けるか、LED常夜灯に替えるかで、年間の電気代や交換の手間にははっきりと差が出ます。
この記事では、日本の一般家庭向け電気料金を前提に、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す「新電力料金目安単価」1kWhあたり31円(税込)を用いて常夜灯の電気代を試算します。
実際の単価は地域や電力会社・料金プラン・使用量によって変わるため、「目安」として読み進めてください。
常夜灯の具体的な電気代の目安、白熱豆電球とLED常夜灯の比較、主照明やテレビを常夜灯代わりに使った場合との違い、そして無理なく電気代を抑える具体策まで、安心感とのバランスを意識しながら解説します。
- 白熱豆電球とLED常夜灯の電気代の差を、具体的な数字でイメージできる
- 常夜灯・主照明・テレビをつけっぱなしにしたときの電気代を比較できる
- 常夜灯の電気代を抑えるための現実的な節約策が分かる
- 子どもや高齢者がいる家庭でも、安心感と節約を両立する考え方が身につく
常夜灯の電気代はいくらかかる?
- 常夜灯と豆電球の基礎知識
- 白熱豆電球の電気代の目安
- LED常夜灯の電気代の目安
- 常夜灯と主照明・テレビの比較
- 常夜灯をつけっぱなしにする影響
常夜灯と豆電球の基礎知識

ここでいう「常夜灯」とは、寝室や廊下、玄関などをうっすら照らすために一晩中つけておく、小さな電球や照明のことを指します。一般的には「豆電球」「ナツメ球」と呼ばれる小型の電球や、LEDシーリングライトの常夜灯モードなどが該当します。販売各社や電力会社の解説でも、こうした小さな電球を常夜灯として想定して電気代の目安が紹介されています。
豆電球には大きく分けて次の2タイプがあります。
- 白熱電球タイプ(従来型)
- LEDタイプ(省エネ型)
白熱電球タイプの豆電球は、消費電力が5W・10W・20Wといった製品が多く、LEDタイプでは0.2W・0.5W・0.8W程度のごく小さな消費電力の製品が主流です。
電気代の計算式は、どの家電でも共通です。
- 電気代(円) = 消費電力(kW) × 使用時間(時間) × 電力料金単価(円/kWh)
例えば、消費電力10W(0.01kW)の豆電球を、電力量料金単価31円/kWhで1時間点灯させると、
- 0.01kW × 1時間 × 31円 ≒ 0.31円
となります。
常夜灯はワット数が小さいため、1時間あたりの電気代は数十銭とごく小さい金額です。しかし、一晩8時間、毎日365日点灯させると、年間では「数十円〜数百円」程度にはなります。ここからは、白熱豆電球とLED常夜灯の違いを数字で見ていきましょう。
白熱豆電球の電気代の目安

白熱電球タイプの豆電球は、昔からよく使われてきた一般的な常夜灯です。各社の解説や省エネコラムでは、5W前後を代表例として電気代が試算されています。
ここでは、代表的な5W・10Wの白熱豆電球について、1時間・一晩(8時間)・1か月・1年間の電気代を、目安単価31円/kWh・毎日8時間点灯という条件で計算します。
(計算条件)
消費電力:5W / 10W
使用時間:1日8時間
日数:1か月30日・1年365日
単価:31円/kWh
| 種類 | 消費電力 | 1時間あたり | 一晩8時間 | 1か月(8h×30日) | 1年間(8h×365日) |
|---|---|---|---|---|---|
| 白熱豆電球 5W | 5W | 約0.16円 | 約1.24円 | 約37円 | 約450円 |
| 白熱豆電球 10W | 10W | 約0.31円 | 約2.48円 | 約74円 | 約910円 |
(いずれも目安単価31円/kWhでの概算。小数点以下は四捨五入)
5Wでも年間およそ450円、10Wでは約900円強と、「常夜灯だけで家計が苦しくなる」レベルではありませんが、10Wや20Wクラスの豆電球を複数の部屋で使っていると、「数百円×部屋数=毎年数千円」という規模になっていきます。
さらに、白熱電球の寿命は一般的に約1,000〜2,000時間とされており、LED電球(定格寿命約40,000時間)に比べると、かなり短命です。常夜灯用途では毎晩長時間点灯するため、寿命の短さは交換の手間と電球代の負担につながります。
つまり、白熱豆電球は「今すぐ危険なほど高い電気代」ではないものの、複数箇所で長期間使い続けると、電気代と交換コストの両面でじわじわ効いてくる存在といえます。
LED常夜灯の電気代の目安

一方、LEDタイプの常夜灯・豆電球は、白熱電球に比べて消費電力が桁違いに小さくなります。ナツメ球形のLED電球では、0.2W・0.5W・0.8Wといった製品が一般的で、同じ明るさを白熱電球よりはるかに少ない電力でまかなえます。
ここでは代表的な0.2W・0.5Wを例に、同じ条件(1日8時間、単価31円/kWh)で電気代を計算します。
| 種類 | 消費電力 | 1時間あたり | 一晩8時間 | 1か月(8h×30日) | 1年間(8h×365日) |
|---|---|---|---|---|---|
| LED豆電球 0.2W | 0.2W | 約0.006円 | 約0.05円 | 約1.5円 | 約18円 |
| LED常夜灯 0.5W | 0.5W | 約0.016円 | 約0.12円 | 約3.7円 | 約45円 |
(目安単価31円/kWhでの概算)
LEDシーリングライトの常夜灯モードでも、常夜灯点灯時の消費電力が約0.5W、待機電力が約0.3Wという製品例があり、専用の常夜灯モードの電気代はごくわずかです。
LED電球は、白熱電球に比べて寿命も長く、4万時間程度が一般的な定格寿命とされています。1日10時間使用しても10年以上使える計算になり、「電球を買い替える頻度」が大幅に減る点も見逃せません。
こうして数字を並べてみると、LED常夜灯の電気代は白熱豆電球の約10分の1〜数分の1に抑えられます。電気代そのものが小さいとはいえ、「どうせつけっぱなしにするなら、電気代も交換の手間も少ないLED常夜灯にしておく」というのが合理的な選択です。
常夜灯と主照明・テレビの比較

常夜灯の電気代の「小ささ」を実感するには、主照明やテレビを常夜灯代わりに使った場合と比べてみるのが分かりやすいです。
例えば、6畳用のLEDペンダントライトには、全灯時32W・常夜灯点灯時約0.5Wという仕様の製品があります。
この照明を8時間つけっぱなしにした場合、単価31円/kWhで計算すると次のようになります。
- 全灯32W
- 1時間あたり:約0.99円
- 一晩8時間で:約7.9円
- 常夜灯モード0.5W
- 1時間あたり:約0.02円
- 一晩8時間で:約0.12円
同じ「8時間」でも、全灯と常夜灯モードでは一晩あたりで60倍以上の差が出ます。
さらに、32V型液晶テレビの平均的な消費電力は約65Wとされ、電力料金単価31円/kWhの場合、1時間あたりの電気代は約2.0円という試算が公表されています。
このテレビを常夜灯代わりに8時間つけっぱなしにすると、
- 32V型液晶テレビ65W:一晩あたり約16円
- LED常夜灯0.5W:一晩あたり約0.12円
となり、テレビを「なんとなくつけっぱなし」にするのは、照明用途として見ればかなり割高な使い方だと分かります。
ポイントは、
- 常夜灯そのものの電気代は小さい
- 代わりに主照明やテレビを長時間つけっぱなしにしていると、そちらの電気代が一気にふくらむ
ということです。夜間は主照明やテレビを早めに消し、必要なときだけ消費電力の小さい常夜灯に任せることで、全体の電気代を効率よく抑えられます。
常夜灯をつけっぱなしにする影響

常夜灯を一晩中つけっぱなしにすることには、電気代以外にもメリットと注意点があります。
まず大きなメリットは「安全性」と「安心感」です。廊下や階段、トイレまでの動線に常夜灯があると、夜中に起きたときでも足元が見えやすく、つまずきや転倒のリスクを減らせます。高齢者がいる家庭や、小さな子どもが暗闇を怖がる家庭では、うっすらとした明かりがあることで精神的な安心感も得られます。
一方で、睡眠の観点からは注意も必要です。寝室の照明が明るすぎると、眠気を促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりする可能性があると指摘されています。
常夜灯レベルの弱い光であれば、天井照明を全灯した場合などに比べて影響は小さいと考えられますが、光に敏感な人や子どもでは、少しの明るさでも気になることがあります。次のような工夫が有効です。
- 常夜灯は電球色で、できるだけ暗めのものを選ぶ
- 直接光源が目に入らない位置に設置する(足元側や廊下側など)
- タイマー機能や人感センサー付き照明で、必要な時間だけ点灯させる
電気代の面では、LED常夜灯なら年間数十円〜数十円台に収まるケースがほとんどです。
一方、家計全体の平均的な電気代は、世帯人数によっては月に1万円前後かかるという統計もあります。
この差を考えると、「常夜灯の電気代そのもの」を削るより、
- テレビやエアコン、主照明のつけっぱなし時間を減らす
- 白熱豆電球をLED常夜灯に交換する
といった対策のほうが、節約効果が大きく現実的です。そのうえで、安全や安心感が必要な場所には、無理に消さずに常夜灯を活用する、というバランスが取りやすくなります。
常夜灯 電気代を抑える具体策
- LED常夜灯への交換で節約
- 常夜灯を使う場所と時間を見直す
- 電気料金プランと単価の確認
- 子どもや高齢者がいる家庭の工夫
- 安心感と電気代のバランスの考え方
LED常夜灯への交換で節約

常夜灯の電気代を一番分かりやすく下げる方法は、白熱豆電球をLED常夜灯に交換することです。
多くの解説では、従来の豆電球の消費電力は5W前後、LED豆電球は0.2〜0.8W程度と紹介されており、同じ時間点灯した場合の電気代は約10分の1〜数分の1になると説明されています。
具体的に、白熱豆電球5WとLED豆電球0.2Wを比較してみましょう(1日8時間・365日・31円/kWh)。
- 白熱豆電球5W
- 1時間あたり:約0.16円
- 一晩8時間:約1.24円
- 1年間:約450円
- LED豆電球0.2W
- 1時間あたり:約0.006円
- 一晩8時間:約0.05円
- 1年間:約18円
年間では、約430円ほどの差になります。LED常夜灯を2か所・3か所と使えば、この差がそのまま2倍・3倍と積み上がっていきます。
さらに、白熱電球の寿命が約1,000〜2,000時間程度なのに対し、LED豆電球は定格寿命が約40,000時間と案内されている製品が多く、交換の回数と電球代も大きく変わります。
「安全のために常夜灯は消したくない」「暗いと子どもが不安になる」という場合でも、LED常夜灯に変えるだけで、生活スタイルをほとんど変えずに電気代を下げられるのがメリットです。
交換時には、次のポイントを必ず確認しましょう。
- 口金のサイズ(E12・E17など)が今の豆電球と合っているか
- 常夜灯として使うのに十分な明るさか
- 照明器具の説明書で、LED電球使用可となっているか
日本照明工業会のガイドラインでは、白熱電球の「○形」とLED電球のルーメン(lm)の対応表が示されており、「今と同じくらいの明るさ」を選びたい場合の目安になります。
明るさの目安を押さえつつ、白熱豆電球からLED常夜灯へ切り替えることが、常夜灯の電気代削減としては最初に取り組みやすい対策です。
常夜灯を使う場所と時間を見直す

常夜灯の節約というと「消すか・つけるか」の二択で考えがちですが、現実的には「どこに・どのくらいの時間つけるか」を見直すほうが取り組みやすく、安全面とのバランスも取りやすくなります。
例えば、次のような工夫が考えられます。
- 寝室は暗めのLED常夜灯を1つだけにして、主照明は就寝前に消す
- 廊下や階段は、フットライトや人感センサー付き照明にして、通ったときだけ点灯させる
- 玄関やトイレは、ドアの開閉や人の動きに反応してつくタイプの照明に切り替える
経済産業省 資源エネルギー庁の家庭向け省エネ情報では、電球形LEDランプ(7.5W)1灯の点灯時間を1日1時間短縮すると、年間約2.74kWh、金額にして約85円の節約になると紹介されています。
これは主照明の例ですが、「点灯時間を短くするほど電気代は下がる」という考え方は常夜灯でも同じです。
常夜灯についても、例えば次のような使い方が考えられます。
- 子どもが寝つくまでの2時間だけ常夜灯を点け、その後はタイマーで消灯する
- 夜中にトイレに起きる可能性が高い時間帯だけ、廊下の常夜灯を点けておく
- 玄関や階段は常夜灯をやめ、人感センサー付きのフットライトだけにする
LED常夜灯そのものの電気代は非常に小さいので、「とにかく全部消す」必要はありませんが、「本当に必要な場所・必要な時間だけ点ける」という意識を持つと、安心感を保ったまま無駄な電気を減らしやすくなります。
電気料金プランと単価の確認

常夜灯の電気代自体は小さいものの、「家全体の電気代」を考えるなら、電気料金プランや単価の確認は外せません。
前提として使っている1kWhあたり31円という単価は、公的機関などでも家電の電気代計算の目安として広く用いられている「新電力料金目安単価」です。
しかし、実際の電力量料金単価は、電力会社や料金プラン、使用量によって変わります。
例えば、東京電力エナジーパートナーのスタンダードS(従量電灯に相当)では、電力量料金が
- 最初の120kWhまで
- 120〜300kWh
- 300kWh超
という3段階に分かれ、それぞれ単価が異なります。
他の大手電力会社や新電力でも、似たような3段階料金を採用しているケースが一般的です。
また実際の請求額には、
- 基本料金(または最低料金)
- 電力量料金(使用量に応じて増える部分)
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
などが加減されるため、同じ使用量でも、契約する電力会社やプランによって電気料金は変わります。
常夜灯だけを見れば年に数十円〜数百円の違いでも、照明・テレビ・エアコン・冷蔵庫など家中の機器を合わせると、「電力量単価の違い」だけで年間数千円〜数万円の差になることもあります。
そのため、
- 検針票やマイページで、自宅の1kWhあたりの実際の単価を確認する
- 使用量が多い家庭は、単価が比較的安いプランや新電力も検討する
- 使用状況によっては、時間帯別料金プランを選ぶほうが得になる場合もある
といったステップを踏むと、常夜灯を含めた家全体の電気代を効率よく抑えやすくなります。
子どもや高齢者がいる家庭の工夫

小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、「電気代よりも安全・安心を優先したい」という場面も多いはずです。常夜灯は、使い方を工夫することで、安心感と省エネを両立しやすい設備です。
子ども部屋では、真っ暗だと不安で眠れない子も少なくありません。その場合は、電球色で明るさ控えめのLED常夜灯を選び、ベッドから直接光源が見えない位置に設置すると、まぶしさを抑えつつ安心感を確保できます。
高齢者のいる家庭では、夜間の転倒防止が特に重要です。次のような工夫が有効です。
- 廊下や階段にフットライトを設置し、足元だけをやさしく照らす
- トイレや洗面所までの動線に、人感センサー付きの小型照明を配置する
- コンセント式の常夜灯を、段差や曲がり角の近くに重点的に配置する
また、暗闇からいきなり強い光に切り替わると目が疲れやすくなるため、
- 寝室の常夜灯は極力暗めにする
- トイレや洗面所は少し明るめの照明を短時間だけ点ける
といった「明るさの使い分け」も、家族の目の負担を減らすのに役立ちます。
このように、
- 子ども部屋:不安を減らすための弱い常夜灯
- 廊下・階段:転倒防止のためのフットライトや人感センサー照明
- トイレ・洗面所:短時間だけ明るくする照明
と役割を分けて考えると、「必要なところにはしっかり常夜灯を使いつつ、無駄な点灯は減らす」というバランスをとりやすくなります。
安心感と電気代のバランスの考え方

最後に、常夜灯の電気代と「安心感」のバランスをどう考えるか、という視点です。
ここまでの試算から分かるように、LED常夜灯の電気代は、1か月あたり数円〜数十円、1年間でも数十円〜数十円台に収まることがほとんどです。
一方、主照明やテレビをつけっぱなしにした場合の電気代は、常夜灯とは桁が違います。特にテレビは、32V型液晶テレビでも1時間あたり約2円、視聴時間が長い家庭では月数百円〜千円以上になる試算もあります。
この差を踏まえると、節約の優先順位は次のように整理できます。
1. テレビ・エアコン・主照明など「消費電力の大きい機器」のつけっぱなし時間を減らす
2. 白熱豆電球からLED常夜灯へ交換する
3. 常夜灯の設置場所や点灯時間を見直す
常夜灯を完全にやめてしまうと、安全面や睡眠時の安心感が損なわれる場合があります。電気代だけを見て「とにかく消す」のではなく、「主照明やテレビはこまめに消し、そのうえで省エネ型の常夜灯に任せる」という使い方が、家計と安心感の両方を守りやすい現実的な選択です。
常夜灯は「電気代の無駄」ではなく、「使い方と種類をきちんと選べば、少ない電気で大きな安心を買える設備」と考えると、納得感を持って省エネに取り組めるようになります。
総括:常夜灯 電気代との上手な付き合い方
- 白熱豆電球5Wの常夜灯でも、電気代は年間およそ450円前後と「家計全体から見れば小さい」水準にとどまる
- LED常夜灯なら0.2〜0.5W程度が一般的で、年間の電気代は十数円〜数十円程度に抑えられる
- 白熱豆電球5WとLED0.2Wを比べると、年間で約430円の差が生まれ、複数箇所で使えば差はさらに大きくなる
- ナツメ球には5W・10W・20Wといった種類があり、ワット数が上がるほど電気代も比例して増える
- LEDナツメ球はごく小さな消費電力で同等の明るさを確保でき、白熱電球の約10分の1〜数分の1の電力で済む
- 主照明を一晩中つけるより、常夜灯モードやLED常夜灯を活用したほうが電気代は桁違いに安い
- テレビを常夜灯代わりにすると、LED常夜灯に比べて電気代が何十倍にもなるため、照明用途としては非効率
- 電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量単価(円/kWh)」の基本式で自分でも簡単に計算できる
- 1kWhあたり31円という目安単価は、公的な目安として広く使われているが、実際の単価は電力会社やプランで異なる
- 白熱豆電球からLED常夜灯への交換は、常夜灯の電気代削減と交換の手間削減を同時にかなえられる、もっとも取り組みやすい対策
- 常夜灯を使う場所や時間を見直せば、安心感を保ちつつ無駄な点灯だけを減らすことができる
- 子どもや高齢者がいる家庭では、安全性と安心感を優先しつつ、省エネタイプの常夜灯や人感センサー照明を組み合わせることが重要
- 家計全体の節約には、常夜灯だけでなく、テレビ・エアコン・主照明など消費電力が大きい機器の使い方と料金プランの見直しが効く
- 常夜灯を「全部やめる」よりも、「省エネ型に切り替えたうえで上手に使う」ほうが、安全面・心理面・家計のバランスが取りやすい
常夜灯の電気代を正しく理解し、「どこを節約し、どこに安心を残すか」の線引きを冷静に考えることで、安心と省エネを両立した暮らし方を選びやすくなります。
